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福島大学の教員によるミニ講義

関心ワード
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ビジネスでも人生でも鍵を握るキーワードは「不確実性」

現在において未来を扱う学問

 企業の資金調達や投資について研究する「コーポレート・ファイナンス」という学問は、ビジネスの世界において、「将来得られるリターン(収益)のために今どんな意思決定をすべきか」について考えるものです。いわば、現在において未来を扱う学問とも言えます。
 この分野で重要なキーワードが、「不確実性」です。ビジネスで何かを目標に設定して行動を起こそうとする時、その目標を達成できる確率がわかれば、実際に行動を起こすべきかどうかを意思決定できるからです。

「ミッション」「ソリューション」「ビジョン」

 ビジネスの世界ではまず、ある「ミッション(使命)」について、なぜそれをやるべきなのかをしっかりと考えなければなりません。次に、そのミッションの達成に必要な「ソリューション(解決策)」として、商品やサービスなど、世の中に足りない「不」を埋めるためのものを考えます。そして、そのソリューションによってミッションが達成されると、社会がどう変わっていくかという「ビジョン(構想)」を描くことも大切です。このように考えると、ビジネスの世界では、時間は未来から現在に向けて流れているととらえることもできます。

決め手となるのは情報量

 ビジネスにおける不確実性について検討する際、決め手となるのは「情報量」です。行動を起こす前の段階で、今直面している不確実性の正体を見極め、それにレレバント(関連性)のある情報をいかに的確に収集するかが重要なのです。
 また、不確実性に対する理解は、ビジネスだけでなく人生にも役立てることができます。何かをめざす「未来」を決めれば、それに向けて「現在」何をすべきかが決まります。時には失敗するかもしれませんが、同じ失敗をくりかえさないように学んで軌道修正しながら進み続ければ、いずれ失敗する原因はなくなり、必ず何らかの目標に到達できます。そうなれば失敗の経験も、肯定できる「過去」になるのです。

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不確実性とビジネスの本質

夢ナビライブ2017 仙台会場

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いろいろな人が協働する組織の価値

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不便や不幸はビジネスの種

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未来を決めることが大事な訳とは?

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この学問が向いているかも 経済学、経営学


経済経営学類 企業経営専攻 教授
奥本 英樹

メッセージ

 「コーポレート・ファイナンス」という言葉は、聞き慣れないかもしれませんが、非常に面白い学問です。この学問は不確実性というものを取り扱います。不確実性についてきちんと考えることは、人生においても、とても役に立ちます。
 人間は生きている間には必ず失敗もします。「失敗は決して悪いことばかりではない」と聞いたことがあるかもしれませんが、なぜ失敗が悪いことでないのかは、不確実性というものに向き合った時、初めてよくわかります。こういったテーマに興味があれば、一緒に学びましょう。

先生の学問へのきっかけ

 子どもの頃から映画監督になることに憧れて、文学部演劇科に進学することを考えていましたが、実家で商売を営んでいた父から「将来は家業を継いでほしい」と要望されて、その大学の商学部に進学しました。
 大学ではよく学び、よく遊び、何事にも熱心に取り組んでいましたが、大学院で学んでいた時、実家の家業は運悪く倒産してしまったのです。その時の経験から「理論は嘘をつかない」と改めて実感しました。
 現在はコーポレート・ファイナンスという学問の研究に携わりながら、福島で新しい価値を生み出す起業家の育成にも取り組んでいます。

先輩たちはどんな仕事に携わっているの?

金融機関(証券、銀行)/マーケティング会社/起業(自分で会社をつくる)

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