一覧へ戻る

「食べる」を治療と生きるにつなげる

高校2年生 患者一人一人のことを考え、工夫された食事が提供されていることを知ることができました。
高校2年生 講義ありがとうございました。少し興味を持ちました!
高校2年生 面白かったです
高校2年生 わかりやすかったです。ありがとうございました!
高校2年生 トーストちゃんです🍳💗お話が聴きやすくて、あっという間の30分でした。私は文理選択で悩み、「判断」で文系に来ました。今更後悔しても遅いのですが、やはり「直感」の大切さを講義で感じました。先生の言葉通り、「今」を見て勉学に励もうと思います。未だに自分の将来を決められていませんが、自分が楽しいと思える直感を信じて決めていこうと思います☺今日は本当にありがとうございました!!
高校1年生 悩んでいたことや文理選択のことを詳しく丁寧に教えてくださってとてもためになりました!自分の好きなこと、楽しいことを主にして将来就きたい仕事について考えてみようと思いました。私は優順不断な性格なので先生がおっしゃったように普段から自分で選択するように心がけたいです。そして日常会話の中でも目力と口元などの表情に気を配りたいです。本日はためになる講演会をありがとうございました!!!
関心ワード
  • 治療 、
  • 食事 、
  • 高齢者 、
  • 健康 、
  • 食物 、
  • 嚥下(えんげ) 、
  • 咀嚼(そしゃく) 、
  • たんぱく分解酵素 、
  • 臨床栄養学 、
  • ミネラル 、
  • ビタミン 、
  • タンパク質 、
  • 栄養

講義No.g009236

おいしく食べてもらうことで、回復力を高める栄養療法を学ぶ

健康を維持するために栄養バランスに配慮する

 人間は、食物から栄養を摂取しなければ生きていけません。エネルギーだけでなく、ビタミンやミネラルなど、各種の栄養素を適正に摂取していかなければ、身体の良い状態を維持できなくなります。
 人間には、身体の異常を自分で治す能力が備わっていますが、その源になるのは食物から得られる栄養です。必要な栄養素が不足していると、身体の回復力が悪くなる恐れがあるのです。

患者さんに合わせた「栄養療法」を学ぶ臨床栄養学

 体力が低下している高齢者や病気の人などは特に、必要な栄養を十分に摂取しなければなりません。そこで、入院患者さん一人ひとりの病態を把握しながら栄養状態を評価し、その人に応じた「栄養治療」の計画を立てて実施していくことも「臨床栄養学」の1つです。
 対象者の中には、脳血管障がいの後遺症や認知機能障がい、口腔や気管の障がい、手術などが原因で、食べ物を噛んで飲み込む動作がうまくできない「咀嚼(そしゃく)・嚥下(えんげ)障がい」の患者さんもいます。そのため臨床栄養学では、栄養素の働きや消化・吸収・代謝などの知識に加え、障がいの程度に応じて食形態を調整する技術も学びます。

おいしく食べることで生きる気力が湧く

 私たちは、おいしいものを食べると、力が湧いてくるような気分になります。食事は、単に栄養を補給するだけではなく、生きる気力や喜びを生み出すものでもあります。
 昔の病院食は、咀嚼・嚥下障がいの患者さんに対して見た目のよくないものもありました。しかし、臨床栄養学や調理学、食品学の進歩によって、加圧調理法や冷凍調理法、たんぱく質分解酵素などを駆使した、見かけも味もよく、栄養バランスも整っていて、噛まなくても飲み込める「嚥下調整食」の開発が進んでいます。食事を楽しみながら栄養を摂取できる嚥下調整食は、医薬品のような即効性はないものの、確実かつ着実に入院患者さんの回復力を高める治療補助の1つなのです。

この学問が向いているかも 臨床栄養学

広島修道大学
健康科学部 健康栄養学科 教授
栢下 淳子 先生

先生がめざすSDGs
メッセージ

 あなたは「食べる」ことは好きですか。身体の状態によっておいしく感じる時とそうでない時の変化について、疑問を感じたり理由を調べたりしたことはありますか。
 医療機関で、患者さんのための栄養治療を行う技術を研究するのが「臨床栄養学」です。もしもあなたが、「医師や薬剤師になりたいわけではないけど、人々の命を守る食の医療専門職に憧れる」と考えているのなら、ピッタリの学問分野と言えます。患者さんとの会話の中から、さまざまなヒントを見つける仕事でもありますから、文系科目が得意な人にも向いているでしょう。

先生の学問へのきっかけ

 私が高校生の頃、祖母が脳梗塞の後遺症で寝たきりとなり、通常の食事を噛んで飲み込めない、「咀嚼(そしゃく)・嚥下(えんげ)障がい」に陥りました。母と、私たち姉妹は、祖母を毎日自宅で介護しながら、「おばあちゃんにいろいろ食べてもらいたいけど、流動食がメインになって、食事の楽しみが減ってしまったね」と調理に苦労していたことを、今でもはっきりと覚えています。
 その経験がきっかけとなり、高校卒業後は管理栄養士をめざして勉強し、病院に就職してから臨床栄養学に基づく形態調整食の研究に取り組むようになりました。

大学アイコン
栢下 淳子 先生がいらっしゃる
広島修道大学に関心を持ったら

 「個」を育み、伸ばす。それは、約290年前、本学の前身・浅野藩の藩校「講学所」の時代から受け継がれる教育理念です。
 広島修道大学では平成22年度「大学生の就業力育成支援事業」に選定されるなど、学部での学びはもちろんのこと、学生一人ひとりの自己実現をバックアップするさまざまな取り組みを行っています。
 合い言葉は「すべてを学びのもとに」。教職員が一体となってあなたの可能性を応援します。