スポーツ栄養学
神戸女子大学
健康福祉学部 健康スポーツ栄養学科 准教授
坂元 美子 先生
先生の著書

スポーツ選手が高いレベルで活躍するための体づくりには、毎日の食事が基本となります。また、成長期の選手自身が、栄養がいかに大切であるかについて知ることが重要です。毎日のトレーニングを精一杯行っている選手にとって、栄養のことまで考えるのは大変なことです。信頼のできる栄養士がそばにいることで、選手が安心して体づくりを行うことができ、活躍へと繋がっていきます。選手に信頼してもらうためには栄養のことだけではなく、健康・運動(スポーツ)・精神面などさまざまなことを知り、考えることができるようになりましょう。

管理栄養士をめざすきっかけは、健康に携わる仕事がしたいと思ったからです。幼いころ体が丈夫でなかった私は、よく病院のお世話になっていました。それで、健康に興味を持つようになったのです。看護師にもあこがれましたが、栄養士という仕事を知って、そちらに進みたいと考えるようになりました。大学卒業後、ある出会いがあり、プロ野球チーム・オリックスブルーウェーブ専属の管理栄養士になりました。ちょうどイチロー選手がいたころです。そうして現場を経験しながら、スポーツ栄養学の分野を研究するようになりました。