介護福祉学
社会福祉学部 社会福祉学科 准教授
三好 弥生 先生

介護の役割である「生活の支援」は一見、誰にでもできそうですが、対象者一人ひとりの生活歴・生活スタイル・価値観などを理解し、尊重する支援は、簡単ではありません。中には、認知症など、言葉でのやり取りが難しく、こちらが思いを汲み取って対応する場面もあります。しかし、思いが伝わると、介護する側・される側双方が「とても嬉しい」気持ちになります。
介護は、自分が必要とされていることを直(じか)に実感できる魅力的な仕事です。将来は教育職や専門職をめざすことも可能です。一緒に学んでみませんか。

看護師になったのは自立し、やりがいをもって働き続けることができると考えたからです。私のキャリアは、急性期病棟での看護師からスタートしました。やがて、医療的にはそれ以上良くならない状態でも家族の負担増などで家に帰れない高齢者の「社会的入院」が増加してきました。「介護」という言葉が出てきて、短期間に広まっていった過渡期でもあったのです。2000年に介護保険制度が始まる前年、デイサービスセンターでの仕事をきっかけに、介護支援専門員として入職しました。その後、ご縁があり介護福祉士の教育に携わっています。

高齢者福祉施設介護職員・生活相談員/社会福祉協議会主事/大学教員/障がい者福祉施設介護職員・生活相談員/病院ソーシャルワーカー/公務員ケースワーカー