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愛知教育大学の教員による講義

関心ワード
  • 生活科、
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  • 教育、
  • 授業

多彩な学力を育み、自立をうながす、すごい教科って?

教科書のない「生活科」

 平成4年から導入された、小学校1・2年生の「生活科」は、理科・社会の分野にこだわらず、子どもの興味や関心に合わせて、自主的に学び、体験させ、考える力を育むことが大切だとされています。ほかの教科のように教科書や、これを学ばなければならないという規則がなく、教員のアイデアと工夫が試される授業といえます。ですから、教員は子どもをしっかり見つめ、「子どもが今、何を考え、何に興味を持っているか」「今日の授業は次回にどうつながっていくのか」などを考えなければならないのです。

大根を育てて、パーティーや販売を体験

 子どもの関心に合わせることで、生活科の学びはどんどん発展していきます。例えば、ある学級で大根を育てたら、その大根を使って「おでんパーティー」を開くアイデアが生まれました。すると大根だけでは物足りないので、大根を売って具材を買おうという話になり、大根を売るためのチラシを自分たちでつくり、「私たちが、がんばって育てたんだ」と、自分自身の成長に気づくきっかけになったのです。それは自立への一歩です。
 さらに内容によっては、自分の思いを言葉にして発表したり、歌やダンスで表現したりすることもあるでしょう。生活科は、国語・算数・音楽・体育・図工・家庭科など、あらゆる教科と結びついているのです。

生活科の学びで、学力がアップする!

 いろいろな学力を必要とする生活科を学ぶことで、学力面での効果もあるのではないかと言われています。一時、日本では高校生の学力低下が心配されていましたが、最近の調査によるとV字回復を果たしています。調べてみると、学力がアップしたのは、小学生の時に生活科と総合的学習を学んだ生徒たちだったのです。
 子どもが自分のやりたいことを実現し、自分の良いところを発見する生活科は、教育の礎になる教科です。教員には、学びの主体者である子どもに寄りそって、子どもの目線で授業をつくり上げていくことが求められています。

この学問が向いているかも 生活科教育学、教育学


教育学部 生活科教育講座 准教授
加納 誠司 先生

メッセージ

 高校から大学にかけては、自分の枠を広げて、進路を選ぶ大事な時期です。そのために興味や関心を持ったことを学び、さまざまな経験を積むことが大切です。
 教員の魅力は、子どもの成長に関われることだと思います。子どもが主役の人生で、脇役になれる素晴らしい仕事です。教員になるには子どもが好きなことも大切な資質ですが、さらに専門的知識や実践力を身につけなければなりません。それらを学ぶことのできる最適な大学が愛知教育大学だと思います。ぜひ本学で学んで、素晴らしい先生になってください。

先生の学問へのきっかけ

 私は学校が大好きでした。高校時代は学園祭や体育祭を企画したり、部活動を自分たちで進めたりしていました。学校は何かを教えられる場所ではなく、自分がやりたいことを実現する場所だったのです。そんな大好きな学校にずっと居続けたいと考え、教員になる道を選びました。
 そして、高校を皮切りに小学校、中学校の教員を経て、現在は大学で、生活科や総合的学習に関する教育を研究しています。現在の研究分野である生活科の基本は、自分で考え、自分の力で生きていくということです。それは社会に出てからも、役に立つ力です。

先輩たちはどんな仕事に携わっているの?

小・中学校、幼稚園の教員/公務員/教育関係の企業/大学院進学

※夢ナビ講義はそれぞれの先生の見解にもとづく講義内容としてご理解ください。

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