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講義No.01584

赤ちゃんは丸い形が好き

形を認識する脳内ニューロンは丸から発達する

 あなたは自分が赤ちゃんの時のことを覚えていますか? 子どもの頃のことを覚えているとしたら何歳の頃からですか? 多くの人は自分が生まれた時のことを覚えていません。それは赤ちゃんは、意識もまだできていないまっさらな状態で生まれてくるからです。それが外界に世界と触れることで脳内のニューロンが発達し、やがてモノの形や動きを認識し、しだいに意識が形づくられていきます。
 その時に面白いのは、赤ちゃんが初めて外界のモノを見た時に、まず反応する形は丸だということです。外界の形には丸もあれば四角や三角もありますし、モノの動きは縦や横、斜めなどさまざまです。そして、それらを認識する脳内のニューロンは異なっていて、最初に発達するのが丸を認知するニューロンだというのです。赤ちゃんをあやすガラガラなどのオモチャに丸いモノが多いのも、ちゃんとした理由があったのです。

赤ちゃんはミラーリングすることで成長する

 もうひとつ、赤ちゃんの成長で興味深いのが、ミラーリングです。ミラー、つまり鏡のように、見たモノをまねすることで人間は成長していくのです。「学ぶ」という言葉の語源は「まねる」からきている、と言われるように、まず接するものの動作をそっくりまねることで人間の脳は発達していきます。お母さんが赤ちゃんに向かって笑うと同じように赤ちゃんも笑い返し、「そうだね~」と話しかけると、赤ちゃんもうなずきます。
 人間は、育てた人のまねをして成長していきます。ですから、おばあちゃんに育てられた子どもは、おばあちゃんに似た動作やしぐさを覚えます。子どもは、常に周りの大人をミラーリングしながら成長していくのです。怖いのは、良いことだけでなく悪いこともまねしてしまうことです。
 最近の日本では、核家族化によって、子どもたちがおじいちゃんやおばあちゃんと接する機会が減っていますが、人間の成長にとっては、いろいろな大人とかかわることには大きな意味があるのです。

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宮崎大学
医学部 医学科 教授
布井 博幸 先生

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メッセージ

 小児科は、ほかの診療科目に比べると多種多様な患者さんと接します。ですから、病気もさまざまな側面から見ることが求められ、ひとことで表現すれば「混沌としている」と言えます。しかし、そうした荒波の中で、へこたれずに一筋の光明と解決の道を見出していくところに小児科の面白さがあると思いますし、そこに情熱を持って取り組める学生さんに期待したいですね。また、女性の小児科医がライフステージにかかわらず活躍できる条件を整えていくことも、これからの重要な課題だと考えています。

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 宮崎大学は、「世界を視野に、地域から始めよう」のスローガンのもと、人的・知的・物的資源を共有し、機能を相補します。(1) 教養教育の一層の充実と質的向上、(2) 教育・研究基盤の強化、(3) 学際領域の教育・研究の強化と創出、(4) 地域および国際社会への貢献、を具体的な目標として、21世紀を展望しつつ、知の創造の殿堂として、活気に溢れ、魅力に満ちた学風と輝くキャンパスを築きます。また、地域と連携して宮崎の文化と風格を高めることを目指しています。

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