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口腔の専門医をめざして~歯学部の新展開~

高校1年生 動画を流してくれてきいていてとても理解しやすかったです。
高校1年生 歯科医とは歯のみに関係するのではなく、全身に関係する仕事であるとわかりました。
高校1年生 とても分かりやすく、興味深い内容でした。歯学系の道に進もうと思いました。
高校1年生 むずかしい話だったけど、分かりやすく説明してもらって良かったです。
高校2年生 わかりやすかった。
高校1年生 歯学部は歯のことしか学ばないと思っていました。しかし体のことなど色々なことを学べることを知り、とても興味を持つことができました!
高校1年生 「歯学部」といっても歯のとだけでなく、体全体のことなど様々なことを研究・開発していることや、グローバルな取り組みも行なっていることが分かった。
高校1年生 歯学に興味をもった。
高校2年生 大学に興味がわいた。
高校1年生 iPSでつくった歯は1本2000万円することにおどろいた。
高校1年生 むずかしかったです。
高校2年生 歯学部にもっといきたくなりました。
高校1年生 口腔のことについてもっとしりたくなりました。先生が言っていた人生は1回なので外国へでてほしい。を自分は実行しようと思います。
高校1年生 大阪大学で行われている実験の幅は広く、大学で学ぶ分野が明くて驚いた。
高校2年生 歯学部についてわかった。
高校2年生 唾液は生きていく上でとても大切なことが分かりました。人々が心地良く生きていくために、私も歯学部に行きたい気持ちが高まりました。
高校2年生 第1志望が歯学部で元々非常に興味があったので、色々知れたし、とても面白かったです。
高校1年生 歯学部の新しい興味がわくようなすばらしい講義でした。
高校1年生 口の中だけに悪影響があると思っていたが、周りも色々関係してくると知った。
高校2年生 口腔学をしっかりきけてよかった。すごく興味がわいた。
高校2年生 だ液の大切さなど先生の研究への意力が本当にすごいと思った。
高校1年生 高校では習わないようなくわしいことまで知ることができて良かったです。これからの仕事などに生かしていきたいと思います。
高校1年生 海外に出たいと思った。口臭の原因が分かってよかった。
高校1年生 歯学部の人はみんな歯科医になると思っていたけどいろいろな進路があることがわかった。歯を専門としている学部なのに全身のことを知らないといけないのにはびっくりしました。
高校2年生 虫歯や歯周病以外の治療のことについてよく分かりました。関心が高まりました。
高校2年生 話がよくわかり、興味が沸きました。
高校1年生 友達について見に来たけど話もおもしろく興味がわきました!
高校2年生 口の中でもいろいろな症状があることを知りました。そして、体全体のことも学ぶんだと思いました。
高校1年生 とても興味を引くような内容でした。ありがとうございます。
高校2年生 歯学にも色々な種数の学問があるのを知り、興味が更に高まりました。
高校1年生 日本だけでなく世界にふみこむすばらしさを知りました。歯学に進みたいです。
高校2年生 少し難しかったが、良い経験ができた。
高校1年生 先生のはなしをきいて、歯科に興味をもてました。ありがとうございました。
高校2年生 ドライマウスや無呼吸などがどんなものかは知っていたけれど、それがどんなことにつながるかまでは知らなかったので知れてよかったです。
高校1年生 わかりやすかったです。
高校1年生 もともと歯学について少し興味がありましたが、講義を聞いてさらに興味をもつことができました。とても良い経験になったと思います。
高校1年生 IPS細服で唾液腺が作れることに興味がわいた。
高校1年生 歯学部の面白さがよくわかって、とてもたのしかったです!!ありがとうございました。
高校2年生 大阪大学の説明から口腔外科のことまで気になっていたことを全て教えていただけて本当に良かったです。
高校1年生 興味がもてました。
高校2年生 1つの分野でも、視野を広げればもっと色んなところで活やくできることを学べました。
高校1年生 おもしろかった。
高校1年生 国の政策による歯科医の現状が分かった。また、ねているときのいびきの口の中の様子も分かって、関心がわいた。
高校1年生 話し方がうまくてとても分かりやすかったです。また、歯学部でいろんなこと(歯以外も)を学べることが分かりました。
高校1年生 歯への関心がより深まりました。
高校2年生 歯学について歯の治療だけだと思っていたが、歯以外にもいろいろと学ぶことを知っていなかったのでためになった。
高校1年生 キャンパスのこともよくわかりよかった。
高校2年生 歯について勉強をするのだけど体の解ぼうもして、体全体のことを知ることができることが分かりました。

