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講義No.05895

「ライフログ」で、自分にとって価値ある情報を得る

データは蓄積されている

 現代の日々の活動はコンピュータに依存しています。今後はますますこの傾向が進んでいくと考えられます。パソコンや携帯電話のように個人が所有する端末が増え、個人ごとのデータが蓄積されるようになっています。つまりその人がどのようなことに興味があるかがわかります。現在ではこのデータを使ってインターネット上での広告などに活用されています。これをさらに進めたのが「ライフログ」です。

行動パターンがわかる

 GPS機能を持った携帯電話を使って、どの場所にいたのかをデータ化します。どの場所によく行く人であるのかがわかると、関係した情報を渡すことができます。例えば初めて行く観光地であっても、好みに合いそうなお店や名物の情報を届けられます。
 いまは自分で情報を取りに行ったり、自分で情報を発信したい人にとって便利になっています。しかしもっと進むと、その人が何かをしようとすると情報を先取りして提供する時代になるでしょう。例えば、ある場所に行く頻度や、どの場所を経由して行くのかをデータ化します。これをほかの人と比べてみると、自分はどのような行動パターンなのかがわかってきます。自分の行動パターンと似た人は、参考になる意見をもらえそうな人と考えられます。自分で質問しなくとも、そういった人たちから情報が送られてくるようになるのです。

価値ある情報が得られる

 また、ある人にとっては顧みない情報であっても、ほかの人にとっては価値のある情報を伝えることもできます。自分の住んでいる町では、ごみを捨てるのは何曜日で、スーパーのセールは何曜日であるのかは、住んでいる人にとっては当たり前すぎる情報です。でもその町に引っ越してきた人にとっては、貴重な情報です。町に住んでいる人の行動パターンがわかれば、暗黙の知とでも言える生活のための情報を得ることができるのです。
 現在のインターネットのように、発信したい人の情報だけでなく、それぞれの人にとって本当に価値ある情報を得られるのが「ライフログ」という考え方なのです。


コンピュータがしゃべる。どうやって?

この学問が向いているかも 情報工学

岡山大学
工学部 情報系学科 教授
阿部 匡伸 先生

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メッセージ

 大学では、高校の延長で座学もありますが、なんといっても面白いのは4年生になってからの卒業研究と大学院に行ってからの研究でしょう。非常に楽しいと思います。3年生までの勉強はその準備期間です。自分の好きなことを見つけて、学び考えながら新しいことを創造していきます。工学部は自分の考えた新しいことを作っていけるのが非常に魅力的です。偏差値だけを気にするのではなく、「どの大学にどんな研究があるのか」「どのような先生がいるのか」を調べて、進学する大学を決めるのがよいでしょう。

先生の学問へのきっかけ

 私が大学生だった頃のコンピュータは、やらせたいことをプログラムし、計算結果を数字で表示させるだけの「無味乾燥なもの」でした。そんなと き、人間が音声でコンピュータに命令したり、コンピュータが人間に音声で答えてくれるという研究に出合ったのです。「音声対話は人間にしかできない知的な活動のはずなのに、一体どうなっているんだろう?」と思ったのがこの分野に入ったキッカケです。そして、人間とコンピュータが音声でコミュニケーションできれば、夢のような世界が開けるのではないかと期待したのです。

先輩たちはどんな仕事に携わっているの?

システム開発会社ソフト設計、システム開発会社ソフト開発、メーカー研究員、メーカー開発業務、メーカー営業

大学アイコン
阿部 匡伸 先生がいらっしゃる
岡山大学に関心を持ったら

 岡山大学は、これまでの高度な研究活動の成果を基礎として、学生が主体的に“知の創成”に参画し得る能力を涵養するとともに、学生同士や教職員との密接な対話や議論を通じて、個々人が豊かな人間性を醸成できるように支援し、国内外の幅広い分野において中核的に活躍し得る高い総合的能力と人格を備えた人材の育成を目的とした教育を行います。

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