理学療法学
兵庫医療大学
リハビリテーション学部 理学療法学科 教授
川口 浩太郎 先生
先生の著書

フィジオ(理学療法士)としてスポーツにかかわるには「覚悟」が必要です。なぜなら肉体的にも精神的にも金銭的にもシビアな状況があるからです(この状況がよいとは思いませんが、すぐにどうにかなるものでもありません)。しかしほかではできない貴重な経験や大きな感動があります。もしフィジオになる夢があるなら、何があってもあきらめず、現実のものにする努力を惜しまないでください。まずはしっかりと臨床で経験を積むことです。その中でスポーツに関わる人たちを手伝いながら、現場での経験を積むことが近道だと思います。

もともとスポーツには興味があり、怪我をした経験から「トレーナー」という職業を意識するようになりました。知人の助言もあり理学療法士の国家試験受験資格を取得できる専門学校に進学し、スポーツ選手に関わりたいということを教員に相談したところ、「選手に関わるのであれば、痛みをどうコントロールするか、トレーニングをどう行うのか?といったことが大切である。」とアドバイスをもらい、整形外科分野の理学療法に興味を持つようになったのです。オリンピックをはじめとする国際大会や国体などに理学療法士として同行しています。