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東北文化学園大学の教員によるミニ講義

関心ワード
  • ニューラルネットワーク、
  • 情報処理、
  • 人工知能(AI)、
  • ディープラーニング(深層学習)、
  • コンピュータ、
  • プログラム

医療や教育はもちろん、国家戦略にも影響を与える人工知能開発とは?

人間の脳を模した「ニューラルネットワーク」

 人間の脳のメカニズムは、わかっていないことがたくさんあります。人間の脳をもっと理解するために、人間の脳の情報処理の働きをモデルにした人工知能(AI)が、ニューラルネットワークです。
 脳はプログラムの必要がなく、自ら学習する能力を持っています。この学習機能をニューラルネットワークにより解明することは、脳型コンピュータの開発はもちろん、高次脳機能障がいの克服やリハビリの効率化、判断の難しい医療診断に応用できるのではないかと期待が高まっています。

人工知能を飛躍させた「ディープラーニング」

 「グーグルの猫」という、猫を認識する人工知能が話題になりました。猫に関する情報を私たちがプログラミングするのではなく、ただ大量の猫の画像をコンピュータに読み込ませ、処理を繰り返させるだけで、コンピュータ自身が猫に対する抽象的なイメージを持ち始めたのです。そこに使われたのが「ディープラーニング(深層学習)」という手法です。
 インターネットから大量のデータが得られるようになったこと、その膨大なデータを処理できる計算機を、比較的容易に入手できるようになったことで実現した、この新しいテクニックによって、従来のロジックでは成し得なかった「人工知能が独自に概念を形成する」という画期的な成果がもたらされたのです。

コンピュータがコンピュータを作る時代が来る?

 人工知能がプロ棋士に追いつくのは10年先の話と言われていたのに、ディープラーニングのおかげであっという間に、碁の名人に勝るほどの能力を身につけてしまいました。人工知能の進化と活用は、医療や教育の分野において大きな注目を集めていますが、政治や経済、外交にも大きな影響を与える時代は、すぐそこまで来ています。人間のレベルを超えたコンピュータが自らコンピュータを作り、人間が人工知能に支配されてしまう、そんなSF映画のような世界が現実になる日が来るもしれないのです。

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人工知能の逆襲~脳の学習モデルと深層学習

夢ナビライブ2017 仙台会場

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ディープラーニングのすごさ

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人工知能の将来

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この学問が向いているかも 知能情報システム学


科学技術学部 知能情報システム学科 教授
藤木 澄義

メッセージ

 興味のあること、好きなことについて、深く学んでみましょう。関連する本をたくさん読むのもいいでしょう。そこからどんどん世界は広がります。でも、「受験勉強が忙しくてそんな暇はない」という声が聞こえてきそうです。
 確かに、大学で興味のある勉強を続けるために受験勉強は必要です。しかしそれは生きた知識ではありません。偏差値などにとらわれずに大学を選び、そこでしっかり学びながら、進むべき道を見つけてください。きっとそのほうが、人生に役立つ生きた知識が身につくはずです。

先生の学問へのきっかけ

 人間の脳の情報処理の働きをモデルにした「ニューラルネットワーク」の研究を続けています。
 もともと進もうと決めていた電子工学科は、当時の花形の学問で競争率も高く、真面目に勉強に取り組みました。しかしその詰め込み型学習に疑問を感じ、地に足のついた自分の自信になるような学びができる学問は何だろう?と考え、選んだのが「物理学」でした。
 どんなに天才を生み出しても、天才が死んでしまえば脳も失われてしまいます。しかし人工知能はソフトをコピーすれば天才の能力を残すことができ、ノウハウがあればハードも作れます。

先輩たちはどんな仕事に携わっているの?

業種:情報サービス産業、ソフトウェア開発 職種:プログラマー、システムエンジニア

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