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講義No.07578

グローバルに拡大する、日本アニメの可能性

日本アニメの歴史は『鉄腕アトム』から

 アニメーションは、映画が発達する過程で生まれたものです。日本には、1930年代から海外のアニメが輸入され、その影響を受けたマンガ家の手塚治虫(てづかおさむ)が1963年に日本で初めてのテレビアニメ『鉄腕アトム』を制作しました。手塚は、アメリカのディズニーアニメ映画が大好きで、作品のひとつ『バンビ』を80回以上も観たというエピソードもあります。その後も、すぐれたアニメクリエーターが現れ、日本のアニメは進化していきました。日本のアニメは産業として成長し、広がりを見せています。アニメの原作にはマンガ、ライトノベルが使われることが多く、音楽、ゲームの制作、関連商品の発売、最近ではまちおこしにまで関わっています。

海外で人気の日本アニメ

 日本のアニメは、「クールジャパン」の代表的なコンテンツです。魅力的なキャラクターとストーリー、美しい映像、独特の世界観などが、海外の人々に絶賛されています。前述の『鉄腕アトム』は『アストロボーイ』として1964年に全米で公開され、アメリカの50歳以上の人たちの記憶に残っています。また、『キャプテン翼』はヨーロッパでも放映され、プロサッカー選手のジダンなど、この番組を見てサッカー選手を志した人もいるほどです。また、名作として知られる『フランダースの犬』の原作は、舞台となったベルギーではあまり知られていなかった小説でした。日本でアニメ化され、舞台になった現地の教会を訪れる人が増えたことで、ベルギーの人々に認知されました。このように海外にもさまざまな影響を与えているのです。

広がる海外マーケット、そして将来性

 今後、アニメはインドやアフリカ、南米など、さらに広い地域で人気が高まっていくことが予想されます。また、国内でもさらにいろいろな産業と、さまざまな形でコラボレーションが進むでしょう。アニメをとりまく状況を正しく分析し、産業としてそのマーケットや将来性を考えることが大切になっています。


この学問が向いているかも アニメーション学

吉備国際大学
アニメーション文化学部 アニメーション文化学科 教授
井上 博明 先生

メッセージ

 私はアニメのプロデューサーとして活動を続けてきました。今でもアニメ制作をしています。大学では、アニメの制作についてはもちろん、歴史、社会的な立ち位置など、「アニメーションのすべて」について教えています。
 今、日本のアニメは世界中から注目を浴びています。日本政府も「クールジャパン」として、アニメをPRしています。アニメは、キャラクター、マンガ、ゲーム、小説といった多くの産業と関わっています。私の授業では、それらのことを学びます。ぜひ、一緒にアニメのことを勉強してみませんか。

先生の学問へのきっかけ

 アニメ雑誌の編集部でアルバイトをしていた時に、近くにあった手塚治虫さんのプロダクションに誘われました。手塚プロでは、ちょうど『火の鳥2772』というアニメ映画の制作中だったのでスタッフが必要だったのです。SFファンでしたが、アニメにはそれほど熱中しているという感じではなかったので、縁とは不思議なものです。手塚プロで制作に携わるうちに次第にアニメーションに魅力を感じ、多くの作品に関わるようになりました。アニメプロデューサーとしての経験を学生の皆さんに伝え、次世代のクリエーターを育てていきたいです。

大学アイコン
井上 博明 先生がいらっしゃる
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 吉備国際大学は、「学生一人ひとりの持つ能力を最大限に引き出し引き伸ばし、社会に有為な人材を育成する」という建学の理念の達成に向け、高梁、南あわじ志知および岡山の3つのキャンパスに6学部11学科を擁する総合大学です。本学は、人の心身の営みに関わる基本的な学問分野に重点を置き、学部学科それぞれが他大学にはない特色ある教育プログラムを実施し、豊かな人間性と実践的な知識と技術を備えグローバルに活躍できるスペシャリストの養成を目的としています。

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