夢ナビ夢ナビは、さまざまな言葉をデータベースから検索・閲覧し、将来の進路を決める“きっかけ”を提供します。

講義No.06520

ネット上や自分の部屋に図書館ができる? 未来の図書館は面白い!

世界規模の図書館がインターネット上に出現

 ネット検索の分野で世界トップを誇るグーグル社が、インターネット上に世界規模の図書館をつくりあげようとしています。それが「グーグル・ブックス(Google Books)」です。世界各地の図書館の蔵書を電子化し、書名を検索すれば、世界のどこの図書館に所蔵されているかがわかり、本によっては内容を読むことができるものです。このような便利なシステムが普及すると、これから図書館のあり方が大きく変わってくるのかもしれません。

図書館文化より書店文化が発達した日本

 日本と欧米とでは、異なる図書館文化が育ってきました。書店の数が多く、専門書も気軽に買える日本では、図書館で借りるよりも、自分で買って所有する書店文化の方がより発達したのです。
 一方、海外では、ビジネスパーソンが仕事の調査研究にも図書館を使い、またその要望に応えられるように司書も専門職として確立しています。図書館の使い方がまるで異なるのです。これから日本の図書館が発展していくためには専門的なスキルを持った職員をそろえ、アニメ・コミック・音楽・映像・デジタルコンテンツなどのあらゆるメディアを扱い、博物館と連携したり、上手にコーディネートしていったりすることが求められるでしょう。

自分の本棚が図書館になる!

 図書館は、「知識の世界を表したもの」です。本の並びを見れば、どのように知識が体系化されているかがわかります。日本で生まれたユニークな取り組み「リブライズ」を紹介しましょう。これはFacebookのアカウントを個人IDとして用い、書籍のバーコードをパソコンで読み込むことによって、図書館以外の本でも貸し出しできるシステムです。例えば、自分の書棚を公開して、「ブックスポット」という図書館として利用してもらうことも可能なのです。
 個人の思想で陳列された書棚で、違う分野の本と本が隣りあえば、そこに新しい分野が誕生するかもしれません。そして多くの人の思想や知識が集まれば、やがて大きな日本の知識となるでしょう。

図書や図書館の未来について考えてみよう

夢ナビライブ2015 名古屋会場

アイコン

Googleと図書館

アイコン

場所としての図書館

アイコン

講義を視聴する(1分 その3)

アイコン

講義を視聴する(30分)

この学問が向いているかも 図書館情報学

愛知淑徳大学
人間情報学部 人間情報学科 准教授
河村 俊太郎 先生

メッセージ

 僕は、図書館というものが社会や大学の中でどのような役割をしているのか、そして、図書館からどのような世界が見えてくるのかを研究しています。研究していく中で、「図書館」が学問の中でとても重要な位置にあること、社会の中で欠かせないことがわかってきました。こんなにも大切でそして楽しい「図書館」について、よければぜひ一緒に勉強しましょう。大学生活では、楽しいこともつらいこともありますが、いろいろなことをいっぱいやって、大学生活を笑って終えられるようにしてください。

先生の学問へのきっかけ

 もともとは哲学か思想系の学問に進もうと思っていました。でも、哲学は「世界とはこういうものだ」という思考実験から始まるもので、何より昔の人の思想をなぞるだけのような感じがしたのです。そんなとき、「図書館が書物を蓄積し、利用されていくこと」は思考実験ではなく、実際の世界でまさに知識が形作られていくことであり、図書館を見ていけば、世界や知識が実際の姿に即した形で見えるのではないかと思ったのです。現在は、世界と知識の関係が最も意識されている「学問」という知識を扱う大学図書館について研究をしています。

大学アイコン
河村 俊太郎 先生がいらっしゃる
愛知淑徳大学に関心を持ったら

 愛知淑徳大学は、9学部13学科11専攻を擁する総合大学です。「違いを共に生きる」の理念のもと、常に新しい時代に対応できる人材の育成をめざし、独自の学びのシステムを展開しています。実社会で生かせる力や資格取得を目標とし、多様な知識と技術を身につける「全学共通教育」と、学部・学科ごとの専門分野を追求する「専門教育」で、高度な専門知識と実践力、豊かな人間性を養います。総合大学のメリットを生かし、学部・学科の枠を超えて学べる教育環境も整備。学生一人ひとりの学ぶ意欲に応えます。

TOPへもどる