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講義No.07758

国境を越えるネットショッピングの実態とは~最新の調査から~

「越境EC」って何?

 海外サイトを利用したネットショッピングは、「越境EC(eコマース:電子商取引)」と呼ばれています。ネットショッピングというと、日本では楽天やアマゾンなどのサイトがありますが、海外のネットショッピングサイトに直接アクセスする越境ECの実態については公的機関などで捕捉することができず、謎のベールに包まれていました。そこで2010年以降、経済産業省が本格的な調査を行ったところ、越境ECは言語や通貨、法律の違いといった障壁があるにもかかわらず、その市場規模は拡大していることがわかったのです。

越境ECの実態

 調査によると、例えばアメリカからの越境購入では、日本のアニメの玩具・フィギュア類がよく売れていました。自国では手に入らない珍しい品物を好む消費者のニーズに越境ECが応えているのです。中国人には、日本製の粉ミルク・紙オムツなど、高価格でも安心・安全で高品質な商品が人気でした。また、海外の業者と直接取引する越境ECは、中間マージンがかからず、税金や送料が不要なケースも多いため、中国製の激安衣料品の売れ行きが伸びています。世界の消費者が「レアなもの」「高品質」「圧倒的な安さ」などの魅力にひかれ、積極的に越境ECを利用しているという実態が浮き彫りになりました。

海外取引の概念が変わる!

 国内では人気が低迷している日本酒ですが、近年、世界では日本食ブームにともなって日本酒の良さが見直され、その需要が大きく伸びています。蔵元や酒造会社にとっては願ってもないチャンスですが、新たに海外出店するには、人材やノウハウ、資金など重い負担がかかります。そこで注目されているのが越境ECです。簡単に海外取引ができる有力なツールとして期待され、実際に海外向けサイトの運営も始まっています。従来の貿易ビジネスの概念を大きく変えつつある越境ECは、その実態や今後の動向についてはまだわからないことも多く、研究課題として取り組みがいのある分野です。


国境を越えるネットショッピングの実態とは

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この学問が向いているかも 経営情報学、経営学、経済学

阪南大学
経営情報学部 経営情報学科 教授
伊田 昌弘 先生

先生の著書
メッセージ

 自分が興味を持ったテーマについて、徹底的に追究してください。どんなことでも構いません。何かを一生懸命に突き詰めると、常識では考えられなかった新しい世界が見えてきます。「誰も見ていないもの」や「あなただけの感じ方」を大切にして、学問の世界に飛び込んできてほしいと思います。

先生の学問へのきっかけ

 私が高校生の頃は高度経済成長期で、物質的な豊かさにあふれる一方、公害や過疎・過密などさまざまな社会の問題が浮き彫りになりました。
 人間が「健康で幸せ」に暮らすためには「社会のお医者さん」が必要だと考え、大学で経済学を学ぶことにしました。そしてイギリス留学時に「インターネット」に出会い、情報の国際化に直面したのです。
 さらに世界初の電子マネーの実験に強い衝撃を受け、その後ネットによる海外取引がどのように我々を豊かにし、幸せにしてくれるか、という物質的・精神的な問題について専門に研究しています。

先輩たちはどんな仕事に携わっているの?

証券会社研究員/大学院進学/企業の営業・企画など

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伊田 昌弘 先生がいらっしゃる
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 阪南大学の特徴。それは、ビジネス、観光、国際交流、ファッション、スポーツetc・・・。あらゆる分野において、現場で学ぶ機会が多いことです。大学の外に出て、ココロとカラダを動かしながら学ぶ。業界で活躍するプロを講師として大学に迎え、刺激を受けながら学ぶ。社会に出て、社会と関わりながら、さまざまなチャレンジを繰り返すから、社会に出ることが楽しみになってくる。「就職に強いキャリア教育を実践する大学」です。

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