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自由貿易は環境を破壊する? 

夢ナビライブ2012東京会場にて収録

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どんなことが起こったか?

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講義を視聴する(1分 その3)

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講義を視聴する(30分)

高校3年生 少し難しいところもあったが大学の講義が楽しみになりました。
高校1年生 高校生にでもすごく分かりやすい授業だった。
高校1年生 国境ひとつあるだけで様々な違いがあることがわかった。
高校1年生 今までどのような内容か分からなかったけれども貿易のことが分かって良かった。おもしろかったです。
高校1年生 先生の分かりやすい説明に感動した。
高校1年生 経済で使っていた用語がでてきたので、とても親しみやすかったです。
高校1年生 貿易と環境という全く関係のない学問のつながりがわかり、良かった。
高校2年生 自由貿易は環境を破壊するだけでなく、プラスの影響を及すことも分かり、以前より貿易に対する興味が湧きました。
高校2年生 自由貿易が良いか悪いか。自分たちがそれを決めるのだと知った。
高校2年生 需要曲線や供給曲線等、高校での勉強のつながりを感じました。
高校3年生 自由貿易VS環境及び人間的な生活という既念を捨て去ることができました。
高校1年生 一橋大学への関心、国際経済学部への関心が高まりました。
高校3年生 例が分かりやすかったので、簡単に理解することができました。
高校2年生 国際経済における難しいお話を分かりやすく簡単にしてお話下さってよかったです。
高校1年生 日本の未来にはこの国際経済学が必要だってことが分かった。
高校2年生 貿易によって繰り広げられる環境破壊が分かった。
高校1年生 貿易についていろいろな視点がら考えることができた。
高校2年生 需要と供給について、海外で貿易をすることでバランスをとることができることを知った。
高校2年生 生活に深く関わる貿易について考えが深まり、自由貿易を考えるときに考える点などを明示してくれたので、分かりやすかったです。
高校1年生 経済や、貿易についての話がむずかしかった。
高校2年生 経済学について、いろいろと学べたので良かったです。又、一橋の先生に学んだということが自分の中での貴重な体験となりました。
高校1年生 政治・経済の授業で習った需要・共給曲線を用いてとても分かりやすい授業でした。
高校2年生 教科書やニュースなどでは、エビの自由貿易化により、マングローブが破壊されていることがよく取り上げられ、貿易=環境破壊というイメージがあったが、グラフで読み取ると現境によい場合があることがあることにおどろいた。
高校2年生 環境と貿易がつながっているのは、少し意外でした。おもしろかったです。
高校1年生 自由貿易が環境に与える影響を与えることを、グラフで説明してもらったので分かりやすかったです。
その他 貿易と環境の相関があるのは、少し知ってましたが、あそこまで大きなものになるとは思ってませんでした。
高校2年生 とてもわかりやすかった。グラフの説明が丁寧だった。
高校1年生 全然知らない分野だったけど、学校の授業でやった内容とかが出てきて、理解できた。
高校1年生 すごく分かりやすく、経済学への興味が強くなりました。ありがとうございました。
高校2年生 非常にわかりやすかったです。貿易と環境について、よく知ることができました。
高校1年生 国際経済学について、とても興味がわきました。
高校1年生 自由貿易のメリット・デメリットや物事の考え方などが分かった。
高校2年生 もともと国際貿易に興味があった私にとって今回の講義はより興味を深めるものとなりました。
高校2年生 環境をこわさずに貿易することは、できないというところがよくわかりませんでした。
その他 考え方がかわりました。
高校2年生 講義内容が充実していました。貿易と環境の関係が少し分かりました。
高校2年生 環境問題と自由貿易が結びつくなんて、とても驚きました。需要と供給については習ったばかりのことだったので、とても面白く興味を持ちました。
高校1年生 少し難しいという印象を受けた。グラフなどが示されたが、すぐ理解することができなかった。
高校1年生 貿易の生む、環境の変化がなんとなくだが分かった。一橋のみ力も伝わった。
高校1年生 経済学に興味があるので、環境と貿易の関係の説明がとても面白かった。
高校1年生 自由貿易は、発展途上国の環境を破壊するとしか思っていませんでいたが、先生の話で、ケースバイケースなんだと理解できました。
高校1年生 エピソードとか、とても楽しい講義でした。自由貿易と環境が大きく関わっていることがわかりました。
高校1年生 自由貿易のことを詳しく知ることができ、良かったです。
高校1年生 経済のことが分かっておもしろかった。
その他 とてもわかりやすかったです。えびの自給率の低さに驚きました。
高校2年生 エピソードなどの印象に残る話があって考えやすかった。機会があればまた話をききたい。
その他 貿易による環境への影響がグラフで可視化されていて、とても分かりやすかったです。
高校2年生 一橋大学は、自分の第一志望なので、今回、その授業を体験することができて、とてもためになったと思いました。
高校1年生 とてもおもしろかった。国際経済学に興味がわいた。
高校2年生 身近なエビについての例がとてもわかりやすかったです。自分も広い視野で見ていきたいです。
高校2年生 難しかったけれど、少し理解できました。国際経済学がどのようなものかわかったので、よかったです。
高校2年生 例が分かりやすく関心が深まりました。ありがとうございました。
高校3年生 様々な観点から考えるという考え方こそが大切だとよく分かった。
高校1年生 とても分かりやすく説明してくれてとても良かった。

