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木造建築は、地震に強いのか? 弱いのか?

高校2年生 建築に興味があり、講義を受けました。より興味が沸いてきました!
高校2年生 心柱があると地震に強いと知った。また、木材はダメージを受けても時間がたてば回復することと、また強度が上がることも知った。
高校1年生 木造建築が昔から形を変えず残っているのは心柱を使った構造によって、様々な地震に耐えてきたからだとわかりました。
高校1年生 木造建築は工夫があるとないとでは、地震がきた時の揺れに大きな違いが見られるとわかって面白かったです。ありがとうございました。
高校1年生 木の特性を活かすことで地震に耐えることが出来る建物を造ることが出来ることを知りました。
高校1年生 とても面白かったです。
高校2年生 今回の講義で自分の関心が一段と高まりました。 ありがとうございました。
高校1年生 ニュースでよく災害によって崩壊した木造住居をみるけど、実際、木造が弱いというのはただの偏見であることがよくわかった。
高校2年生 木造建築に対してとても興味を持つことができました。
高校1年生 とても分かりやすい講義でした!
高校1年生 木造建築を少しばかり見くびっていた自分がいましたが、考え方が変わりました!木造建築は、とても地震に強い素晴らしいものだと築くことができ、良かったです。
高校1年生 夢ナビに来る前は建築学関係に少し興味があるぐらいの程度でしたが、講義を聞いてさらに学んでみたいという気持ちになった。
高校3年生 建築か材料で学科を迷っていましたが、木造建築の話をきいて、とても興味がわきました。30分あっという間でした。
高校1年生 とても興味深くきくことができた。私より母が楽しそうだった。
高校1年生 木造建築は地震に弱いイメージを持っていたけど、コンクリートよりも強い事がわかって意外だった。
高校2年生 おもしろかった。
高校2年生 木造だから地震などに弱いとか、コンクリート(鉄筋コンクリート)の家だから地震に強いでは無く、木造だとしても設計や木材の組み合わせによってはコンクリートにも勝ることが出来るという設計や構造、先人の知恵の無限の可能性を感じました。
高校1年生 5重の塔や、木造建築の良さや、これから起こるとされる地震に対して崩れない家造りに関心をもてました。ありがとうございました。
高校1年生 自分も木造建築が好きでとてもきいていて興味深かった。
高校1年生 ずっと木造建築は鉄筋コンクリートよりも強度がないと思っていましたが、建築方次第ではコンクリート建築よりも強度が高くなることがわかりました。
高校2年生 自分は工業学部の建築学科に入ろうと思っています。木造建築がどのくらい地震に対応できるのかがよく分かりました。これを元にしっかり大学を選んでいきます。ありがとうございました。
高校2年生 とても勉強になるお話でこれから、大学を選ぶときの参考にしていきたいです。
高校1年生 木造建築が地震に強いと言うことがわかってよかった。
高校1年生 すごくためになりました。これからいろいろな進路を考えて行きたいです。
高校2年生 建築学に興味があるので、とても勉強になった。進学先選びの糧にさせていただきます。ありがとうございました。
高校1年生 講義とてもおもしろかったです。ありがとうございました。
高校1年生 “コンクリートよりも木はもろいけど強くもある”という考え方を新しく知れた。
高校1年生 五重塔が風で倒れたことがあるというのは知らなかったです。
高校2年生 非常に良かった。
高校3年生 五重塔を中心に木造設計の強さについてお聞きできて、木造建築にもっと興味を持ちました。ありがとうございました。
高校2年生 奈良の五重塔は地震では倒れないということを知りとても驚いた。

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関心ワード
  • 木材 、
  • 伝統工芸 、
  • 職人 、
  • 明治時代 、
  • 東京スカイツリー 、
  • 木造建築 、
  • 鉄骨構造 、
  • コンクリート 、
  • 地震 、
  • 耐震 、
  • 知恵

