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講義No.06952

ニッポンの魅力は無限大! 観光立国は日本が「生きる道」

国内旅行客が主流だった日本の観光業

 ディズニーリゾートや沖縄の海に行くように、観光は「楽しみ」を目的とした移動です。昔から日本各地に多くの観光地がありましたが、ほとんどが国内旅行客相手のサービス業であり、政府も産業としての観光業育成にはあまり力を入れてきませんでした。高度成長期以降、長らく工業製品による貿易黒字が日本経済を支えてきたため、国全体としての観光力をアップして海外にアピールすることには目が向けられなかったのです。

貿易大国から観光大国へ羽ばたくのは今!

 しかし1990年代から近隣アジア諸国の製造業が急激な成長をとげ、日本経済は製造輸出だけにはもう頼れなくなりました。何かほかの道はないか、と考えた小泉内閣は観光分野に着目し、2003年に観光立国宣言をしました。国内・海外共に「人」を行き来させる「交流人口」により大きな消費を生み、経済を活性化しようというのです。「本当に外国から日本に大勢来てくれるのか?」と半信半疑ながらも地方自治体は外国人観光客誘致に取り組み始めました。どこもノウハウが不足する中、観光を学問として研究する必要も出てきたために、各地の大学に観光学部が設置され始めました。

日本人が思う以上に日本の観光資源は魅力的

 それらの努力が功を奏して、日本の名所旧跡や食、アニメなどの文化に対する外国人の関心が高まり、2009年から2014年にかけて関西国際空港の外国人入国者数はうなぎ上りとなりました。今まで外国人が来なかったような地方にまで観光客が訪れるようになったのです。背景にはビザの簡略化、円安、航空規制緩和などの政策がありますが、何よりも日本にしかない観光資源の魅力が世界に広く知られだしたのでしょう。四季や自然に恵まれた美しい国土、安全で清潔で人々が親切など、おもてなしの心豊かな日本が大好きだと熱く語る「日本ファン」の外国人から、私たち日本人も自国の魅力を改めて気づかされる側面もあるのです。

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この学問が向いているかも 観光学、国際観光学

阪南大学
国際観光学部 国際観光学科 教授
小林 弘二 先生

メッセージ

 「観光学」が日本で学問として体系的に認められたのは1990年代で、まだまだフレッシュな学問ですが、観光立国が現実化してきた今、大きな注目を浴びています。日本の魅力を発信し大勢の外国人に来てもらうには、未来の観光業を担う若い人の教育が不可欠です。外から来てほしければ、まず自国の文化や歴史について深く広く知識を持ち、自分から相手の国にも行って相手を知ることが重要です。自文化を理解し異文化を受容できる、グローバルマインドあふれる国際人の育成をめざしています。

先生の学問へのきっかけ

 観光は、地域の持てる資源を活用し、その地域の活性化に役立つ現象です。企業で旅行商品の企画担当をしている時にその重要さや楽しみを知るようになりました。地域のさまざまな資源(素材)をプランナーの味付け(創造性)によって、テーマ性を持った観光対象に仕上げ、マーケティングという手法によりその地域が集客力のある旅行商品となり、地域の活性化に貢献するのです。今振り返ると、このような私の経験がその後の、研究者としての原点と考えています。

先輩たちはどんな仕事に携わっているの?

旅行会社/鉄道会社/ホテル観光業/金融系(銀行)

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小林 弘二 先生がいらっしゃる
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 阪南大学の特徴。それは、ビジネス、観光、国際交流、ファッション、スポーツetc・・・。あらゆる分野において、現場で学ぶ機会が多いことです。大学の外に出て、ココロとカラダを動かしながら学ぶ。業界で活躍するプロを講師として大学に迎え、刺激を受けながら学ぶ。社会に出て、社会と関わりながら、さまざまなチャレンジを繰り返すから、社会に出ることが楽しみになってくる。「就職に強いキャリア教育を実践する大学」です。

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