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講義No.04626

一生を通じて役に立つ知識「ファイナンス」を学ぼう!

経済を「お金」の視点から考えてみる学問

 人間の経済活動は、人間自身のほかに、「もの」と「お金」によって成り立っています。「もの」が動くには「お金」が動かなければならないですし、「お金」が動けば「もの」も動く、いわば表裏一体の存在です。経済学において、そのうちの「お金」の視点から経済をとらえようとしている学問のことを、「金融」(広い意味での「ファイナンス」)と呼びます。
 「お金」の視点といっても、証券会社や銀行で働くための勉強をするのがファイナンスの目的ではありません。日本や世界全体の経済をマクロ的に見るだけでなく、もっと目線を下げて、個人の日常生活において財布からお金がどのように出入りしているのか、あるいは企業の経営活動においてどのような資金計画がなされているのか、そういったお金の流れをトータルで研究するのが、ファイナンスという学問の目的なのです。

個人や企業の将来をどう判断するか?

 人生の中では、さまざまな場面で「お金」にまつわる判断を下すことになります。日々の生活で食べ物や服などを買う時をはじめ、車や家を購入する時には大きな額を支払わなければなりませんし、誰かと結婚する時には、お金を含んだその後の生活のことをきちんと考える必要があります。また、一念発起して新しい会社を設立して起業するような場合は、その資金を銀行などから借りなければならないかもしれません。
 こうした大きなプロジェクトを実行すべきかどうか迷った時、または、そのようなアドバイスをする立場になった時などに、状況に応じてどのように判断するかを考えるのに役立つのが、ファイナンスの特徴です。

じっくり学べば一生を通じて使える知識

 ファイナンスでは、基本的な理論をじっくりと学んでいくことが一番大切です。ファイナンスを通じて身につけた知識は、金融を職業として選択する場合だけでなく、大学を卒業した後も、一生を通じて役に立ちます。ファイナンスは、私たちのとても身近なところにある学問なのです。

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この学問が向いているかも 経済学、経営学

武蔵大学
経済学部 金融学科 教授
徳永 俊史 先生

メッセージ

 「金融学科」や「ファイナンス」と聞くと、株で儲けるための方法や、金融機関に就職するための教育を受ける学科なのではないかと思っている人が多いかもしれませんが、それは完全な誤解です。例えば、あなたがお小遣いをもらったら、すぐにそれでCDを買おうとする人もいれば、さらに貯金してから洋服を買おうとする人もいるでしょう。人生では、車や家を購入する時など、もっと大きな判断が求められる場面が訪れます。企業経営も同じです。個人や企業がその時にどう決断すべきかを学ぶのが、「ファイナンス」という学問なのです。

先生の学問へのきっかけ

 大学時代、特に「お金」の視点から個人や企業の活動をとらえる「ファイナンス」という学問に興味を持ちました。お金を扱うので当然ですが、「ファイナンス」の「理論的にきっちりしている」という側面に魅力を感じたのです。また、その魅力に気づいたのは、当時所属していたゼミの教授の影響も大きかったです。そして、修士課程を終えた後、一度は民間の金融機関で実務に就きましたが、「自分が学んだ知識を伝える仕事をしたい」という決意をして、2005年から武蔵大学で教鞭を執っています。

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徳永 俊史 先生がいらっしゃる
武蔵大学に関心を持ったら

 武蔵大学は「自立」「対話」「実践」の3つの目標を掲げ、旧制七年制高等学校から続く伝統の少人数教育は「ゼミ・演習」というかたちで堅持されています。「ゼミの武蔵」ともよばれる本学では、経済・人文・社会の3学部すべての学生が、1年次からゼミに所属します。10数名の少人数で、学生が主体となって発表・討論を繰り返しながら学ぶ「ゼミ」は、知識を深めるだけでなく自主性やコミュニケーション能力を育むことができます。このようなきめ細かな教育により、「面倒見が良い大学」としても高く評価されています。

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