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農作物の光害(ひかりがい)知っていますか

夢ナビライブ2018大阪会場にて収録

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光害発生のメカニズム

1分動画2

事例から見る光害の問題点

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光害の実証試験

30分動画

講義を視聴する(30分)

高校2年生 研究の成果が人々のためになる、とても魅力的な学問だと思った。
高校1年生 青→赤の順に稲作り遅延をきたすことがわかりました。ありがとうございました。。
高校2年生 光害についてあまりよく知らなかったけれど、今回先生の話を聞いてとても興味を持ちました。自分でもっと調べてみようと思います。
高校1年生 植物に何も影響がないように見える外灯の明かりが、成育に大きく関わるということを知りました。
高校2年生 普段やくに立つ街頭が農作物へ大きなひ害を与えてるとは思わなかった。
高校2年生 「光害」というものがあるのを初めて知り、読み方も間違えていました。自分でも「光害」について調べてみたいです。
高校1年生 光害が及ぼす影響が思っていたよりも大きかったことに驚きました。
高校1年生 光害のことは全く知りませんでした。光があると成長するのかと思っていたけど米は逆に止まってしまうということをきいてびっくりしました。自分でも、もっと色々なことを調べてみようと思います。
高校3年生 とにかく何事にも疑問を持つことが大切だと思った。これは、こういうものだと決めてしまいがちな所があるので、ちょっとずつなおしたいと思った。
高校1年生 光害の存在を初めて知り、その農作物への影響が思ったより大きくて驚いた。予算などの他の問題もあって複雑そうだった。
高校1年生 光のあたりかたなどによって農作物の育ち方がちがっていたりすることがしれて光害について知れた。
高校1年生 僕も光害について調べてみたい。
高校2年生 私の家の周りも田んぼが多いので、光害があるのか気になった。
高校2年生 光害のことについて、もっと知たいと思った。そして光害のことをもっとたくさんの人につたえたいと思った。
高校1年生 自分の祖父母が米を作っているので、光害があったら他人事じゃないなと思いました。これからもがんばってください。
高校1年生 面白かった。
高校1年生 農作物が人工光によって受ける害「光害(ひかりがい)」について初めて習った。小さな光で農作物が大きな害を受けることを知って、とても驚いた。とてもおもしろかった。
高校3年生 人がつくる、害もあることが分かった。環境だけでなく、自分たちも植物にかかわってることがちゃんと分かった。
高校1年生 農作物は、赤い光に弱いということを知った。光害の対策として開発されたLEDが、より多く世界に広まると良いなと思った。
高校1年生 「光害」という言葉を知ることができ、また、先生が研究している内容もよく分かりました。これからは田んぼなども注意深く見ていきたいと思います。
高校1年生 光の害があることをいましった。
高校1年生 ずっと光が当たっているのはダメなことなんだと思いました。バイパスを作る時なども環境の事を考えないといけなくて大変だと思いました。
高校1年生 お疲れさまでした農学はスゴイなと思いました。
高校2年生 光害という言葉について深く学ぶことができました。
高校2年生 分かりやすい説明をありがとうございました。
高校2年生 農学部ってどんなことをするんだろうなと思っていたら、先生の講義を受けて、非常に農学部に興味をもちました。ありがとうございました。
高校2年生 今は、光が重要になってきていて、街灯もふえてきているが、そのせいで光害が出てきていて深刻な事になっているので、解決していると思った。
高校2年生 とてもすばらしかったです。
高校2年生 光が害になるとは思いませんでした。
高校3年生 家の近くにある街頭でも光害についての問題があったのでとても身近に思えた。私自身光害のことは知っていたが、それを防ぐ照明があることは知らなかった。
高校1年生 イネについてくわしくしれてよかったです。
高校1年生 以前より農学に興味があったのですが、光害についてのお話は特に興味深く、農学を専門に学びたいという気持ちが強くなりました。ありがとうございました。
高校2年生 あまり思っていた内容とはちがったけれど、普段からもっと気にかけて田などをみようとおもう。
高校1年生 今までヒカリがイのことは知らなかったが、先生の話を聞いて、分かりました。ありがとうございました。
高校2年生 聞いていて楽しかった。
高校2年生 植物には日が短いとか、長いとか、あまり関係がないと思っていたけど、光がずっとあたっているのもよくないことを知りました。植物が光害にならないような街灯が必要だと思いました。
高校1年生 災害の対策ができるのがすごいと思った。
高校2年生 普段の光が自分たちを含めてどのような影響を与えているかを理解した。
高校2年生 貴重な体験を,ありがとうございました。

