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講義No.00692

模擬国連について

大使になって、国際会議

 模擬国連をご存じですか? 模擬国連とは、参加者が各国の大使になり、実際に国際会議で扱われている世界のさまざまな問題について話し合いをするものです。この歴史は古く、1923年にハーバード大学ではじまりました。今では、中学や高校、大学で学習の一環として行われることが多くなりました。日本でも学生主催の全国大会などが開かれています。国際理解を深めることができるディベートとして、注目されています。

どうやって話し合うの?

 模擬国連は、会場に国連の旗を掲げ、大使は自国の旗のマークのはいったIDカードを下げて行います。そんな雰囲気作りも大切です。全米大会ともなると会場に本物の国連本部を使っているぐらいです。
 模擬国連は、スピーチ、交渉、決議の採択という流れで行います。もっとも重要なのは交渉です。参加者は、自国の利益につながる決議案を考えます。そして、利害が異なる国の大使にも耳を傾けてもらえるように、十分なリサーチをして、スピーチ、交渉に臨みます。一方的に自分の意見を相手に押しつけても議論になりません。大切なことは、自国の利益も交渉相手の利益も損なわないような決議案を模索することです。このプロセスを通して合意形成能力が高められます。

英語を話せない人でも

 英語だけで行う模擬国連もあります。英語が不得意な人はどうしたらいいのか、と心配になるかもしれません。でも、大丈夫です。模擬国連では、自分の意見に賛同してもらうために、必ず相手に通じるように話すからです。聞く方も、相手が何を言いたいのかを、必死に考えながら聞いてくれます。また、外国語の方が、シンプルなやりとりになり、問題の本質が見えてくることもあります。外国語の方が、じっくり考えてから話したり、完全にわかるまで聞き直したりすれば、母語より確実なコミュニケーションになるのではないでしょうか。
 外国語での議論はたいへんです。その分、頭をフル回転する快感を味わえることでしょう。


この学問が向いているかも 地域創生学部

県立広島大学
地域創生学部 地域創生学科 地域文化コース 教授
富田 和広 先生

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メッセージ

 国連・文部科学省などが推進するESD(持続発展教育)にもとづき、複数の教科が連携したアクティビティを実施しています。単に受け身の立場で授業を聴くのではなく、学生が自らプロデュースし、主役となれる授業を行っています。世界の国々の立場が実感できるよう、その国の人になりきる演劇的な要素なども取り入れています。私自身が学生に戻って受けたくなるようなワクワク、ドキドキできる楽しい授業をめざしています。ぜひ体験してみてください。

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 県立広島大学は、教育、研究、地域貢献、国際交流のいずれにおいても公立大学として一級の大学になっています。「主体的に考え、行動し、地域社会で活躍できる実践力のある人材の育成」を目標に、教養教育では、大学4年間の学士課程教育を通じて実施する「全学共通教育科目」を設定するとともに、専門教育においては、教養教育との連携を図りながら、「専門科目」を系統的に設定することにより、バランスのとれた教育内容を提供していきます。

※夢ナビ講義はそれぞれの先生の見解にもとづく講義内容としてご理解ください。

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