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関心ワード
  • 副作用 、
  • 上皮細胞 、
  • 命(いのち)・生命 、
  • ドライマウス(口腔乾燥症) 、
  • 口腔ケア 、
  • 口 、
  • 健康 、
  • 高齢者 、
  • 唾液 、
  • 食事 、
  • 歯科

講義No.g004376

生命にかかわるドライマウスの危険

現代人は口が乾いている

 口の中が乾いて食べ物が飲み込みづらい、しゃべりづらい、味がわかりにくい、口の中がネバネバする、といった症状を「ドライマウス」と言い、現代人に増えています。最も多い原因は、胃薬や花粉症の抗アレルギー薬、睡眠薬、抗不安薬、降圧薬など薬の副作用によるものです。ほかにはストレスや加齢、ファストフードなど柔らかい食事による噛む力の低下、糖尿病や更年期障がいなどの要因が重なって、ドライマウスになることがあります。

身体にとって重要な唾液

 ドライマウスで問題なのは、口が乾くだけではなく、さまざまなトラブルを引き起こすことです。唾液には消化を進める働き以外に抗菌作用がありますが、口腔内が乾くと細菌の繁殖を防げず、虫歯や歯周病の原因になります。また唾液の粘りは、食べ物が粘膜を傷つけるのを保護し、食べ物をゲル状にまとめて飲みやすくします。しかし唾液の量が少ないとこれがうまくできません。またドライマウスになると風邪や肺炎をおこしやすく、胃潰瘍などにもかかりやすくなります。さらに、唾液に含まれるEGF(上皮成長因子)という物質は、上皮細胞を増殖し、組織を修復・再生させる働きを持っており、口や消化管の傷ついた粘膜の治癒を助けています。唾液は身体にとって重要な役割を担っているのです。

歯科でドライマウスを治療する

 特に高齢者にとって、ドライマウスは生命の危険にもつながります。食べ物をうまく飲み込めず窒息したり、痰の細菌が肺に入り肺炎を起こしたりする危険があるのです。
 ドライマウスを根本的に原因から治療する医師はいませんでした。しかし高齢化が進み口腔ケアが重要視される今、歯科医がその治療に挑んでいます。深刻な事態につながるドライマウスを防ぐため、口腔を潤すリンス剤の使用や、唾液腺や口腔粘膜のマッサージなどを行います。また患者さんが服用している薬をチェックして、副作用による口の渇きが減少するように種類や量をアドバイスします。口の中の健康を保つ歯科は、最先端の医療技術につながっているのです。

関心ワード
  • 居眠り 、
  • 噛み合わせ 、
  • いびき 、
  • 治療 、
  • マウスピース 、
  • 呼吸 、
  • 睡眠時無呼吸症候群 、
  • 睡眠 、
  • 歯科

講義No.g004377

睡眠時の呼吸トラブルを歯からのアプローチで治す

寝ている間に繰り返し呼吸が止まる

 「睡眠時無呼吸症候群(Sleep Apnea Syndrome:以下SAS)」は、寝ている間に呼吸が何度も止まる「無呼吸」や、気道の空気の流れが悪くなり呼吸量が減少する「低呼吸」を繰り返す病気です。女性より男性の方が圧倒的にかかりやすく、SASになると本人は眠っているつもりでも十分な睡眠がとれず、頭痛や日中の居眠りを引き起こします。ひどい場合には日常生活に支障をきたし、睡眠時の呼吸停止から突然死を引き起こしかねません。チェルノブイリ原発事故(1986年)などは、SASによる作業員の誤操作だという説もあります。

息がしづらい原因は

 SASの原因は、睡眠時に空気の通り道である気道がふさがって狭くなり、呼吸がしづらくなることです。原因はいくつかありますが、加齢で舌の筋力が低下すると、寝る姿勢になった時に重力で舌が沈んで気道をふさいでしまうこともあります。また肥満で首周りについた脂肪や骨格の問題、アデノイドや生まれつき舌が大きい場合なども、睡眠時に気道を狭める原因になります。
 SASの診療は呼吸器科や循環器科、あるいは「いびき外来」などと呼ばれる専門科などで行われており、「CPAP(シーパップ)」という鼻に装着したマスクから持続的に空気を送り込む治療法が一般的です。しかしこれは装置が大掛かりで、手軽に快眠が得られるとは言えません。

歯科治療は新たなステージへと進化する

 そこで、歯科医が行う治療が注目を集めています。歯科装具、いわゆるマウスピースを使って気道が広がるように噛み合わせを調節して、空気を通しやすくするのです。最近では、内視鏡を使って気道の状態を確認し、効果判定を行う臨床研究も進められています。この方法で症状が改善した人たちを追跡調査し、SASがほかの病気の症状に悪影響を及ぼすこともわかってきました。
 歯科は虫歯の治療や義歯などを作るだけではなく、幅広い病気の治療を担う新たなステージへと進化しているのです。

