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イベルメクチンは、なぜ人にとって安全なのか?

夢ナビライブ2016大阪会場にて収録

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細胞内部に物質を取り込むには?

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トランスポーターの意義

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イベルメクチンとは?

30分動画

講義を視聴する(30分)

高校1年生 イベルメクチンによってがんの死亡率が減ることが驚きでした。とてもわかりやすく「農芸化学」という分野に興味をもちました。ありがとうございました。
高校1年生 初めて聞く言葉ばかりだったけれど分かりやすく、すごく興味が持てました。農学部は農業だけでなく色々な分野に分かれていてもっと勉強して、学びたいものを探して学べるぐらいにこれからも勉強をやっていきたいと思います。ありがとうございました。
高校2年生 グレープフルーツのジュースと薬の組み合わせがフラノクマリンという化合物のせいで危険だということに驚ろいた。
高校1年生 人間の体になぜイベルメクチンが無害なのかがとてもすごいなと思った。
高校2年生 農芸化学に興味を持ちました。
高校2年生 わかりやすい講義をありがとうございました。薬品一つで国の人々が助けられるのはすばらしいと思いました。
高校1年生 内容がたいへんおもしろく思い、その学問に興味がわいてきました。
高校1年生 京都大学の教授に会えただけですごいと思いましたがさすが講義もトップクラスでした。
高校1年生 寄生虫はすごいと思った。
高校2年生 薬とグレープフルーツジュースを一緒に飲んではいけない理由がよくわかった。脚気の話も興味深かったです。マウスの話はわかりやすくてとてもおもしろかったです。
高校1年生 体は食べものでできているということが分かりました。脂溶性化合物には害のあるものもあるということが分かりました。体の構造は細かく見ると本当に難しいなと思いました。
高校1年生 よかった。寄生虫などはきょうみはあったけれどよかった。
高校1年生 ますます理科のことについて知りたくなった。
高校1年生 MDRIがとても重要なはたらきをしていることを知りました。タンパク質。
高校1年生 がん治療のことがよく分かったのでよかったです。
高校1年生 生物が持つタンパク質(MDRI)によって、有害物から僕達の体が守られていることを知りました。ありがとうございました。
高校2年生 とてもわかりやすかったです。興味がある分野だったので、とても役立ったし、楽しそうだと思いました。
高校1年生 少し難しかったけれ、専門的なことを聞けて良かったです。
高校1年生 今まで「農学」がどんなものかよくわかりませんでしたが、今回で生物や医学等とも関わりがあることを知れました。さらに生物が有害な物質を取り除くためのしくみがよくわかり、とても興味をもちました。いつか自分も調べたりしてみたいと感じました。
高校1年生 去年イノベクチンを調べた人がノーベル賞をとったことは知っていたがその微生物がいったなんなのかがよくわかっていなかったので、今回それについて知ることができよかったです。
高校2年生 ノーベル賞で話題となったイベルメクチンがMDRIというトランスポーターが無毒化するため、安全に使用できるというわかりやすい説明で、理解が深まりました。
高校2年生 私にとって難しい内容でしたが、とてもわかりやすい説明をしていただき理解できました。農学部に少し興味があったのですが、さらに興味が湧きました。素敵な講義をありがとうございました。
高校1年生 難しいwordがあったけど内容はとても分かりやすく理解しやすかった。
高校2年生 専門の言葉が多くて少し難かしかったのですがとても興味がわく講義でした。農芸化学会についても調べてみようと思います。
高校2年生 内容の濃い授業をありがとうございました。
高校2年生 最初はどんなものだろうと不思議に思っていましたが受講した後はよりこの学問に興味をもちました。
高校1年生 とても分かりやすかったです。たくさんおもしろいと感じました。
高校3年生 食べあわせや飲みあわせの重要性についてもよくわかった。
高校1年生 体には有害なものが入らないようなしくみがしっかりあるんだと思いました。
高校1年生 説明が分かりやすく、農学は医学ともつながり深いことがとてもよく分かりました。
高校1年生 本日はありがとうございました。農学について興味が持てました。
高校1年生 むずかしいところもあったが、分かりやすく説明してもらってたのしかったです。
高校1年生 イベルメクチンという薬のすばらしさがわかりました。
高校3年生 イベルメクチンが人間にも作用することは驚きでした。MDRIが実はいい働きをしていたことも初めて知りました。
高校2年生 難しそうな内容だったけど、分かりやすい説明で、とてもよかった。
高校2年生 ありがとうございます。科学、京大への敬意がますますいっぱいでてきました。
高校1年生 とても興味深く農学に興味を持ちました。
高校1年生 とてもわかりやすい説明でとてもよくわかりました。
高校1年生 少し難しい話だったがお面白かった。イベルメクチンについてもっと知りたいと思った。
高校1年生 具体例がたくさん出てきて分かりやすかった。グレープフルーツ・オレンジのジュースで薬を飲んではいけない理由が解かってすっきりした。MDRIが重要な役割を果たしていることが分かった。
高校1年生 今日はありがとうございました。農芸化学について興味をもち、もう少し知りたいと思いました。
高校1年生 イベルメクチンのことだけではなく、農業化学のことについても詳しく学べてよかった。化学にも色々な分野があることがわかった。
高校2年生 農芸化学というものを初めて知って興味がわきました。
高校2年生 難しい話でしたが、わかりやすく説明していただいたので農芸化学に興味がもっとわきました。
高校2年生 体の中心は栄養を吸収するために小腸ではトランスポータ(ポンプ)が存在することがわかりました。高校授業よりも群しいことがきけてよかったです。
高校1年生 ふだんきかないような授業でおもしろかった。

