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講義No.06658

日本の大学は、国際貢献ができる人材を輩出できるか

国によって違う大学事情

 大学という教育機関は、国により、さまざまな形で発展してきました。ヨーロッパの大学は、中世に端を発していますが、イタリア、イギリス、フランスなど各国の歴史と文化に応じた独自の展開を見せています。また、イギリスでも「オックスブリッジ」、「ロンドン大学」や約20年前に大学に昇格したものなど、さまざまな形態の大学があります。

「副業」で社会貢献し、収入を得る大学

 大学の仕組みを考えるときに大切なのが、大学経営のあり方です。つまり、どうやってお金を稼いでいくのか、という考え方ですが、日本では昔から、武士道精神の感覚からなのか、教育にお金の話を持ち込みたがらない傾向があります。しかし、国立大学であれば、国民の税金が投入されている以上、きちんとしたビジネスモデルに基づいた経営がなされるべきなのは、当然のことです。
 大学経営の考え方のひとつに、パブリック・サービス、いわば「副業」で社会に貢献し、収入を得るというものがあります。日本の例で言えば、大学病院がそうです。副業によって収益を上げるという発想には、日本ではまだまだ抵抗もありますが、アメリカ、カナダなどでは、積極的に取り組んでいます。これから国際社会で活躍できる人材を育成するためには、大学経営の改革も進める必要があると考えられています。

国際貢献につながる人材の育成

 日本は、好むと好まざるとにかかわらず、世界に期待される経済大国となっており、途上国の教育などを支援する役割を担っています。その日本の弱点は、ハードは強いがソフトが弱い、ということです。つまり、ものづくりには長けていても、人材育成、経営システムなどの仕組みづくりにはまだまだ改善の余地があるということです。
 それは、国の機関でも民間企業でも同じことです。大学の改革は、国際交流の場で通用する優秀な人材を育成することにつながり、今後日本がなしていくべき国際貢献にも密接に結びついているのです。


この学問が向いているかも 国際教養、教育学

創価大学
国際教養学部 国際教養学科 教授
小山内 優 先生

メッセージ

 国際教養学部では、世界でたたかえる日本人を育成しています。世界で活躍するためには、語学力だけあればそれで十分というわけではありません。
 公務員であっても、企業や国際機関で働くにしても、NGOで働くにしても、世界の多数の人を同時に相手にして仕事をする機会があるでしょう。その中では、語学力だけではなくて、社交性や人と人をつなぐ力、また、広い視野を持ち、いろいろな視点・観点からものを見て、考える力が大事になってくると思います。

大学アイコン
小山内 優 先生がいらっしゃる
創価大学に関心を持ったら

 創立以来、学生と教職員が大学を創る者として、互いに対話、研鑽を重ねながら大学の価値を高めてきました。こうした教育・研究および社会貢献の成果は、文部科学省のGP(Good Practice)採択など、外部からの高い評価となり、普遍的な価値として、現代の大学教育に大きな示唆を与えています。また国際化が叫ばれる中、44カ国・地域、102大学との交流協定は、真の国際人養成に大いに貢献できることでしょう。

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