キャリアデザイン学

私自身、大学入試は2勝12敗、就職試験は1勝18敗で、トータルで3勝30敗でした。あなたに言いたいのは、挫折を恐れないでほしいということです。いろいろなことに果敢にチャレンジしてほしいと思います。人生どこかで必ず失敗します。失敗してもいいじゃないですか。目標に向かって精一杯やりきって、自分の目標を実現してください。そのための援助はいくらでもしたいと思っています。受験勉強は、人間性も含めて鍛えていける機会です。一生懸命勉強して、大学で一緒に学びましょう!

元は高校の政治経済の教師で、進路指導担当として「大学へ行くように!」と生徒の背中を押していました。しかし、高校と大学との橋渡しをする人材が必要だと考え、大学で工学部の入試広報や戦略を考えています。大学で仕事をすると、高校の時には気づかずに進路指導をしていた面もたくさんあることに気づかされます。高校と大学の両方で勤務した経験のある研究者はまだ多くありません。これからの日本の大学や大学入試がどう変化するのか、受験生は何を基準に大学を選んでいるのか、そんなことを考えて研究を続けています。