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講義No.08399

パーキンソン病のためのリハビリは運動機能維持に効果を発揮!

パーキンソン病は原因不明の難病

 50~60代に発症することが多いパーキンソン病は、完治療法のない進行性の病気です。わずかですが若年性と家族性の患者さんもいます。神経変性疾患の一つで、中脳で作られる神経伝達物質ドパミンの生産が減少することで、発症初期には筋肉がこわばったり、手足が震えたり、歩きづらくなったりするという症状が見られ、数年後には介助が必要になったり、さらに進行すれば寝たきりになったりする可能性がある難病です。その原因は今も解明されていません。

日常生活を続けるために投薬とリハビリが効果的

 完治することのない病気ですが、症状を軽減し、少しでも長く日常生活を続けられることを目的にした治療も行われています。生産が減少するドパミンを補充したり、ドパミンの分解を抑えるような投薬が治療の中心ですが、運動機能の低下を防ぐために行うリハビリも、大きな役割を果たしています。ラジオ体操でも散歩でも、とにかく体を大きく、筋肉を動かすことを心がけることが大事です。まったく体を動かさない人に比べ、運動機能は長く維持できることがわかっています。

専門家の指導によるリハビリが理想

 パーキンソン病は指定難病の中でも患者数が比較的多く、その症状は患者さんによって異なります。早期発見、早期治療が望まれますが、震えやこわばりといった症状を気づかれたくない、知られたくないと、病気であることを隠したいという人もいて、的確な治療を受けられない患者さんも少なくありません。パーキンソン病は薬の効果により発症後も自宅で過ごすことのできる病気です。患者会などによる支援もありますが、地域全体でのサポート体制の充実も重要な課題となっています。
 本来であれば、専門知識を持つ理学療法士(PT)などの指導を受けながら、それぞれの症状に合ったリハビリが必要ですが、その体制もまだ十分とは言えません。患者さん一人ひとりに寄り添える仕組みづくりが求められています。

病院を飛び出すリハビリテーション

夢ナビライブ2017 仙台会場

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「パーキンソン病」の症状

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患者さんが生活で困っていること

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バランス検査

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この学問が向いているかも リハビリテーション学

東北福祉大学
健康科学部 リハビリテーション学科 理学療法学専攻 准教授
中江 秀幸 先生

メッセージ

 あなたの身の回りにも体の不調で困っている人がたくさんいるはずです。でもほとんど気づかないのは、病気のことを知られたくなくて隠している患者さんがたくさんいるからです。そういう人たちを自然に受け入れ、サポートできるような地域を作りたいと考えています。
 その中で理学療法士の果たす役割はとても重要です。ケガの回復をサポートし、病気による障がいの悪化を予防するための専門的な知識を生かす場所は、病院の中だけではありません。地域でも活躍する理学療法士をめざして、一緒にがんばりましょう。

先生の学問へのきっかけ

 工学系の大学進学をめざしていましたが、養護教諭の勉強をしていた姉に「理学療法士なんて合うんじゃない?」と言われたことで、理学療法士という職業を知り、進路を変えました。
 大学卒業後、15年ほど大学病院などで、脳卒中による片麻痺のリハビリなどを担当していました。
 知識を深めたいと思って進んだ大学院で、パーキンソン病の患者さんのための相談事業を行っていた恩師と再会し、研究テーマをパーキンソン病に決めたことが、パーキンソン病に特化したリハビリテーションについて研究するきっかけとなりました。

先輩たちはどんな仕事に携わっているの?

理学療法士/医療機関(中核病院・回復期リハビリテーション病院など)/介護老人保健施設/訪問リハビリ事業所

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中江 秀幸 先生がいらっしゃる
東北福祉大学に関心を持ったら

 10月6日(土)に夢メッセみやぎで開催される大学研究&学問発見のための国公私立大 合同進学ガイダンス「夢ナビライブ2018仙台会場」で、中江秀幸先生が「在宅患者のための地域リハビリ活動と研究」というタイトルの講義ライブを11:00から実施!全部で139名の大学教授が講義ライブを実施するほか、本学を含む99大学が個別ガイダンスを実施します。詳しくは
 http://yumenavi.info/live/sendai/(パソコン、スマホ、ケータイ共通)をご覧ください。

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