関心ワード
  • 人工臓器 、
  • 臓器再生 、
  • 唾液腺 、
  • 細胞 、
  • 再生医療 、
  • 唾液 、
  • 遺伝子 、
  • 臓器 、
  • 腎臓 、

講義No.g004631

唾液腺の研究が人工臓器をつくる道をひらく

どんどん枝分かれしてできる臓器

 まずツルツルのボールを思い浮かべてください。これが少しずつ大きくなると同時に、サッカーボールのような継ぎ目ができ、その継ぎ目が徐々に深い裂け目となって枝分かれして、やがて房になります。これが唾液腺や肺、腎臓などの臓器ができるメカニズムです。これらの臓器は、組織の表面積を増やして水分や酸素の交換効率を高めるため、枝分かれの多い構造になっています。

枝分かれの決め手となる遺伝子の発見

 臓器ができるとき、なぜこのような枝分かれの現象が起こるのでしょうか。これは唾液をつくる「唾液腺」の研究から、解明されようとしています。
 マウスの胎仔の唾液腺を人工培養し、枝分かれの裂け目にある細胞と、裂け目以外のところにある細胞の遺伝子を調べました。すると、裂け目のできるところに「Btbd7」という遺伝子が見つかったのです。発見されたこのBtbd7は、唾液腺や肺などの枝分かれを制御する遺伝子であることが明らかになりました。つまりBtbd7は、臓器の形成に関わっているのです。このことはアメリカ科学誌『サイエンス』などで発表され、世界中から注目を集めました。現在は国内・国外の複数の研究機関で共同研究が進行中です。

臓器再生のカギは枝分かれのコントロール

 枝分かれのメカニズムの一端が解明され、臓器を人工的につくれる可能性が高まりました。しかし、さらにクリアすべき課題があります。それは枝分かれによる臓器の発達を調整することです。唾液腺は、ある程度大きくなると成長が自然に止まるのですが、それが何らかの物質の化学的な作用によるのか、周囲の組織から受ける物理的な圧力によるのか、まだわかっていません。そのまま増殖し続けると、腫瘍に変化する恐れがあるので、発達を必要なタイミングで止めて枝分かれを制御できれば、唾液腺や腎臓、肺などの臓器を人工的につくり、再生医療に生かすことも夢ではなくなるでしょう。

この学問が向いているかも 歯学、口腔外科学、顎口腔機能治療学

大阪大学
歯学部 顎口腔機能治療学教室 教授
阪井 丘芳 先生

メッセージ

 歯科治療は虫歯や歯周病から、口腔がん、口唇裂・口蓋裂、摂食・嚥下障がい、睡眠時無呼吸症候群、ドライマウスなど、そのフィールドは広がっています。また研究では、歯や骨、唾液腺の再生医療など、さまざまな分野で発展してきています。歯学は今後の可能性を秘めた魅力的な学問です。「歯科医院の数はコンビニの数より多い」などと言われますが、新しい分野では人材が不足しているのが現状なのです。最先端の歯学に興味があるならぜひチャレンジして、未来の歯科医療と研究を担ってください。

先生の学問へのきっかけ

 中学生になるまでは体が弱く、少年時代は病院に通うことが多かったです。剣道部に入ってからは、病気をしなくなり、将来は医療の分野で恩返しをしたいと思いました。近所の先生にあこがれて、歯科医師をめざしましたが、大学時代に訪れたドイツの病院で口腔外科医として口腔がんに取り組む先生に出会い、進路を決めました。がんを摘出した後も、口の機能障がいがおこり、食べること、話すことができず、苦しむ患者さんがおられます。この方々のために、さまざまな器官を回復できないかと考えるようになり、再生研究を始めました。

大学アイコン
阪井 丘芳 先生がいらっしゃる
大阪大学に関心を持ったら

 自由な学風と進取の精神が伝統である大阪大学は、学術研究でも生命科学をはじめ各分野で多くの研究者が世界を舞台に活躍、阪大の名を高めています。その理由は、モットーである「地域に生き世界に伸びる」を忠実に実践してきたからです。阪大の特色は、この理念に全てが集約されています。また、大阪大学は、常に発展し続ける大学です。新たな試みに果敢に挑戦し、異質なものを迎え入れ、脱皮を繰り返すみずみずしい息吹がキャンパスに満ち溢れています。