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関心ワード
  • 蕎麦 、
  • 海外旅行 、
  • 貿易 、
  • 輸出 、
  • 経済 、
  • 輸入 、
  • 利益

講義No.g002234

貿易の利益とは?

貿易がなくなると……!

 貿易は私たちの生活に欠かせないものとなっています。例えば、あなたは海外旅行に出掛ければ、飛行機に乗り、外国のホテルに宿泊し、お土産を買うでしょう。これらの行為は、運輸や宿泊のサービス、および商品を輸入していることにほかなりません。
 一方、貿易が止まってしまうと、私たちの生活は貧しくなります。例えば、中国の工場などで裁断や縫製などを行っているユニクロは安い服作りができなくなり、私たちはユニクロの服を着ることができなくなるかもしれません。また、そば粉やエビのほとんどを外国からの輸入に依存しているため、天ぷらそばを安く食べることもできなくなります。このように、輸入品は私たちの身近に溢れており、私たちは外国と貿易することなしに豊かな生活を送ることはできないのです。

貿易の3つの利益

 貿易の利益として、次の3つが挙げられます。
 第1に、交換の利益です。自国が持っているものと外国が持っているものを交換することにより、お互いが持っていないものを手に入れることができます。例えば、日本はサウジアラビアとの間で、自動車を輸出し、石油を輸入しています。
 第2に、特化の利益です。得意なものに専門化して輸出品の生産を増やし、生産コストがかかりすぎるために輸入でまかなったほうがよいものの生産を減らすことで、生産効率が高まります。例えば、日本でも石油を採ることができますが、石油を採掘し供給するまでにたくさんのコストが掛かってしまいます。石油を供給するために必要な資源(資本や労働力など)を、日本の得意分野である自動車に振り向けて生産・輸出すれば、より多くの石油を輸入・消費することができます。
 第3に、選択の多様化の利益です。輸入することにより、消費者は多様な商品の中から欲しいものを選ぶことができます。例えば、リップスティックを購入する場合、日本のブランドだけでなく、フランスやアメリカのブランドなどバラエティに富んだ中から選択できれば、より理想に近いものを手に入れることができます。

関心ワード
  • 開発途上国 、
  • 環境汚染 、
  • 貿易 、
  • 環境問題 、
  • 自由貿易 、
  • 公害

講義No.g002255

環境問題を貿易の観点から考える

自由貿易に対する批判

 NGO(環境保護団体など)の中には、自由貿易によって途上国の環境が悪化していると、批判する人がいます。例えば、「自由貿易のもとでは、先進国は環境汚染につながらない産業に特化し、途上国が汚染につながるような産業を引き受ける形で国際分業が進んでしまう」とか「先進国は自国に比べて公害や環境に対する規制の緩い途上国に工場を建設し、SOx(硫黄酸化物)やNOx(窒素酸化物)などを撒き散らしている」といった主張です。
 確かにこれらの問題も現実に起きており、自由貿易の悪い面として考慮する必要があります。ただし、以下のような良い面も頭に入れておくことが大切です。

環境にプラスの影響も!

