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講義No.00443

英語が世界の共通語になったわけ

イギリスは近代日本の手本

 今日の日本が築かれるまでには諸外国の影響を少なからず受けてきました。古くは朝鮮半島、近代日本の建設に際しては、イギリスやフランス、ドイツなどがそのリード役を果たします。中でもイギリスは、我が国に限らず世界に最も影響を及ぼした国の一つと言えるでしょう。ところで、現在のイギリスが、イングランド、スコットランド、ウェールズ、北アイルランドという4つの「国」から構成され、正式名称を「グレート・ブリテン及び北アイルランド連合王国」ということは案外知られていません。
 伝記を好んで読み、伝統を重んじる国、その一方で新しいことにもチャレンジするイギリスの政治体制が、近代日本の手本になりました。18世紀に確立した議院内閣制や立憲君主制は、国家の体を成すための制度として日本を含む世界の国々に広く採り入れられたのです。

歴史に刻まれた大英帝国の残像

 明治政府がイギリスを模範としたのは、何といっても当時の世界をイギリスがリードしていたからです。「パックス・ブリタニカ(イギリスによる平和)」の言葉に象徴されるように、ほかに先駆けて産業革命を起こし、19世紀半ばから20世紀初頭まで繁栄を極めた国ですから、格好の手本だったのです。
 第二次大戦後、イギリスは多くの植民地を失い、莫大な戦費の出費も重なって財政が疲弊しました。そのせいで「大英帝国の時代」は終焉を迎えますが、その影響は今なお残っています。まずは国旗、ユニオンジャックです。オーストラリアとニュージーランドの国旗は、今もユニオンジャックを左上に配しています。また、カナダの国旗も1965年まではユニオンジャックを配していました。これらの国は、ゆるやかな国家連合である「(イギリス)連邦」に属しています。
 もう一つは英語です。母語使用者数こそ中国語に1位の座を譲りますが、世界に通用する言葉としては、英語がNo.1の地位を確保しています。イギリスは世界の覇権を失いはしましたが、そこから海外に飛躍した英語は世界各地に根を張っているのです。

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この学問が向いているかも 史学

立教大学
文学部 史学科 世界史学専修 教授
青木 康 先生

メッセージ

 歴史学は細かいことを大切にする学問です。関心のあるテーマをとことん追求する精神が歴史を学ぶ上で大切です。歴史学の対象は“過去”です。その時代背景に何があったのか、一つひとつ検証する細かな作業です。なぜ過去を見るのか? それは、過去が現在の私たちの生活、あるいは未来につながっていくからですが、未来を占うヒントを見つけることだけが歴史学の面白さではありません。過去の細かいことにこだわって探す、調べることそのものに歴史学の楽しさを感じます。歴史学は楽しい。新たな仲間が増えるのを楽しみにしています。

先輩たちはどんな仕事に携わっているの?

高校日本史・世界史教員、劇団広報

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 聖書と英語を教える私塾「立教学校」から始まり、140年以上にわたってリベラルアーツ教育を実践してきた立教大学は、その伝統を堅持しつつ、一人ひとりが自由に組み立て、着実に成長できる新しい体系的な学び「RIKKYO Learning Style」を提供しています。留学など国際感覚とコミュニケーション力を養うためのプログラムも用いて新しいグローバルリーダーを育成すると同時に、4年間を通して学部とキャリアセンターの両軸からキャリアをサポート。入学前から予約できる奨学金も設置されています。

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