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被害者は「被害」を隠す? 隠さない?

高校2年生 公害病がまだかい決してないこともわかったし、被害者は被害を隠すことができないということもわかりました。
高校1年生 被害を「隠さない」のがあたりまえだと思ったのに、被害を「隠さざるを得ない」のは驚いた。これから、あたりまえをうたがいたい。
高校1年生 自分の持っている「あたりまえ」を崩すということの大切さを学べてよかった。公害問題が終っていないと聞きとても重大な問題だなと感じた。
高校1年生 社会学とは「あたりまえ」を疑うことである。公害問題は終わっていない。環境社会学は現地に行って実際に会って話してみることが第一。
高校2年生 今まで公害についてあまり知らなかったけど、講義を聞いて関心が高まりました。
高校2年生 公害という言葉は私にとって、教科書上の過去でしたが、実はそうではなく、公害を勝手に過去にした私こそが「あたりまえ」で壊さなければならないものなのだと感じました。
その他 授業を聞くまでは被害者が被害を隠すことはないと思っていましたが、先生の話を聞いて考え方が変わりました。
高校2年生 環境社会学部についてとても興味がわきました。終ったと思っていても、見えていなかっただけだったんだなとわかりました。
高校1年生 「社会学」という学問に興味がわきました。私も自分の意見をしっかり持って生きていきたいと思います。
高校1年生 少数派のそんざいを忘れずに考えようと思った。
高校1年生 今日は、ありがとうございました。もし公害が自分のまわりで起こってしまったら私は被害を隠さずきちんと訴えていけたらなと思います。
高校1年生 私も実際に被害にあっても訴えることはできないんだろうなと思いました。
高校2年生 分かりやすかった。とてもためになった。
その他 テーマについてよく理解できました。
高校2年生 自分の知らない事だらけで面白かったです。
高校1年生 社会学って面白そうだなと思いました。とても興味がわきました。
高校1年生 公害について教科書で裁判をしたという所までしかやっていないイメージでニュースにもあまりなっていなかったけどおわっていないと分かったのでよかった。
高校2年生 今回、公害についてのお話を聞かせていただきました。社会学科に興味が出てきました。
高校1年生 社会学について知れて嬉しかったです!
高校1年生 水俣病はとっくの昔に終っているものだと思っていたのでおどろいた。そして被害を隠さざるえない理由が分かった。
高校2年生 社会学とは何かを教えて下さって、とてもかんしゃしています。自分のもっているあたり前は他の人にとってはあたり前ではないことに気付きました。ありがとうございました。
高校2年生 社会学は「あたりまえのことを疑う」学問だと知りました。進む道は違ったとしても「あたりまえのことを疑う」ことは何にも通じるものだと思い、知れてよかったです。
高校2年生 タイトルからは“公害”の話だとわからず、最初はとまどってしまったけど、どんどん引き込まれていき、私も社会学にたずさわりたいと思いました。!水俣病は終わっていない、という事実が深く残り、社会のあり方を問い直すべきだと思いました。
高校1年生 とても興味がわきました。
高校1年生 被害構造の存在。被害者は被害を隠さざるを得ない。「あたりまえ」「ねばならない」から自由になろう!
高校1年生 自分が興味のある分野だったのでとても面白かった。
高校2年生 貴重なお話をありがとうございました。私にも「あたりまえ」ということを思っていることがいくつかあります。それを「あたりまえ」ということを考えずに生活したいと思いました。
高校1年生 簡単に自分の考えをカミングアウトできるなんて言ってはいけないなと思った。いろんな被害が今でも続いてることを理解しなくてはいけないと思った。
