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講義No.08036

人々を幸せにし、社会をよりよくする「プロダクトデザイン」

製品の魅力を高める付加価値としてのデザイン

 クルマやスマートフォン、さらには家電製品や雑貨まで、ものづくりにおけるデザイン力が、製品の魅力を高める大きな要素として、ますます重要視されています。成熟化した今日の、ものづくりにおいては、性能や価格などと並ぶ製品の付加価値として、また生活をより豊かにしてくれる要素として、デザインへの期待と需要は高まるばかりです。
 こうした工業製品のデザインは、幅広いデザインの領域のなかでも「プロダクトデザイン」と呼ばれ、単に美しいとかかっこいいといったアート的な要素だけでなく、使う人の困っていることを解決し、より魅力的な製品にするのに欠かせない技術となっています。

プロダクトデザインを加速させる技術進化

 プロダクトデザインが注目される、もうひとつの理由としては、ものづくりにおける技術革新があげられます。例えば、立体的な3次元製品を1個からコストをかけずに創り出すことができる3Dプリンタやレーザーカッターの技術進化と普及は、これまでの大量生産によるものづくりの概念を一変させ、個人でも高レベルの製品が作れるようになりました。さらに情報の世界でも、「もののインターネット」とも呼ばれる「IoT」の普及やAI(人工知能)、ロボット技術などの進化により、生活者一人ひとりのニーズに合わせたものづくりが可能になってきました。

社会を豊かにし、人々の幸せをつくるものづくりへ

 こうしたプロダクトデザインの世界をリードしていくエンジニアに求められるのは、決して感性や美術的な才能ではありません。むしろ重要なのは、人を見る目や観察する能力、そしてきちんとした生活を営む能力と言えるでしょう。それは、プロダクトデザインの基本が生活に密着したものであり、人々が求めているもの、社会が必要としているものを発見し、製品としてカタチにしていくことだからです。そうやって生み出された製品の便利さや快適さが、社会を豊かにし、人々を幸せにするのです。

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ひとをしあわせにするプロダクトデザイン

夢ナビライブ2017 福岡会場

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この学問が向いているかも プロダクトデザイン、人間工学

西日本工業大学
デザイン学部 情報デザイン学科 教授
中島 浩二 先生

メッセージ

 情報デザイン学科では、電動バイクや車椅子から食器まで、いろいろなものを生活者の視点に立ってデザインしています。また西日本工業大学は地域の中心となる大学をめざしており、当学科でもデザインを通して地域の問題を解決するプロジェクトに取り組んでいます。
 例えば、江戸時代には万能のエコ素材だった稲わらや、放置された竹林の竹を使った製品づくりに取り組んでいます。大学外でも勉強し、地域の人と話す機会が多くなるので、就活に有利なコミュニケーション能力も身につきます。ぜひ、一緒にデザインの楽しさを体感しましょう。

先生の学問へのきっかけ

 私の専門は「プロダクトデザイン」です。その原点は、小さい頃に好きだったテレビの戦隊ものやヒーローものの影響を受け、「人を助ける仕事をしたい」と思ったことです。医者や教師などへの道も考えましたが、高校時代に工業デザインと出会い、テクノロジーを通じて人を助けることができることに気づき工学部に進学しました。その後、企業でロボットのデザインなどを手がけ、人々に便利さや幸福感をもたらすデザインの素晴らしさを実感しました。より多くの人がデザインに関わることで世の中を良くしていきたいと大学教員になったのです。

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中島 浩二 先生がいらっしゃる
西日本工業大学に関心を持ったら

 モットーは「人を育て技術を拓く」。本学の工学部・デザイン学部二つのキャンパス周辺には、自動車産業や製造業など日本の産業を支える企業・工場や大型複合施設があります。先端技術を修得し、デザインスキルを磨く絶好の環境のもと、本学は過去10年聞の平均就職率96.3%を誇ります。職業意識を育むためのガイダンス、社会人基礎力を育成する授業など地元企業との取り組みを強化。日産自動車九州との実践型連携学習プログラムは、経済産業省の「社会人基礎力を育成する授業30選」に選ばれました。

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