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講義No.08395

発達障がいの子どもとその家族を幸せに導くために!

のび太の子育てに悩む保護者のために

 子育て中の保護者から、「忘れ物が多くて、何度言ってもちっとも治らない」という悩みをよく聞きます。こうした、『ドラえもん』に出てくるのび太くんのような子どもの中には、本人がなまけているのではなく、ADHD(注意欠如・多動症)などの発達障がいが原因の場合があります。
 努力不足でできないのではないことを、いくら「もっと努力しなさい」と叱っても、状況は改善されないばかりか、保護者も子どもも「自分は子どものしつけもできない」「どうせ自分なんか、頑張ったって叱られてばかり」と自信を失って、悪循環におちいることが少なくありません。

悪循環を脱するための「ペアレントトレーニング」

 「小児看護学」の視点から、こうした保護者と子どもを支援するには、まず保護者の辛さに寄り添い、子どもの症状の理解を深めてもらうことから始めます。そして「ペアレントトレーニング」によって子どもへのよりよい対応を学んでもらいます。それには「肯定的な注目」が重要です。
 子どものダメなところばかりが気になって、つい叱ってしまうという態度を意識的に改めて、ほめるところを探してもらいます。最初は難しいのですが、「おはようが言えた」のような、日常のささいな言動もほめる対象です。「その場ですぐに」「視線を合わせて」「短い言葉で」「ほめるように」、などのアドバイスも行います。

看護学は目の前の人を幸せにする実践の科学

 看護学は実践の科学です。トレーニング後のアンケートを分析することで、研究を深めることができます。トレーニングの結果からは、「どうせ僕なんか、といった言葉が聞かれなくなりました」「子どもといっしょに笑うことが多くなりました」「家族で和やかに過ごす時間が増えました」など、記入された言葉を丁寧に分析すると、家族全体に変化が起こってくることがわかります。専門的な知識と技術をもって、目の前にいる人の幸せの手助けができる学問が看護学なのです。

のび太のママを支援する 小児看護学の視点

夢ナビライブ2017 仙台会場

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辛さに寄り添う小児看護学

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上手なほめ方

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この学問が向いているかも 看護学

東北福祉大学
健康科学部 保健看護学科 教授
富澤 弥生 先生

メッセージ

 「看護学」は実践の科学です。看護がかかわる領域は、人が生まれる前から亡くなった後までと、大変に幅広いのが特徴です。保健看護学科の現場実習では、学生5人に対して教員と病院スタッフが1名ずつつくという手厚さで、貴重な体験ができます。
 人の健康を守るには、まず自らが健康でなければなりません。今のうちから、食事や睡眠などにも関心をもち、丈夫な体作りにつとめてください。

先生の学問へのきっかけ

 看護の世界をめざしたのは、自立して長く続けられる仕事に就きたいと考えたのがきっかけです。どんな仕事でも現実にはさまざまな困難がつきものだけれど、乗り越えて確実にキャリアを積んでいこうと考えた結果の選択でした。
 最初は消化器外科にいたのですが、結婚出産をへて、小児科に職場復帰しました。小児科は診療科にかかわらず全部の病気を看護します。そこで、小児看護の難しさを感じ、もっと勉強したいと思い、専門看護師の資格がとれる大学院まで、仕事をしながら通ったのです。

先輩たちはどんな仕事に携わっているの?

看護師/保健師

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富澤 弥生 先生がいらっしゃる
東北福祉大学に関心を持ったら

 東北福祉大学では、建学の精神である「行学一如」(理論と実践の融合)を目指し、キャンパス内にある附属病院「せんだんホスピタル」や介護老人保健施設「せんだんの丘」、幼稚園や保育所等の関連施設で様々な実習を行っています。実学臨床教育やインターンシップを行い、より現場に近い教育を実現します!福祉・マネジメント・子ども・医療・リハビリをキーワードに4学部9学科で構成されている「福祉の総合大学」です!

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