講義No.g004432

東京スカイツリーにも応用された木造建築の制震構造

木材がスポンジのようにエネルギーを吸収

 意外なことに木造建築の耐震性はとても高いのです。なぜならコンクリートや鉄骨構造とは異なる方法で、地震のエネルギーを受け止めるからです。鉄筋コンクリートの建物では、がっちり固められた柱と梁(はり)、そして壁面で地震の力に対抗します。ところが木造建築の場合、柱と梁は組むものの鉄骨のように何カ所も固定しません。だから地震が起こると柱と梁が連動して動きます。これにより木材がスポンジのような役割を果たして地震のエネルギーを吸収するのです。しなやかに衝撃を吸収する考え方は東京スカイツリーの耐震構造でも採用されています。

耐震強度の高い東本願寺の構造

 京都・東本願寺の耐震性を徹底調査した研究結果があります。まず使われている木材をサンプリング調査したところ、アメリカ産の松であることがわかりました。明治期の建て直しにしては、ずいぶん先進的な試みがなされていたようです。
 また、東本願寺の主要部分については2分の1のスケールの模型を作り、振動台に載せて実験をしてみたところ、耐震性が非常に高いことがわかりました。柱と梁で地震の力を吸収する木造建築の良さを、東本願寺でも生かしていたからです。

木を見て経験の知恵を生かす職人の技

 東本願寺の再建に携わった明治の職人たちが、木造建築を力学的に理解していたわけではないでしょう。しかし、地震が多い日本で建築に関わってきた職人たちの間では、木造での制震技術が経験知として受け継がれていたのです。これはいわば匠の知恵です。彼らは木をじっくりと見て、適材適所を見極めています。カンナの削り方なども木に合わせて微調整しているのです。
 木造建築の世界では、その職人技を現代科学の力を使って分析し、正すべきところは指摘し、生かせる知恵は活用しようとしています。そして、伝統工芸の知恵を発展的に応用し、環境と共生できるこれからの木造建築作りの研究が進められています。

この学問が向いているかも 建築学、木材学、地震工学

金沢工業大学
建築学部 建築学科 教授
後藤 正美 先生

先生がめざすSDGs
メッセージ

 伝統ある日本の木造建築には、大工をはじめとした多くの職人たちの創意工夫が詰まっています。経験と勘で造られた建物を調べてみると、最先端とも言える技術が含まれていることがわかってきました。東京スカイツリーに採用された免震・制震構造には、法隆寺五重塔の耐震技術が応用されています。伝統的な木造建築は地震に強いのです。伝統構法の良さを生かして暮らしやすく安全な木造住宅を設計し、それを社会が何百年も受け継いでいく、というような新しい街づくりに関心のある人は、ぜひ木造建築を学びましょう。

先生の学問へのきっかけ

 木造建築に興味を持った一番のきっかけは、小学4年生の社会の授業で見た法隆寺の五重塔でした。そして、大学院に在籍中に、指導教官から五重塔の耐震性能について教えを受け、伝統的な木造建築に内在する先人達の知恵を少しでも解明したいと感じ、木造建築の耐震性について研究を行うことにしたのです。特に、阪神大震災以降、木造住宅の耐震について問題点が指摘され、実験的な検証や解析法の構築に携わってきました。温故知新の思いで、伝統的な木造建築の良さを再認識し、新しい木造の建物を創造することが最大の関心事です。

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後藤 正美 先生がいらっしゃる
金沢工業大学に関心を持ったら

 金沢工業大学では、講義等で「知識を取り込み」、それを仲間との実験・演習の中で「思考・推論」し、組み替え結びつけることで「新たな知識を創造」し、その成果を「発表・表現・伝達」する独自の学習プロセスを全科目で導入しています。さらに高度な研究環境の中で産学協同による教育研究を実践するとともに、夢考房など知識の応用力を高める多彩なフィールドを実現することで、獲得した知識を知恵(応用力)に転換できる「自ら考え行動する技術者」を育成しています。