 国民所得が低くて国が貧しい時は、人々は生きるため、お金を稼ぐために必死で、環境をかえりみる余裕はありません。ところが貿易の利益によって国民所得が上がり、途上国が豊かになれば、環境に配慮する余裕が生まれてきます。「環境を良くしよう!」という機運が国を挙げて高まるのです。例えば、1960年代~70年代の日本では、光化学スモッグなどの公害に苦しんでいましたが、現在では環境規制や対策が進んだため、光化学スモッグは少なくなりました。
 また、先進国は途上国では作ることができない、環境に優しい商品を作ることができます。例えば、日本でハイブリット車を作って途上国に輸出すれば、途上国の排気ガスを減らすことができます。さらに、貿易が活発になれば、先進国が持っている環境に優しい技術を、途上国に移転することもできるのです。
 このように先進国と途上国の間の自由貿易は、環境に良い面と悪い面があります。私たちには、プラスとマイナスのどちらの力が強く働いているのかを、きちんと見極めて判断することが求められています。

関心ワード
  • 消費者 、
  • 政治 、
  • 政策 、
  • 農家 、
  • 貿易 、
  • 輸出 、
  • コンニャクイモ 、
  • 農産物 、
  • 輸入 、
  • 保護主義 、
  • 関税 、
  • 規制

講義No.g002256

農産物の関税はなぜ高い?

コンニャクイモの関税は「1,700%」!

 日本では国内の農家を保護するため、海外から輸入する農産物に高い関税をかけています。例えば、米は約800%、エンドウ豆は約1,100%、コンニャクイモにいたっては約1,700%もの関税をかけています。1,700%の関税とは、1万円で輸入した商品に17万円の税金をかけるということであり、国内の農家がいかに手厚い保護を受けているかがわかります。
 このような関税によって貿易には制限がかかっており、保護主義には政治的な要因が強く働いているのです。

保護主義の弊害

 保護主義の弊害は、保護主義によって得をするのは少数の人たちで、国全体では損をしていることにあります。つまり、日本の農家は海外の安い農産物と価格競争することなく、高い生産コストはそのままに、利益をのせて消費者に売ることができます。一方、消費者は海外から輸入すれば安い農産物を買えるはずなのに、政府が高い関税などを設定して輸入を規制しているため、割高な国内の農産物を買わざるを得ない状況になっているのです。
 例えば、ある作物を作る農家が10軒あったとしましょう。その作物が高い関税で保護されていることにより、1億円の利益を得ることができるとします。すると1軒あたり1千万円という大きな利益になるため、10軒の農家はまとまって行動し、国会へ出向いたり、地元議員に陳情したりするなど、農産物の輸入を規制するよう働きかけるのです。
 これに対し、その関税によって消費者には10億円のコストが生じており、消費者は1億人いるとします。すると、1人あたり10円のコスト負担であるため、わざわざ電車に乗って国会へ押しかけて苦情を言ったりはしません。したがって、政治的に意図された高い関税は維持されてしまうことになるのです。
 今後、貿易に大きく依存するであろう日本では、輸出と輸入規制のバランスをよく考えて、政策を決定していくことが求められます。

この学問が向いているかも 大学院 経済学研究科

一橋大学
大学院 経済学研究科  教授
石川 城太 先生

メッセージ

 大学ではすぐに役立つ知識を求めるのではなく、「物事の本質は何なのか、どんな考え方があるのか」をじっくりと学んでいくことが大切です。経済学には「目からうろこが落ちる」ような考え方がたくさんあり、社会がどんな仕組みで動いているのかを理解することができます。例えば、消費税が上がると私たちの暮らしはどういう影響を受けるのか、日本と外国が自由貿易協定を結ぶとどんなことが起きるのかなど、経済学のツールを使って知ることができます。大学では社会の動きを知るための、「いろいろな考え方」を学んでほしいと思います。

大学アイコン
石川 城太 先生がいらっしゃる
一橋大学に関心を持ったら

 一橋大学の大きな特色として、まず第1に挙げられるのは、我が国で最も伝統のある社会科学の総合大学として、常に学界をリードしてきたという長い歴史と実績、並びにこの伝統を受け継ぎ、人文科学を含む広い分野で、新しい問題領域の開拓と解明を推進する豊富な教授陣に恵まれていることです。第2は、商学部・経済学部・法学部・社会学部の垣根が低く、学生は各学部の開設科目を自由に履修することができます。また、10人から15人程度の少人数で行われているゼミナール制度(必修)を核とする少数精鋭教育も本学の特色のひとつです。