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講義No.07577

豊かな表現力と合理性・論理性に富む「ドイツ語」の魅力とは

ことばに心をのせる、日本語とドイツ語の共通点

 あなたが友だちと会話をする時、「雨が降っているね」や「雨が降っているよ」というふうに、語尾に「ね」や「よ」などを付けると思います。「ね」なら同意や確認を求めたい、「よ」なら事実を強調したいという思いが込められています。これらの終助詞を使い分けることで、あなたは相手への気持ちを表しているのです。
 このような表現は、実はドイツ語でも多用され、日本語の終助詞と同じような働きをする語として、ドイツ語には「心態詞(しんたいし)」と呼ばれるものがあります。話し手の「心」や「態度」を表す手段で、多彩な表現を可能にしています。「ことばに心をのせる」という視点で見ると、日本語とドイツ語は似通ったことばの用い方をしていると言えるかもしれません。

ドイツ語は合理的で論理的かつ自由!

 ドイツやドイツ人には合理的で論理的な印象がありますが、それは言語にも表れています。例えば、英語は主語や目的語を語順によって示しますが、ドイツ語は単語の形を変化させることで、主語や目的語を明確にします。そのため、比較的文章が読解しやすく、たとえ語順が入れ替わったとしても意味が通じやすい言語と言えます。こういった変化の種類がドイツ語には多く、それらを理解すれば、ことばの意図をより的確に理解し、伝えることができるようになるでしょう。同時に、語順などの自由度が高いことで、より多彩な表現も可能になるのです。

言語は、新たな自分を発見するツールだ

 例えば歌劇にも見られるような、ドイツ語の豊かな表現力を生み出す土壌には、言語自体の持つ力も関わっていると考えられます。あなた自身も、ドイツ語への理解を深めていく過程で、ドイツ語の特性の一つである合理性や論理性を学び、国際社会を生き抜く思考力を養っていくことができるでしょう。言語は国民性や文化だけでなく、自分自身を見い出し、育んでいく力を持ったツールであり、新しい言語との出会いは新たな自分の発見にもつながるのです。

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この学問が向いているかも ドイツ語学

京都外国語大学
外国語学部 ドイツ語学科 / 京都外国語短期大学 キャリア英語科 兼務 准教授
筒井 友弥 先生

メッセージ

 外国語を使って何かやりたい人も、外国語に苦手意識を持っている人も、いったん頭を真っ白にして、「ドイツ語」という新たな挑戦に臨んでほしいと思っています。
 ドイツ語という言語には、基礎の先に豊かで奥深い世界が広がっています。ドイツ語を学ぶ過程で、自分と向き合いながら、自らの長所や得意分野を見つけ伸ばしていきましょう。ことばは、ときに「人生のハードルを越えていく力」を養ったり、「人を幸せにしたりする力」を持ったツールです。そんな「魔法のアイテム」を、学びを通してぜひゲットしてください。

先生の学問へのきっかけ

 「あまのじゃく」、私はずっとそう言われ、人の言うことの逆ばかり言ったり、場の意見をあえてくつがえして議論を巻き起こすことに意義を見い出すようなひねくれ者でした。人と話していても、常に相手のあげ足を取ろうとする嫌な奴です。でも大学生活を通して、そんな自分の性格も、視点を変えれば一つの「能力」だと思えるようになりました。ことばは、発想の転換とその使い方次第で、自らの未来を切り開くツールだと知りました。ことばを学び、追究するという世界は、私に研究者としての道を開き、自身を肯定する原動力となっています。

先輩たちはどんな仕事に携わっているの?

製造業/運輸・通信業/卸売・小売業/サービス業/金融・保険業/公務員/教員・図書館司書

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筒井 友弥 先生がいらっしゃる
京都外国語大学に関心を持ったら

 京都外国語大学は2018年4月に「国際貢献学部」を開設。専攻語を徹底的に学ぶ「外国語学部」とともに、学部・学科の枠を越えた学びで、確かな語学力と豊かな教養を身に付ける、本物の学びを提供します。国際貢献学部では、国内外のコミュニティ(地域社会)に出向き、問題解決に取り組む「コミュニティエンゲージメント」を実施。外国語学部では、複数の言語に対する理解を深めるマルチリンガル教育、ネイティブ教員による少人数制の授業を実施。異文化理解力を養い、世界の諸問題を解決に導くチェンジメーカーを養成します。

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