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講義No.07851

携帯電話で戦争に? わたしたちと世界のつながりを考える

戦争って遠くで起きている無関係なこと?

 戦争と聞いても、どこか遠くの国で起きているもので、日本に暮らすわたしたちには関係ないように感じるかもしれません。でも本当にそうでしょうか?
 実は、わたしたちが日常的に利用しているスマホやパソコンを製造するために必要な鉱物資源をめぐって、アフリカ中央部・コンゴ民主共和国では史上最悪ともいわれる内戦が起きました。鉱物資源を売却した資金は、武器購入にあてられていました。遠いアフリカの国で起きている戦争と、わたしたちはスマホやパソコンを通じてつながっていたのです。

身の回りのモノに目を向けてみよう

 グローバル化がますます進む現在、わたしたちの回りにはさまざまな国や地域で生産されたり、製造されたりした商品があふれかえっています。このような商品を使っているわたしたちは、自覚していなくても、すでに世界と切り離せない存在です。
 安いアパレル、安い外食は、学生の大きな味方です。でも、これらの商品はどのような環境でつくられたのでしょうか。わたしたちが身につけている衣類は、途上国の長時間・低賃金労働によって支えられているかもしれません。わたしたちが食べているチョコレートには、児童労働によって栽培されたカカオが使われているかもしれません。わたしたちが使っているコピー用紙は、森林を破壊しているかもしれません。

世界を知ることが平和への第一歩

 わたしたちは、誰もが「平和で幸せな人生を送りたい」と願っています。平和というのは、ただ戦争がないことを意味するのではなく、貧困や飢え、差別、抑圧などの問題も克服した状態です。
 もし、わたしたちの消費が、どこかの国や地域の人びとが平和で幸せな人生を送れるかどうかに関係していたら? 世界で何が起きているのか、わたしたちが世界とどのようにつながっているのかを知ることこそが、平和に向けた国際協力の第一歩なのです。

携帯電話で戦争に 世界とのつながりを考える

夢ナビライブ2016 名古屋会場

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鉱物資源採掘の現状

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携帯電話の利用がコンゴ戦争を招く?

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この学問が向いているかも 平和学

名古屋学院大学
国際文化学部 国際協力学科 講師
佐伯 奈津子 先生

先生の著書
メッセージ

 「おもしろい!」「印象に残った」といった体験から関心をもつことが、学びの意欲や進みたい道へとつながるものです。日本で唯一の本学の国際協力学科では、1年次から実際に東南アジアで現地調査を行う「スタディツアー」という体験型の学びを展開しています。早い時期から体験的に学び、自分の興味や方向性をキャッチすることができます。高校・大学時代は自由な発想で行動できる貴重な時間です。ぜひ、失敗を恐れず、一歩踏み出して行動してみてください。さまざまな体験から、多くの仲間ができますし、大きく成長できるはずです。

先生の学問へのきっかけ

 ジャーナリストに憧れて「新聞学科」に進学しました。そこでインドネシア人の友だちができた影響もあってインドネシアに興味をもち、卒論のために調査していたら、話を聞いたインドネシア人記者が逮捕されたのです。当時はスハルト大統領の圧政により、インドネシアに言論の自由はなかったのです。ショックを受けつつ調べるうちに、インドネシアの政治や経済の動向は、開発援助をしてきた日本にも責任があるのではと考えるようになり、本格的にインドネシアの研究をし始めました。

先輩たちはどんな仕事に携わっているの?

観光・旅行/貿易/流通/公務員(地域・外国人支援行政)/NGO・NPO

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佐伯 奈津子 先生がいらっしゃる
名古屋学院大学に関心を持ったら

 名古屋学院大学は、キリスト教の宣教師により創立された名古屋英和学校を起源とし、約120年の歴史と伝統のある大学です。経済・現代社会・商・法・外国語・国際文化・スポーツ健康・リハビリテーションの8学部を有する総合大学です。2018年9月には、名古屋キャンパスにGLOBAL LINKS(たいほう)を開設。グローバル人材育成と地域連携教育をさらに推進します。また、2019年4月にはリハビリテーション学部が名古屋キャンパスに移転。交通至便な名古屋キャンパスで国家試験合格をめざします。

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