犯罪社会学
文学部 社会学科 教授
小宮 信夫 先生
先生の著書

私は「犯罪社会学」を研究しています。私たちはどうすれば犯罪に巻き込まれずに生活できるのでしょうか。「不審者に気をつけろ」と言われますが、すぐに怪しまれるようなマスクやサングラスをしている犯罪者はほとんどいません。
重要なのは、「人」ではなく「景色」です。犯罪者は景色を見て、犯罪をするか、しないかを決めています。「どんな場所なら犯罪をしたくなるのか」、立正大学ではそうした研究をしています。日本各地や海外で、現場を歩いて、実際に景色を見て、考えていきます。ぜひ一緒に勉強しましょう。

専門は犯罪学です。犯罪学に興味をもったのは、大学を卒業して、公務員試験に合格し、法務省に入省してからでした。法務省は皆さんもご存じの通り、法律の維持整備など法務に関わることを担当する省庁です。犯罪関係の担当になり、仕事をしているうちにイギリスで学位を取りたいと思うようになり、仕事を辞めて留学しました。その時の担当教授が、日本ではまだ知られていなかった「犯罪機会論」の権威だったのです。1年で学位を取れなかったら退学という厳しい環境の中、必死に研究し、無事に卒業。日本に戻り、大学の教員になりました。

警察官/教員/官公庁福祉/銀行サービス/保険営業/警備会社営業/舞台俳優/広告会社営業
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