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講義No.03019

カナダ人は英語とフランス語を話すバイリンガル

カナダはアメリカと違う文化を持つ国

 カナダという国に、アメリカと同じようなイメージを持っているかもしれませんが、カナダはアメリカとは違う移民の歴史を持つ多文化の国です。移民の出身国はさまざまで、いくつもの人種や言語、信仰を背景として成り立っています。中でもトロント、モントリオール、バンクーバーは大都市なので、たくさんの文化が入り乱れています。隣接するアメリカの影響も大きいため、カナダ独自の文化を守る意識を強く持っています。世界の音楽を自由に流せる日本のラジオ局とは違い、放送する音楽の30%程度は自国のものでなければならないといった規制もあるのです。

英語とフランス語のバイリンガルの国

 公用語とは、公の場で用いることが認められている言語です。カナダは公用語として、英語とフランス語の2つを認めています。住んでいる街によって英語圏とフランス語圏があり、例えばケベックはフランス語、モントリオールは英語が主に使われています。生活の中でどちらも学べる環境にあるので、多くの人が両方の言葉を話すことができます。英語圏に住んでいてもフランス語の学校に、フランス語圏でも英語の学校に自由に通えるので、英仏両方の言語をきちんと身につけることができるのです。

英語とフランス語が必ず並ぶカナダの看板

 公用語が日本語だけの日本人にとって、言語が複数ある生活はピンとこないかもしれません。公用語が2つであることは、街の看板にも表れています。日本では日本語の表示の下に外国語が書かれている場合、その多くは観光客のためのものです。それに対し、カナダのフランス語圏ではフランス語が大きな文字で書かれ、英語でも小さく書かれています。これは観光客に向けてではなく、国内の人に向けてのものです。もちろん英語圏では英語で大きく、フランス語で小さく書かれていますが、カナダではこれが当たり前なのです。
 またお菓子などの商品パッケージも片面に英語で、もう片面にフランス語で書かれています。これは両方を表示することが法律で決められているためです。

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この学問が向いているかも 英語学

中京大学
国際学部 言語文化学科 ※2020年4月設置 教授
クリストファー・アームストロング 先生

メッセージ

 高校時代には、自分が興味を持ったことをどんどん追いかけてほしいと思います。けれども大学に入る前には、その興味の中のどの分野に進みたいかを考えることが大切です。英語は講義以外でも学ぶことができます。例えばアメリカやイギリス、カナダなど外国に関する知識や、国ごとの英語の違いを調べると、英語の楽しさが実感できて学ぶ意欲が増すと思います。

先生の学問へのきっかけ

 専門分野はカナダ文学で、最新の研究調査は戦後カナダの小説と現代カナダの映画と音楽です。この分野に興味を持ったきっかけは、中学生の時にカナダの作家が書いた小説を読んだことで、その時からカナダ文学を勉強して自分の国の文化について学んできました。日本ではアメリカとカナダの違いがわからない人が多いので、カナダの特徴やアメリカとの違いをわかりやすく教えています。ゼミではカナダのアイデンティティー、多文化主義、先住民、ケベック州の独立運働などについて研究し、現代カナダ文化に対する理解を深めています。

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 中京大学は10学部18学科を擁する総合大学です。
 中京大学ではそのスケールメリットを活かした履修システム(学部の枠を超えた他学部専門科目履修システム)やキャリアサポート・留学サポート・資格取得サポートなどのプログラムを提供しています。中京大学では、成長の好循環を生み出す3つの場(経験を通じて自らの可能性に気づく「気づきの場」、目標を持って専門性を身につける「学びの場」、そして身につけた知識を社会に活かす「実践の場」)を提供し、自ら行動し成長する人材を育成します。

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