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講義No.03452

ロボカップに挑戦することでロボットの技術の発展をめざす!

自律型ロボットでサッカーを

 ロボットの中でも、自分で考え判断して動くロボットは「自律型」と呼ばれます。この自律型ロボットの中でも、人間に近い形をしたヒューマノイドロボットを、サッカー競技を通じて世界的に研究・開発しようとするのが「ロボカップ」です。2010年および2012年、我々を含む産学連携チームCIT Brainsは世界No.1になりました。サッカーですから、ボールの位置を把握し、パスやドリブルをしてゴールに向かってシュートする動きが必要となります。そのためには、頭に設置したカメラから周囲の画像を取得して、リアルタイムで画像処理をしながら、ポールやゴールを発見していきます。さらに、ボールを追いかけながら、ほかのプレーヤーとぶつからないようにするための計算や、倒れたら起き上がるような処理など、サッカーを人の手を借りずに行う処理すべてを搭載していきます。メカニズムに関しても、一から設計することが必要で、規格内のサイズに多くのモータやセンサ、情報処理系を収めます。さまざまな課題をクリアして初めてサッカーができるロボットができるのです。

人工知能の開発

 自律型ロボットが自分で判断して行動するために必要なのが、人工知能(AI)です。現在は「If-Then」で表されるルールベースのものですが、今後ナレッジ(知識)ベースに移行させていきます。試合をしながら、経験を積んで賢くなる「学習」も徐々に取り入れつつあります。今後ますます研究が進んでいくことが期待される分野の一つです。

技術を共有しながら全体のレベルアップ

 ロボカップのサッカーの試合に勝利できるのは、総合的に技術が優れている証拠です。ロボカップでは、競技と同時にカンファレンス(交流会議)が開かれ、技術の共有がなされます。そこからまた次の大会に向けて競争が始まるのです。そしてより進んだ技術を開発したチーム、優れた作戦を立てられたチームが優勝することになります。そうやってロボット技術全体のレベルを上げていくことも、ロボカップの目的なのです。

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この学問が向いているかも 機械工学、情報工学

千葉工業大学
先進工学部 未来ロボティクス学科 教授
林原 靖男 先生

先生の著書
メッセージ

 芸の上達には、向き不向きというより、好きか嫌いかが大きく影響すると言われます。学問の道もそれに違わず、まずは興味・関心を持てることが大切です。そしてそれができたら、あとはちょっぴり努力とともに創造力を働かせればいいのです。いま「できない」ことはまったく問題ではありませんし、気にすることもありません。千葉工業大学では、基礎から学べるカリキュラムが充実していますので、安心してあなたの未来が築けることでしょう。

先生の学問へのきっかけ

 子どものとき、21世紀はロボットの世紀と言われ、未来といえば必ずロボットが登場していました。それを見てワクワクしていたので、描く絵は常にロボットでした。「いつかロボットを作りたい!」そう思ったのが5歳のときです。そして中学生の時にパソコンが世の中に広まり始め、貯金をはたいてNECの初代のパソコンを購入し、夢中になって朝までプログラムをしていました。計算によって生み出される「美しき世界」と「人類の可能性」に魅了され、「ロボットを使って、人類の可能性を広げる」というテーマはいまも自分の中にあります。

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林原 靖男 先生がいらっしゃる
千葉工業大学に関心を持ったら

 芸の上達には、向き不向きというより、好きか嫌いかが大きく影響すると言われます。学問の道もそれに違わず、まずは興味・関心を持てることが大切です。そしてそれができたら、あとはちょっぴり努力とともに創造力を働かせればいいのです。いま「できない」ことはまったく問題ではありませんし、気にすることもありません。本学では、基礎から学べるカリキュラムが充実していますので、安心してあなたの未来が築けることでしょう。

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