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関心ワード
  • 街灯 、
  • 防犯 、
  • 発光ダイオード(LED) 、
  • 発芽 、
  • 遺伝子 、
  • 農地 、
  • 体内時計

講義No.g009028

街灯の光害で、イネが育たなくなる!?

街灯の光がイネの穂の形成を抑制する

 生活道路では、防犯や安全な通行のために街灯の設置が必要です。ところが、その街灯が農地に隣接していると、農作物の生育に悪影響を及ぼすことがあります。これを光害(ひかりがい)と言います。街灯は道路を照らしますが、一方で漏れた光は農地も照らします。これが問題なのです。
 例えばイネの場合、ほかのイネは黄色くなり実が付いているのに、光が当たった部分だけ緑のままで穂ができません。5ルクスの薄明かりでも、穂が出るのが10日以上遅れてしまいます。こうなると生育にバラツキが出て、品質が落ちてしまいます。

夜間の光が植物の体内時計に作用

 植物には、昼と夜の長さを認識する体内時計があります。また、日長時間で開花が制御されています。イネのような短日性の植物は、日が短くなると花が咲き、穂が形成されます。イネにはフィトクロムという光受容体があり、Pr型は自然光の中の赤い波長の光を感知し、構造をPfr型に転換します。Pfr型は遠赤外光を感知してPr型に戻ります。開花はこの構造転換の過程で、発芽遺伝子が働くことにより起こります。Pr型になったフィトクロムは夜になるとPfr型に戻りますが、夜に照明が照らされると、Pfr型に戻る光受容体が減少してしまいます。そうなると、日中がまだ長いと勘違いして発芽遺伝子が抑制され、発芽できなくなったり、遅れたりしてしまうのです。

光害を防ぐために開発された世界初のLED街灯

 ある地域では、この問題を解決しようと、街灯を設置しないことを含め、さまざまな策が検討されましたが、住民と農家の両者を納得させることはできませんでした。そこで、LEDを使って光の波長や点滅の周期をコントロールできるようにした街灯が開発されました。光害への影響が少なく、イネが吸収しない青、緑、黄緑の波長の光を混合して、人間が気づかない周期で点滅する設定にした光源を作ったところ、光害は起こらなくなったのです。

この学問が向いているかも 生物環境工学、農学、農業気象学

山口大学
農学部 生物資源環境科学科 教授
山本 晴彦 先生

メッセージ

 私は農学部で農業気象学を研究しています。外に出て自然に学ぶ科学を、フィールド・サイエンスといいます。農学のフィールド・サイエンスでは、自分たちの研究をいかに農業や農家の方に役立てられるかを考えます。つまり、自分たちの「思い」が科学研究として成り立って、しかもそれが最終的には実学としても役に立つような研究です。
 自然が好きだったり、フィールドワークが好きだったりするなら、あなたにマッチする研究だと思います。

先生の学問へのきっかけ

 以前は農林水産省で働いており、農場でフィールド研究を行っていました。育種や土壌肥料、病気や害虫など多分野の専門家と仕事をしていたので、幅広い視点で農業の問題を見ることができました。LEDの街灯の開発につながる光害を見抜いたのもそんな経験からです。イネの一部だけ実がならない状態を見て、害虫や肥料のムラではなく、夜の街灯の光が原因だと一目でわかりました。大学で商品開発するとアイデア止まりになり、現場の満足が得られないと聞きますが、私は実際に長く役立つ製品を開発したいと思っています。

大学アイコン
山本 晴彦 先生がいらっしゃる
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