夢ナビ夢ナビは、さまざまな言葉をデータベースから検索・閲覧し、将来の進路を決める“きっかけ”を提供します。

検索結果一覧へ戻る

講義No.05020

「患者さんの話を聴く」看護師をめざして

病気になっても、したいことはある

 長い人生の中では、病気になって入院をすることもあります。患者さんの中には「どうして病気になってしまったのだろう?」「今までとは同じ生活を送れなくなるかも」など、不安や心配を抱える人も少なくありません。看護師は、そんな患者さんと毎日接します。病気がその人の生き方にどのように影響するのか、看護師はよく考えて、ケアする必要があります。ついつい病気のことを優先に考え、患者さんの気持ちを忘れてしまうこともあるからです。窓の外を見て「運動したいな」とつぶやいた患者さんに対して「無理ですね。まずは病気を治してからですよ」と言うのは簡単ですが、どうして患者さんがそんなふうに思うのか、その心の内側を察することが大切なのです。

「聴く」ことで心をかよわせる

 では、患者さんの気持ちを察するためにはどうしたらよいでしょう。それは患者さんの話をよく「聴く」ことです。慌ただしい医療の現場で、余裕を持って患者さんの話を聴くことは難しいかもしれません。でも、聴かなくては、患者さんの心の扉を開くことはできません。それに、人は本来、話したいという気持ちを抱えています。もちろん、単に漠然と聴くだけではなく、相手を知ろうという思いと、相手に合った言葉の選び方、言葉の抑揚、適切なあいづちの打ち方など、聴く技術が必要とされます。

患者さんから学ぶもの

 医師と同じように、看護師も病気や治療をよく理解したうえで、それを経験している人の「反応」としての行動や言葉を、さまざまな理論などをもとに判断します。それを看護診断といいます。それが適切な看護の根拠になります。そのような中で、病気をきっかけに生き方、考え方を変え、自分を高めている患者さんからは「教えてもらうこと」もたくさんあるのです。人には病気に打ち勝つ力が備わっています。看護師には、そんな患者さんの声に耳を傾け、病気を乗り越えるための支えになるという役割もあるのです。


この学問が向いているかも 看護学

関西看護医療大学
看護学部 看護学科 教授
小平 京子 先生

メッセージ

 高校生のあなたに伝えたいことがひとつあります。今、いちばん自分の生き方、価値を作り上げている時期だと思います。悩みながらいろいろなことを経験すること、考えてみること、そのときの自分の思いを振り返ること、そういうことを通して、どんどん自分を作り上げてほしいと思います。そういう経験は、例えば看護の道へ進んだときに人をより多く理解し、人から学ぶ力を得るための、基本的な力になると思います。ぜひよい経験をたくさん積んでください。

大学アイコン
小平 京子 先生がいらっしゃる
関西看護医療大学に関心を持ったら

 関西看護医療大学は、淡路島に位置し、神戸・明石からのアクセスが便利な、私立4年制看護大学です。学生一人ひとりに行き届く教育で看護の心と技術を伝えています。学内の「看護診断研究センター」を中心に地域医療と連携し、豊富な臨床実習の場を体験することもでき、将来医療現場で活躍できる実践的な知識と技術を身につけることが可能です。また、看護師や保健師を専門に養成する専門大学にしかできない国家試験対策の独自の取り組みを実施しています。

TOPへもどる