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講義No.07732

飛躍的な経済成長を遂げるアジア諸国の現在と未来

目を見張る経済成長のスピード

 近年、中国、タイ、ミャンマーなどのアジア諸国は、飛躍的な経済成長を遂げました。こうした急成長ぶりは、世界に類を見ない状況です。例えば、タイでは所得が過去15年間で3倍、中国では8倍にまで伸びたと言われています。日本の経済も、これらの国々との密接な関わりの中で推移しています。では、こうしたアジア経済の急成長は、どのような経緯を経て生まれたのでしょうか?

アジアの経済成長の発火点は

 アジア諸国の経済成長を語る上で大きな節目の一つとなったのが、2001年の中国のWTO(世界貿易機関)への加盟です。この加盟をきっかけに、世界中の投資家が「これから中国で貿易の自由化が促進され、経済は確実に成長する」と判断し、事実、中国はその通りの急成長を遂げたのです。
 中国経済の好調な推移は、ほかのアジア諸国の経済にも好影響を与えました。日本など外資系の企業がアジア諸国に続々と進出して自社の工場を建設するなどしたことも、経済の好況を大きく後押ししました。しかし、こうしたアジア経済の急成長には、不安要素がまったくないとは言い切れません。ある日、突然バブルが弾けるように、経済危機が訪れる可能性があるかもしれないのです。

経済危機を避けるための仕組みの必要性

 経済危機が起こるのを避けるには、経済成長をあきらめてしまうのがある意味一番確実な方法ですが、さすがにそういうわけにはいきません。しかし、国際的な経済システムの安定化を図ろうとする際、どの国にも適用できるようなまったく同じ規制を実施するのは難しいですし、そうした基準自体を決めることも困難です。現実には、各国が独自の経済政策を実施できるような余地をある程度持たせるようにした方がうまくいくと考えられています。その上で、どこかの国の経済に何らかの問題が生じた時に、地域全体で協力し合って危機に対処できるような国際的な仕組みの整備が、今後さらに必要となってくるでしょう。


この学問が向いているかも 経済学

亜細亜大学
経済学部 経済学科 講師
布田 功治 先生

メッセージ

 近年のアジア諸国の経済成長には、目覚ましいものがあります。あなたも社会に出たら、そうした国々と何らかの関わりのある仕事に携わる可能性はかなり高いでしょう。アジアの経済について学ぶと、各国の経済的な連携を論理的にとらえられるようになるだけでなく、将来の自分の仕事の可能性も広がってきます。
 そのためにはいまのうちから、英語、国語、社会、数学などの科目をしっかり勉強しておいてください。それが経済学を学ぶのに必要な論理的な思考を養うことにつながります。

先生の学問へのきっかけ

 大学時代は体育会系の合気道部の主将を務めていて、朝から晩まで合気道の練習に明け暮れていました。しかし、勉強はあまりしていなかったので成績が悪くなってしまったのです。そこで「合気道の練習と同じくらいの情熱を持って、経済学を勉強しよう」と決意して、真剣に勉強に取り組みました。当初はわからなくて苦労したことも多かったのですが、大学と大学院で素晴らしい経済学の恩師に恵まれて、研究だけでなく人生において大切なことも学べました。そうした経験が、自分自身も大学教員になるという選択肢につながったのだと思います。

先輩たちはどんな仕事に携わっているの?

銀行総合職/証券会社総合職/リース会社総合職/教育塾講師/卸売小売業営業/ ICTエンジニア/公務員警察消防

大学アイコン
布田 功治 先生がいらっしゃる
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 本学は未来に直結するグローバル人材育成をめざし、4学部(経営・経済・法・国際関係)の学部教育、国際教育、キャリアサポートの3本柱を軸とした教育体制を整えています。特に国際教育には力を注いでおり、目的に応じて選べる4つの留学プログラムを用意。また留学先も全19カ国・地域から選ぶことができます。
 また2016年4月には、「都市創造学部」が開設。人々と企業・行政・地域を結び、より豊かな都市を創造していくための力を身につける。また、約半年の海外留学を必修としており、グローバル人材の素養も身につけます。

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