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講義No.01480

色の持つ心理的側面を追究していく面白さ

色彩はデザインの中でも重要

 カラーコーディネーターというのを聞いたことがありますか。
 カラーコーディネーターとは、色についてのアドバイスや提案をする職業です。したがって、企業の商品開発や広告宣伝はもちろん、室内のレイアウトや事務用具など、総務的な経営面を含めて、産業的にもさまざまな業種や立場の人とかかわりを持っていくことになります。
 人は、ものを見るときにまず色によって判断するケースが非常に多くあります。色彩が人に与える影響は強く、デザインの中でも非常に重要な位置にあります。ですからカラーコーディネーターは、色彩だけを扱う職業ではなく、デザイン工学という点からも色彩を理解する必要があります。さらに、色彩には人間の心理面も大きく作用してきます。色とデザインとを合わせ、さらに人間の色に関する心理的な側面をも考慮しながら考察していきます。なお、カラーコーディネーターの資格をとるための検定もあります。

多方面にわたってアンテナを張っておこう

 しかし、色に関しては、色彩が人に対して、どんな影響があるかということを知っているだけではあまり価値がありません。あくまで、企業の求めていることを理解して研究や調査をしていくことが大事なのです。もともと、色というものは私たちが受け取る感覚であり、物理的に存在するものではありません。それが、商品など、何らかの形で表されることによって意味を持ってくるのです。
 だからこそ、マーケティングを含めた研究をしていく必要があるのです。そのためには、あらゆるものに興味を持ってアンテナを張っておく必要があるでしょう。例えば、新幹線の車体には多くの人が好む色が配色されています。これは、人間の色に対する印象や心理をあらゆる角度から研究した結果だと言えるのです。

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この学問が向いているかも デザイン工学

千葉大学
工学部 総合工学科 デザインコース 教授
日比野 治雄 先生

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メッセージ

 私たちは日常生活において、さまざまな場面でのデザインを目にします。あらゆる商品にデザインがなされていますが、その価値や効果がどのようなものなのかということを心理学から出発して、その中で見えてくる色彩や形態、レイアウトなどを研究していくのがデザイン心理学です。つまり、最初に心理学があり、その中で研究されてきたことを、工業デザインや商業デザインの世界で、どのように表現していくのかにかかわる学問です。まだ比較的新しいジャンルですが、今後さまざまな産業分野にかかわりを持っていくものとなるはずです。

先輩たちはどんな仕事に携わっているの?

総合電機メーカー/デザイナー、総合職、研究所研究員、自動車メーカー/カーデザイナー、インテリアデザイナー、玩具メーカー/デザイナー、総合職、機器メーカー/デザイナー、総合職、IT会社/システムエンジニア、プログラマー、総合職、広告会社総合職、大学研究者

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