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北海道医療大学の教員による講義

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社会的弱者を救う「ソーシャルワーカー」

多様化する現代の「貧困」

 最近、高齢者や若者の貧困、ワーキングプアなど、ライフステージのさまざまな場面で社会福祉が必要とされるケースが増えており、複雑化しています。学校を卒業しても正規雇用されない、離婚などで生活が苦しくなる、高齢の親と同居で生計が立たないなど、人生の中で貧困を抜け出すきっかけを掴めない人が、社会的弱者になりやすい時代だと言えるでしょう。

幅広い場で活躍する「ソーシャルワーカー」

 貧困だけでなく体が不自由だったりDVなどで苦しんでいたりと社会の中でサポートを必要としている人たちに関わり、福祉の手を差し伸べるのが「ソーシャルワーカー」です。ソーシャルワーカーというと介護のイメージが強いかもしれませんが、その活躍の場は幅広く、不登校や育児放棄など学校と家庭に介入するスクールソーシャルワーカーや、受刑者の健康面の不安や出所後の生活、再犯抑制などをみる刑務所でのソーシャルワーカーなど多岐にわたります。ソーシャルワーカーとして働くには、社会福祉士という国家資格が必要です。そのためには社会福祉学をはじめとする福祉に関する知識はもちろんのこと、社会学、心理学、法学、政治や経済についてなど、幅広い分野を学ぶ必要があります。

人に寄り添い社会を支える

 福祉は「その人がどうしたいか?」に寄り添うことです。その人がどんな生活をしたいのか、何を大切に生きているのかを見極める必要があります。一人ひとりが主役であり、どう暮らしていきたいのかをサポートし、時には制度を利用して困窮した状況を改善するのです。昔よりも目に見える貧困は少なくなりましたが、見えないところに潜む貧困こそ、現代社会の問題です。
 社会福祉学とは、子どもから高齢者まで、介護が必要な人、貧困で困っている人、いじめや家庭内の問題に悩む人など、あらゆるステージで福祉を必要とする社会的弱者に寄り添い、自立への手助けをすることを学ぶ学問なのです。

この学問が向いているかも 社会福祉学、福祉学、社会学


看護福祉学部 臨床福祉学科 教授
大友 芳恵 先生

先生の著書
先生がめざすSDGs
メッセージ

 「ソーシャルワーカー」「社会福祉士」と言うと、介護の仕事だと思う人が多いでしょう。しかし、社会福祉とは体が不自由な人だけのものではなく、貧困や家庭内の問題に苦しむ人など、幅広い分野で福祉を必要とする人たちへ手を差し伸べる仕事です。病院や学校、行政機関や民間企業まで、さまざまな分野で必要とされています。当大学は医療系ということもあり、より実践的な環境で社会福祉学を学べるのが特長です。介護だけではない社会福祉の現場を肌で感じながら社会福祉士をめざしてみませんか?

先生の学問へのきっかけ

 正義感が強く、相手が大人だろうが男子だろうが正しいことは正しいと言ってしまう子どもでした。大学では生活保護のゼミに所属し行政のケースワーカーをめざしていましたが、公務員試験に落ち、高齢者施設の生活指導員として働くことになったのが、ソーシャルワーカーになるきっかけです。その中で認知症の高齢者やその家族、行政との調整の難しさなど、さまざまな暮らしぶりを目の当たりにし、社会の縮図を見ました。高齢者の皆さんに多くのことを学び、その恩を研究を通して返したいと思い大学院に入り直し研究の道を進んだのです。

先輩たちはどんな仕事に携わっているの?

医療機関(医療ソーシャルワーカー)/児童相談所・福祉事務所(生活保護ケースワーカー)/学校(スクールソーシャルワーカー)/地域包括支援センター(社会福祉士)/社会福祉施設(相談員)

※夢ナビ講義はそれぞれの先生の見解にもとづく講義内容としてご理解ください。

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