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関心ワード
  • 健康 、
  • 生活習慣 、
  • 酵素 、
  • タンパク質 、
  • 命(いのち)・生命 、
  • 核 、
  • トランスポーター 、
  • 細胞 、
  • 遺伝 、
  • コレステロール 、
  • 代謝

講義No.g004214

健康をたもつ仕組み

生命現象のキーマテリアル

 私たちヒトは、60兆個もの細胞から成り立っています。細胞には核があり、核には生命の設計図となる両親からの遺伝データが詰まっています。遺伝データのほとんどはタンパク質の設計図です。これらの設計図をベースに、2万種以上のタンパク質がつくられます。
 私たちは、動物や植物のタンパク質を食べ、アミノ酸にまで分解し、それらをもう一度順番につなぎなおすことによって、その2万種以上のタンパク質をつくっています。それらのタンパク質によって細胞がつくられ、私たちの体ができているのです。

幾万もの役割がある

 例えば、私たちは生きていくために、「代謝」と呼ばれる化学反応を休むことなく続けていかなくてはなりません。そうした生命現象を、促したり抑えたりするために欠かせないのが酵素です。消化酵素をはじめとして、その種類は膨大で、ほぼすべてがタンパク質からできています。
 また、タンパク質の中にはトランスポーターと呼ばれる運び屋もいます。注目はABCトランスポーターと呼ばれる種類で、細胞を包む膜にいて、さまざまな物質を輸送しています。ヒトでは約50種類が確認されており、その中のひとつ、ABCA1というトランスポーターは、細胞の中の過剰なコレステロールを、細胞の外へ出す働きをしています。コレステロールは、人体のさまざまな材料として使われる大切な物質ですが、コレステロールを過剰に蓄積した細胞が血管に付着すると血液の流れるスペースが細くなり、動脈硬化になります。動脈硬化がひどくなると、血液がうまく流れなくなり、死に至ることもあります。

生物の営みは謎だらけ

 私たちの体は膨大な数のタンパク質や脂質が本当にうまく組み合わさってできており、食べものや生活習慣、環境の変化に応じて、日々変化しています。体の健康をたもつ仕組みは、こうした毎日の食生活や生活習慣が大きな影響を及ぼすこともある大変デリケートなものです。生命は神秘の小宇宙です。その営みを解明するために、応用生命科学の挑戦は続きます。

この学問が向いているかも 応用生命科学、農芸化学

京都大学
農学部 応用生命科学科 教授
植田 和光 先生

メッセージ

 人の考え方や習慣は、国や地域、民族によって大きく異なります。
 日本の中で当たり前のことが、ほかの民族では非常識なことさえあります。
 小さなことにくよくよせずに、のびやかに生きましょう。
 失敗をおそれずに、どんどん新しいことに挑戦しましょう。

先生の学問へのきっかけ

 大学は農学部に進みましたが、文化人類学にも興味がありました。20歳の頃、『アジアを歩く』という本に影響を受け、友人とシルクロードを旅しました。「世界は日本と全然違う!」と衝撃を受けたのを覚えています。しかし、帰国後にノーベル賞学者、ジャック・モノーの本『偶然と必然』を読み、DNAの研究も面白そうだと思いました。そこで、農学部でDNAを扱う研究室を探し、農芸化学の分野と出会ったのです。こうして、DNAからトランスポーターという物質を運ぶ遺伝子を特定し、人が健康をたもつための仕組みを研究しています。

大学アイコン
植田 和光 先生がいらっしゃる
京都大学に関心を持ったら

 京都大学は、創立以来築いてきた自由の学風を継承し、発展させつつ、多元的な課題の解決に挑戦し、地球社会の調和ある共存に貢献するため、自由と調和を基礎にして基本理念を定めています。研究面では、研究の自由と自主を基礎に、高い倫理性を備えた研究活動により、世界的に卓越した知の創造を行います。教育面では、多様かつ調和のとれた教育体系のもと、対話を根幹として自学自習を促し、教養が豊かで人間性が高く責任を重んじ、地球社会の調和ある共存に寄与する、優れた研究者と高度の専門能力をもつ人材を育成します。