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講義No.07099

ダイナミックに新しい文化を生み出すラテンアメリカ

「ラテンアメリカ」について知っていますか?

 ラテンアメリカは日本から見て地球の裏側にある、最も遠いエリアです。サッカーが強く、音楽・ダンスが盛んで、陽気で明るい情熱的な民族性を持つ国々、と漠然としたイメージでとらえている人も多いことでしょう。確かに、ラテンアメリカの文化、とりわけ音楽とダンスは、20世紀に世界中で受け入れられ、多くの人々を魅了しました。音楽とダンスが、このエリアの存在を世界に知らしめたと言っても過言ではありません。

複雑で多面的なラテンアメリカの歴史

 ラテンアメリカの歴史は、アフリカ大陸で誕生した人類(ホモ・サピエンス)が、シベリアとアラスカの間にあるベーリング海峡を渡ってアメリカ大陸に到達した約1万3000年前にさかのぼります。人類にとって冒険の最前線であるアメリカ大陸にこのとき移住してきた人々が先住民となりました。その後、15世紀末からスペインやポルトガルによる植民地支配が始まり、19世紀になって独立国家が次々に誕生し、今日に至ります。
 したがって、ラテンアメリカ地域の成立には、こうした複雑で多面的な歴史が関わっています。ラテンアメリカ文化の源流には、先住民、ヨーロッパ世界、植民地時代に連れてこられた黒人それぞれの文化があり、これらが混じり合っていると言えます。しかし、三者は均一に混じり合っているわけではなく、時代・地域・階層によって、さまざまな展開を見せているのがラテンアメリカの文化の特徴でもあります。

ラテンアメリカの文化から学べること

 もう1つ、ラテンアメリカ文化の特徴を挙げると、例えば日本では「伝統的な要素をいかに守るか」という視点が重要視されますが、ラテンアメリカでは、さまざまな要素を合体させて、まったく新しいものをダイナミックに生み出す創造性も伝統の一部です。例えば、ラテンアメリカの音楽・ダンスなどを通して民族性や文化の違いを深く知り、それによって、多様な価値観を受け入れ、幅広い視野を養うことだってできるのです。

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この学問が向いているかも ポピュラー文化学

清泉女子大学
文学部 スペイン語スペイン文学科 教授
長野 太郎 先生

メッセージ

 ラテンアメリカは日本から遠く、人々の気質も日本人とはかなり違っています。しかし、歴史も文化も人々も、知れば知るほど興味深い地域です。実は私は、高校生の頃は文化人類学を学びたいと思っていました。現在のラテンアメリカ研究にたどり着くまでには、それなりに紆余曲折があったのです。
 高校生のときは「学びたいことがわからない」と思っていても、真剣に探していけば、いつか必ず出会うことができます。好きなことを学ぶのは楽しいものです。ぜひあなたも、大学では自分の好きなこと、学びたいことを見つけてほしいと思います。

先生の学問へのきっかけ

 子どもの頃から、異文化や旅への憧れがありました。ラテンアメリカに関心を持ったのは音楽がきっかけで、高校1年生の時です。スペイン語は最初のうち独学でした。大学入学後はいろいろなことが面白すぎて、勉強がおろそかになりましたが、大学3年を終えた後、一年間休学してラテンアメリカに旅立ちました。その旅で得た経験をうまく説明してくれる書物や先生と出会えなかったことが、自ら研究を志した理由だったようです。その後、迷いながら歩んできましたが、新しい自分と出会う期待が前進を続ける原動力です。

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長野 太郎 先生がいらっしゃる
清泉女子大学に関心を持ったら

 6月8日(土)に東京ビッグサイトで開催される大学研究&学問発見のための国公私立大 合同進学ガイダンス「夢ナビライブ2019東京会場」で、長野太郎先生が【なぜラテンアメリカ音楽は世界で流行る?】というタイトルの講義ライブを11:50から実施! 全部で318名の大学教授が講義ライブを実施するほか、本学を含む204大学が個別ガイダンスを実施します。詳しくは
 https://yumenavi.tokyo(パソコン、スマホ、ケータイ共通)をご覧ください。

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