高校1年生 自分がもし公害の被害にあったら、訴えるだろうと考えていましたが、実際は、訴えることができないさまざまな理由があったことを知れました。
高校1年生 今だに差別があるとは驚きました。私が知らないだけで、このような問題が今もあるのだと思いました。もっと周りに目を向けたいです。
高校1年生 ありがとうございました。
高校2年生 よく理解できた。
高校1年生 先生の話を聞いて、社会学ってすごいなあと思いました。私も「あたりまえ」を疑ってみようと思いました。
高校2年生 大体の人が被害を隠さないと手を挙げていて、私も隠さないと思ったのですが話を聞いたら実際自分が言えるか分からなくなりました。そのくらい深刻な問題だと思いました。
高校1年生 分かりやすい授業をありがとうございました。
高校1年生 社会学について良く知ることができた。今まであまり知らなかった環境問題についても少し興味がわいた。
高校1年生 環境問題、特に公害問題について考えさせられる講義だった。自分も「あたりまえ」のことを疑い、世の中の問題について考えていこうと思った。
高校1年生 「あたりまえ」を疑うことは難しいけれど、自分のために必要なことだと思います。身近な「当たり前」から疑えるようになりたいです。
高校1年生 公害について色々と知れることが出来てよかった。
高校2年生 社会学というのは、あたりまえのことを疑うもの、というのがとても印象的でした。
高校1年生 水俣病について詳しく話してくれたので、そのときの状況や考え方が分かりました。
高校1年生 被害についてより詳しく学ぶことができてよかったです。あまり被害をうける立場の考え方を理解していなかったのだと改めて感じました。
高校2年生 とても面白かったです。
高校2年生 一つの被害からいくつもの被害を受けてしまうと知りました。被害者なのに普通に接してくれないと、自分でも被害を隠してしまうと思いました「あたりまえ」をうたがえるようになります!
高校1年生 とても分かりやすかったです。社会学とはなにかを大まかに教えてくれ、現地に行くことが大切だと分かりました。
高校2年生 被害を受けたら訴えられる人々ばかりでないことがよく理解できた。
高校2年生 被害者がどのように考えるのかがわかりました。また、そのような心理についても調べてみたいと思いました。
高校1年生 大変面白かった。
高校2年生 ・自分が思っているよりも深く、被害を受けている人達は言いたくても何を言われるか分からない恐怖や不安があって、周りのことをもっと知ることが大事だと思いました。
高校1年生 私が被害者になってしまったら被害をかくさずうったえると思っていましたが、先生の方を聞いて、かくすという人の理由も知り、視野が広がりました。
高校1年生 自分の考えをみつめなおすことができて、とても興味深かったです。ありがとうございました。
高校2年生 何かをやったら素直に申し出ることができる人になりたい。
高校1年生 私が知らないことなどを知ることができて良かったです。環境社会学というものに初めて触れ様々なことを知ることができました。
高校2年生 貴重なお話ありがとうございました。今までは訴えるのがあたりまえと思っていましたが今回の講義をきっかけに自分の当たり前を疑ってみようと思いました。
高校1年生 公害に対するイメージが変わりました。すごく興味を持ちました。
高校2年生 社会学ってどんなものなのかよくわかっていなかったので、受講できてよかったです。
高校2年生 現在と未来を大切にするあまり、過去の事件について発表しない心を少し分かる気がしてしまいました。
高校1年生 「あたりまえ」を見直す社会学に興味が湧いた。
高校2年生 水俣病問題はまだ解決していないことにびっくりしました。貴重なことを学ぶことができて嬉しかったです。
高校1年生 この講義をきく前は「公害は解決した」ものと思っていましたが、現実を少し見ることでなかなか根が深いもんだいだと思いました。
高校1年生 現在、日本でもまだ、水また病が続いていることを知った。

