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効率的な漁業の実現のための魚との知恵比べ

夢ナビライブ2017福岡会場にて収録

1分動画1

魚類の感覚機能

1分動画2

「色」は水中でどんな風に見えるのか

1分動画3

漁業「集魚灯」への活用

30分動画

講義を視聴する(30分)

高校1年生 水中と陸上での、光の写真の比較がわかりやすくて、おもしろかったです。
高校1年生 私も、釣りが好きで、夏休みなどはよく行くので、もともと魚に興味はあった。今回の講義でさらに興味が深まったと思う。
高校2年生 漁業について魚の性質を使うことはいいことだと思いました。
高校2年生 とてもわかりやすい説明で漁業についてのやりがいや楽しさを教えていただきありがとうございました。
高校2年生 魚を集めるライトの話がおもしろかった。
高校2年生 自分が知らなかった細かな情報を知ることができて良かった。
高校2年生 私のしゅみと完全にかぶっていて、とてもきょうみがもてました。
高校2年生 非常に興味深い分野の授業でおもしろかったです。
高校2年生 とても楽しく聞かせてもらいました。水銀のおそろしさがよく分かりました。
高校1年生 魚にどんな光が見えるのかという研究が、漁業に関わることが分かっておもしろかった。でも、集漁灯はダツが飛んでこないかちょっと心配になった。
高校2年生 漁業に科学的にこうけんしているのはかっこいいと思いました。
高校2年生 魚の性態について知ることができました。地域の漁業との関係性を知ることができました。
高校2年生 魚の感覚については、今まで考えたことが無かったのでとても興味深かった。
高校2年生 自分の希望する学部で奥深さをさらに知ることができた。
高校1年生 本日はご講義ありがとうございました。とても関心がわきました。
高校2年生 魚類は五感+それ以上の感覚をもつことを初めて知りました。また、生活する環境によっても視覚や聴覚の発達が異なることも分かりました。
高校1年生 水の深さで地上と見え方(色の)が変わってくるのがすごかったです。普段食べる魚にも人間と同じような五感があるというのは初めて知りました。イカの実験の方法がおもしろかったです。
高校2年生 海水がどれくらい光を吸収するかで魚が見える光も変わると知り驚きました。
高校1年生 とても興味深い学問でした。水産学の視野が広くなりました。
高校1年生 わざわざありがとうございました。人間と目の形がにているのをはじめてしった。
高校1年生 とてもおもしろくて分かりやすかった。先生がとてもていねいに教えてくれてわかりやすかった。
高校2年生 とくに海の光の効率の話がとてもわかりやすく納得できた。
高校1年生 今、部活でやっている実験に通じることがあったので、とても役立ちました。ありがとうございました。

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関心ワード
  • 行動 、
  • 環境 、
  • 釣り 、
  • 漁業 、
  • 水産学 、
  • 感覚 、
  • 魚・魚類 、
  • 目・眼 、
  • 波長 、

講義No.g008635

効率的な漁業を実現するための魚たちとの「知恵比べ」

魚の持つ感覚

 魚は、人が持つ五感(視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚)に、「側線感覚」を加えた6つの感覚を備えています。水中に生息する魚類は体表に「側線」を持ち、周囲の水のわずかな振動を感じることができるなど、陸上の生物が持たない特殊な感覚を備え、過酷な環境で生活しているのです。
 こうした魚の感覚は人と異なる特徴を持ちます。その特徴を理解することは、魚を効率的に集めたり、エサに食いつかせたりするなどの技術開発に役立ちます。

人には見えない超微弱な光を感じる特殊な眼

 海の中は光が届きにくく、特に赤色の波長の光は大半が海水に吸収されます。水深10mあたりから海中は青っぽく見え、水深100mを超えると人間の眼ではほとんど光を感じられません。深い水域に生息する魚は、暗闇でどうやってエサを探したり敵から逃れたりしているのでしょう?
 魚は種類ごとにさまざまな水深に生息しており、水深ごとに異なる光環境に適応した眼を持ち、深い層で生息する魚類ほど青色の光に高い感度を持つ視覚を発達させていることなどがわかってきています。

魚たちの行動習性を漁業に生かす

 魚が光に向かって集まる習性を利用した夜間の漁は古くから行われてきました。ただ、水の中は光が届きにくい上に、深いところにすむ魚には、赤色系の光はあまり見えていません。そこで、海中における光の色ごとの透過性や、魚の視覚の色に対する感度などを調べ、深い場所まで効率的に届き、しかも、魚に見えやすい色の光を放つ「集魚灯」の開発が進み、漁業現場でも活用されるようになりました。
 そのほかにも、聴覚や側線を刺激して魚を集める伝統的な釣りの技術についての研究や、エサの臭いや味の工夫によって効率的に生物を集める方法の研究なども行われています。このような魚類の感覚や行動習性を利用して、漁業を効率化させる手法を考えるのも水産学研究の一分野なのです。

この学問が向いているかも 水産動物行動学、感覚生理学

鹿児島大学
水産学部 水産学科 教授
安樂 和彦

メッセージ

 大学で「水産学」を研究するために、高校の教科の中で重要な科目は何だと思いますか?「魚などについて研究するのだから『生物』!」だと思うかもしれません。確かに理数系科目の基礎知識も大切ですが、特に英語は大切です。
 魚に国境など関係ありませんし、マグロなどの「高度回遊性魚類」は、世界中の国々が漁獲しています。そのため、各国の研究を持ち寄ったり、国際レベルのルールを話し合ったりする際、必ず英語でのコミュニケーションが必要です。水産についての情報を得たり、世界中の研究者の研究成果を知るにも英語は大切です。

先生の学問へのきっかけ

 子どもの頃から釣りが趣味でした。単に針と糸を垂らすだけではなく、毛針を作ったり、魚が食いつきそうな虫を捕まえたり、魚が好みそうな味を予想してエサを作ったりと、いろいろな工夫をしていました。
 大学は水産学部に進み、一時は技術系の職種をめざしたり、貨物船の船長を夢見たりもしましたが、大学4年の時、漁業の手伝いのアルバイトで、漁船で海に出る高揚感、網を引き上げる時のワクワク感、漁師さんたちの温かさを感じて以来、「この人たちの役に立つ仕事をしたい」と考えるようになり、本格的に現在の研究を始めました。

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 鹿児島大学は、日本列島の南に位置し、アジアの諸地域に開かれ、海と火山と島々からなる豊かな自然環境に恵まれた地にあります。この地は、我が国の変革と近代化を推進する過程で、多くの困難に果敢に挑戦する人材を育成してきました。このような地理的特性と教育的伝統を踏まえ、鹿児島大学は、学問の自由と多様性を堅持しつつ、自主自律と進取の精神を尊重し、地域とともに社会の発展に貢献する総合大学をめざします。


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