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講義No.g007156
スポーツする人を支えたい! ~スポーツ指導者に求められるもの~
選手を悩ませるスポーツ傷害
スポーツにさまざまなケガ(スポーツ傷害)はつきものです。
スポーツ傷害の中でも、あるスポーツを長期間続けることで、体の特定の部位に疾患を抱える「スポーツ障がい」は、選手にとって大きな悩みの種です。例えば野球選手に特有なのが「野球肩」や「野球肘(ひじ)」、また陸上走者には「ランナー膝(ひざ)」や「肉離れ」が多く見られるなど、種目によってスポーツ障がいの内容は異なります。こうしたケガを100%防ぐことはできません。しかし正しいケアを行うことで、ケガを減らすことは可能です。
活躍の場は徐々に広がっている
選手のケガを防ぐには、トレーニングに関する正しい知識を持った指導者の存在が欠かせません。例えば、学校の部活動には顧問の教諭がいますが、チームを強くすることに主眼をおいた指導となるため、どうしても選手の体のコンディションまで目が行き届かないのが現状です。
そこで最近では、スポーツトレーナーなど外部指導員を招き、選手の体のケアをサポートする学校も増えてきています。また学校現場だけに限らず、小さな子どもからお年寄りまで、あらゆる年代のスポーツ愛好者に対して、体のケアを含めたサポートを行う専門家のニーズが高まっています。
過去の手法はすべて間違い?
スポーツ指導者をめざす人の中には、過去にスポーツでのケガを経験し、悔し涙を流した人も多いのではないでしょうか。自分と同じようにケガで泣く選手を生まないためにも、体のメカニズムやスポーツ科学の正しい知識と指導法を身につけておくことが大切です。また、かつては主流だった根性論や精神論ですが、最近ではスポーツ障がいを引き起こす原因とも言われ、敬遠されています。
しかし、最新トレーニングで使用される器具は、以前から行われていた手法を改良したものがほとんどです。最新のスポーツ科学だけではなく、過去の手法などもバランス良く取り入れて、選手・状況に適した指導法をコーディネートするといった柔軟な視点が必要なのです。