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講義No.06517

プロの法律家にならない人でも、法学を学ぶ意味はある?

法学部卒でプロの法律家になる人はごく一部

 法律は、あなたの普段の生活の中では、それほど身近なものではありません。ある程度年を重ねて、仕事や財産を持つようになると関係が出てくるかもしれませんし、もちろん犯罪に関わってしまえば話は別ですが、高校生や大学生には、法律は縁のあまりない存在だと言えるでしょう。
 大学の法学部で学んでいる学生も、その多くはプロの法律家にはならず、企業に就職するなど、別の職業を選びます。アメリカでは、ロースクール(法科大学院)で学んだ学生の多くが弁護士などになりますが、その内訳は、実際に弁護士として活動するのではなく、その肩書きを活用して別のビジネスに携わっている人も少なくありません。

説得力のある論理的な文章のテクニックを学ぶ

 プロの法律家をめざすとは限らない人でも、大学で法学を学ぶことに、意味はあります。法学は、説得力のある文章を作成するテクニックを学ぶにはとても適した学問です。数学のように厳密な論証を要求されるわけではありませんが、法学では、きちんとした道筋をたどる論理的な文章を作るための定石や手順を学ぶことができます。私たちの社会の中の知的な営みはすべて、文書によって行われています。説得力のある論理的な文章を作るためのテクニックは、社会に出れば、さまざまな場面で応用することができるのです。

知識を徹底的に頭にたたき込む

 法学を学ぶのに、特別な近道はありません。法学に限らず、すべての学問は、知識を徹底的に頭にたたき込んで学ぶものです。例えば将棋の棋士は、膨大な量の棋譜をあらかじめ頭に入れて、戦略を練っています。「詰め込み教育」と聞くとネガティブなイメージを持つ人が多いですが、実は、受験勉強でも、大学に入ってからの勉強でも、知識を頭に詰め込む努力を常に怠らないことこそ有効な学び方です。そうして得た知識が、その後の社会で生きていく上での糧(かて)になるのです。


この学問が向いているかも 法学

中央大学
法科大学院  教授
安念 潤司 先生

メッセージ

 大学選びも、仕事選びも、自分がまだ経験したことのない選択をするわけですから、そんなに立派な選択なんて、誰にもできはしません。だから、「直感」でいいのではないでしょうか。あまり考え込まない方がいいです。何となく選んでしまっても充分です。間違ったと思ったら、それからでもやり直しはいくらでもできます。あなたに、勉強しなければ達成できない目標があれば一生懸命勉強し、そうでなければ、別の何かに熱中してください。

先生の学問へのきっかけ

 学生時代から法学を学び、はじめは官公庁で働こうと考えていました。しかし、内定までもらっていたのですが、やはり自分には合わない世界だと思って、弁護士になりました。
 法学は、説得力のある論理的な文章のテクニックを学ぶにはとても適した学問だと思います。

大学アイコン
安念 潤司 先生がいらっしゃる
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 中央大学は、1885年の創立から「實地應用ノ素ヲ養フ」という建学の精神のもと、実社会が求める人材を育成する実学に取り組んできました。社会の課題に応える人材育成をめざし、豊かな教養、異文化を理解する力など、幅広い人間力の形成をめざす教育とともに最先端の学問を追究しています。熱意あふれる教員たちから生きた知識を吸収し、キャンパス内で多様な学生たちが切磋琢磨しあい、留学制度などを活用して社会を知る。中央大学は、社会に通用する実学を修得できる大学です。

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