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患者さんの心の回復をサポートする精神看護学

あらゆる医療場面に適応する精神看護学

 「精神看護学」とは看護学の一分野です。精神疾患にかかった患者さんの看護と、病気の人の精神的なフォローを学ぶ学問です。病気やけがをすれば、誰しもが不安になり心が脅かされます。看護師は医療スタッフとして、身体的な回復をサポートするとともに、精神的なケアを行う役割も担っています。特に、重篤(病状が大変重いこと)な病気やケガで救命救急機関に運ばれ、幸い一命をとりとめたような患者さんには、丹念なメンタルケアが必要です。なぜなら意識が戻ったときの患者さんは、突然自分の身に起こった激しい変化に気づき、大変なショックを受けるからです。

救命救急機関における患者さんへの精神的ケア

 意識を取り戻した直後の患者さんは、いったい自分に何が起こったのかわからず混乱しています。看護師は患者さんの状況に応じて、患者さんの体に起こった変化や現状を丁寧に説明します。重要なのは、初期に患者さんの訴えをしっかりと聞くことです。救命救急機関の看護師は、多くの場合、患者さんが病院で初めて接する医療スタッフです。担当する看護師は、患者さんが不安や疑問に思っていることをきちんと聞き出して、「ここは安心できる場所なんだ」と患者さんに感じてもらうことが、その後の安定した治療につながります。

治療方針の選択にも精神的ケアが必要

 また、患者さん自身やその家族などに、治療に関する重要な選択をしてもらうときにも、看護師による精神的なケアが助けになります。例えば医師から病状の説明を受け、「こういうリスクがありますが手術をしますか?」と聞かれた場合、多くの患者さんや家族は葛藤し、決断に苦しみます。看護師はその説明の場に同席し、後で、説明が理解できたか、医師に質問できなかったことはあるかなどを聞いて、必要なら医師との橋渡しを行います。
 精神看護学は、医療のさまざまな場面で有意義なものです。患者さんと患者さんを支える家族などのために、精神看護学にもとづいた支援が求められているのです。

この学問が向いているかも 看護学、精神看護学


看護学部 看護学科 准教授
瓜﨑 貴雄 先生

メッセージ

 大学選びは人生の大事な選択です。ただなんとなく知名度や偏差値で大学を選んでしまうより、本当に自分が将来やりたいこと、勉強したいことを見つけて、そこに通じる学びの道を模索するほうが、あなたにとって有意義な選択となるでしょう。大学受験が思うようにいかなくても、それで人生すべてが決まってしまうわけではありません。たとえ少しぐらい回り道をしても、再チャレンジのチャンスはあるのです。大学を選ぶときは、「自分のやりたいことに必要な学びを得られる場」を探すことから始めてください。

先生の学問へのきっかけ

 救急医療の現場で看護師として働いている時に、患者さんやそのご家族が、現状を受け入れられない気持ちや今後に対する不安など、さまざまな思いを抱えて苦しまれている姿や、生きる希望を見いだせないで苦悩されている姿を目の当たりにしました。このような経験をとおして、精神的な援助の重要性や必要性を強く感じるようになりました。対象者の思いをより深く理解するためにはどうすればよいか、精神的健康を保持・増進するためにはどのような援助が効果的であるかについて研究していきたいと考え、精神看護学を専門にしました。

先輩たちはどんな仕事に携わっているの?

看護師、保健師、助産師

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