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長岡技術科学大学の教員によるミニ講義

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人工知能

人工知能のイメージ

 人工知能と言えば、人と言葉を交わし、人のように考える、SFに登場するロボットに搭載されている人工知能のイメージを思い浮かべるのではないでしょうか。
 「まるで人間のような人工知能」というイメージは、非常に魅力的なものですが、このような人工知能は、まだまだSFの中での話と言わざるを得ません。
 「考える」ことができるということは、世の中のさまざまな状況に対応して、柔軟に高度な情報処理ができるということですが、人のように「考える」機械を作り上げるには、さまざまな困難があります。
 人工知能の研究は、人のように考え、振る舞う機械を実現するというよりも、そのために必要となる多くの知的機能を実現するために、さまざまなアプローチが試みられている状態です。

「考えている」ように見える

 「考える」には、知識のデータベースから役に立つ知識を選び出す必要があります。そのデータベースを強化するのが「学習」です。そして、学習の結果から、データベースの知識を引き出す時に、総当たりではなく、何らかの判断をさせる必要があるのです。
 コンピュータに何らかの判断をさせる場合、「Aという状況で起こり得るすべてのケースの中から、最適なものを選べ」と命令するプログラムがよく見られます。
 しかし、ここで言う「すべてのケース」で、本当に必要な要素のすべてを網羅してプログラムできるでしょうか。また、人が何かの判断を下すときに、同じようにケースの総当たりを行うわけではありません。この方法は、機械に「考える」という行為を模倣した、トライアンドエラーをさせているに過ぎません。
 現実に当てはめて、判断の基準として確率などの要素を持ち込んだとしても、さまざまな不確実性について考慮する何らかの基準を設ける必要がありますし、「エラー、間違い」ではなく「わからない」という答えもあり得るのです。
 人の情報処理能力の高さを人工的に再現するには、更なる研究が必要です。

この学問が向いているかも コンピュータ科学


工学部/工学研究科 情報・経営システム工学専攻 教授
山田 耕一

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メッセージ

 長岡技術科学大学で学びたいと思っているあなたには、何かひとつ好きなことを持って、それを追究してほしいと思います。それができれば、4年次以降が、とても充実したものになります。
 理系の学問の面白さは、4年生になって、研究室に入ってから、その本領を発揮するものです。
 長岡技術科学大学は、通常の初年度から入学する人だけでなく、編入する人も多い大学です。追究したい分野について、より深く学び、学部を終えてからも大学院で研究を続ける環境が、しっかり整っています。

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