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関心ワード
  • 被害 、
  • 社会学 、
  • 被害者 、
  • 公害 、
  • 水俣病

講義No.g009623

なぜ公害被害者は被害を訴えず、問題は解決しないのか

終わらない二つの水俣病問題

 1959年に熊本水俣病、1965年に新潟水俣病が公式発表されました。どちらも工場排水に含まれた有機水銀が原因です。食物連鎖による高濃度の有機水銀を蓄積した海魚・川魚を食した人々は水俣病患者となりました。症状としては手足のしびれ、味覚障がい、感覚障がいなどがあり、目に見えにくい症状です。2019年現在、熊本、大阪、東京、新潟で患者さんたちによる裁判が続いています。問題はいまだ解決していません。

長年にわたって被害を訴えられない事情

 21世紀に入って、ようやく自分の病を「水俣病だ」と自ら訴えることができた人たちによる裁判です。なぜ今なのでしょうか? 水俣病だと名乗り出ることで、「うつるのではないか」「遺伝するのではないか」と言われ、子や孫までが差別に巻き込まれてしまう恐れ、裁判を起こせば「金が欲しいから、嘘をついているのではないか」と言われてしまう恐れ、水俣病に認定され、得た補償金で、家を建て替えると、「水俣御殿だ」と言われてしまう状況もありました。名乗り出ることが非常に困難な地域社会ができあがっていました。「子どもが就職・結婚した」などそれぞれの理由で、ようやく名乗り出た人たちが今の裁判の原告です。

調査の現場からわかったこと

 実際に患者さんたちの話を聞いてわかったことがあります。大学病院での検査で「うそついているんだろ」と言われたこと、集落で最初に認定されたために魚が売れなくなるからと仲間はずれにされたこと、会社の慰安旅行で「あの人はミナだから」と部屋を別にされたことなど、健康被害が職場や地域社会にも影響する派生的被害・二次的被害がそこにありました。このような二次的被害はほかの公害病でも、また災害でも起きています。こうした二次的被害を防ぐためには、みんなが病気や被害の状況を正確に知り、理解することが不可欠です。環境社会学は実際に現地に行き、関係する主体・組織に調査をして、その原因と克服のための方策を研究します。

参考資料
1:被害者運動と申請件数(新潟)
この学問が向いているかも 環境社会学

立正大学
文学部 社会学科 教授
堀田 恭子 先生

メッセージ

 私は現場第一主義の「環境社会学」が専門です。そもそも社会学は「当たり前のことを疑う」学問です。ですから環境問題の現場でなくても大丈夫です。まずは気軽に外に出て、アンテナを張ってさまざまな人や風景に出会い、たくさんのことを感じ取ってください。そして好奇心旺盛に本やテレビ、新聞、ネットなど多様な媒体(メディア)にふれて、知識や感性を蓄えてください。現場で感じたことが多様なメディアを経ることで、あなた自身の中の「ねばならない」を解放してくれるかもしれません。それを助けてくれるのが社会学的な考え方です。

先生の学問へのきっかけ

 社会学に興味を持ったきっかけは、高校1年の現代国語の授業でした。人間関係を扱った評論の著者が社会学者で、当時、友人関係で悩む中で「社会学ってどんな学問だろう」とふと思ったのが最初です。大学は社会学部に入りましたが、音楽サークルに熱中していたため、社会学をもう少し学びたいと大学院に進学しました。博士課程2年生の社会調査の授業で新潟水俣病の現場に行き、聞き取り調査をしたのが環境社会学との出会いでした。聞き取りを断られることもありますが、それ以上に新しい出会いに力づけられ、多くのことを学んでいます。

大学アイコン
堀田 恭子 先生がいらっしゃる
立正大学に関心を持ったら

 立正大学は、人間・社会・地球をトータルでケアできる人材を育成する8学部15学科を有し、多彩な学問分野において広く深く学ぶことができます。加えて充実したキャリア形成支援により、社会の多方面で活躍する優れた人材を輩出しています。本学は1872年(明治5年)東京・芝に開校の起点となる小教院を設立し、2019年で開校147年を迎えました。品川キャンパスは山手線2駅から徒歩5分の都市型キャンパス、熊谷キャンパスは東京ドーム約8個分の広大な自然環境型キャンパスをもつ、学生数1万人を超える総合大学です。