夢ナビWebセレクション

福島大学の教員によるミニ講義

関心ワード
  • 目標、
  • キャリアデザイン、
  • 経済学、
  • 経営学、
  • 会計学、
  • キャリア、
  • 経済活動、
  • 職業、
  • お金・現金

キャリア形成と、経済学・経営学・会計学という学問の関係

キャリア形成の2つのタイプ

 キャリア形成とは、自分が将来、どんな職業に就きたいのか、そのために今何をするべきなのかを考え、自分の人生をデザインすることです。キャリア形成には2つのタイプがあると言われています。
 1つは「山登り型」です。教師や看護師など明確な職業を目標として設定し、その目標(=山)に向かって知識と技術と資格の取得をめざすタイプです。もう1つは「いかだ下り型」と言われ、目標とする明確な職業がなく、いかだで川を下るときのように流れに任せ、たどり着いた先々で知識や技術を磨き、生きる力をつけていくタイプです。目標がはっきりしている場合は「山登り型」がいいのですが、10代後半で、将来の職業を決められる人は多くはありません。そこで「いかだ下り型」が注目されています。

経済活動を「お金」で表現する学問

 「いかだ下り型」のキャリア形成を考えたとき、経済学や経営学、会計学はとても重要な学問です。なぜなら、これらは、人間の経済活動全般を対象としているからです。現代の社会は、物やサービスを生産し、販売し、消費して成り立っています。そのすべての過程では「お金」が使用され、それぞれの活動の価値がお金で表現されます。経済学・経営学・会計学は、こうした「お金で表現される活動」を把握し、分析し、展望する学問なのです。

すぐに役立つわけではないが……

 経済学・経営学・会計学が扱う分野は広大で奥深いものです。それは、これらの学問が「人間の営み」を対象としているからにほかなりません。
 ですから、大学の数年間で経済学などを学んだからといって、すぐに実際の社会で役に立つわけではありません。でも、大学でこの分野の基礎的な素養を学ぶことができれば、「いかだ下り」で流れついた先々での学びがよりスムーズになることは、間違いありません。経済学・経営学・会計学は、そうした力を秘めた学問と言えるでしょう。

再生スピードを変更できます。

社会科学としての経済学・会計学とは?

夢ナビライブ2016 仙台会場

アイコン

経済学とは

アイコン

講義を視聴する(1分 その2)

アイコン

講義を視聴する(1分 その3)

アイコン

講義を視聴する(30分)

この学問が向いているかも 経済学、経営学、会計学


経済経営学類  教授
伊藤 宏

メッセージ

 「受験勉強が、将来、何の役に立つのか?」と、疑問に思っている人は少なくないでしょう。でも、どんな勉強でも、必ず将来、何らかの役に立つものです。高校時代の勉強で無駄になることなど、1つもありません。長い人生の中で、何が役に立ち、何が役に立たないかの判断は、高校生の段階ではできません。すぐに役に立つことは、すぐに役に立たなくなります。すぐには役に立たないことが、10〜20年先に役に立つことも多いのです。ですから、今の勉強は「人生の肥料」だと思って、しっかり取り組んでください。

先生の学問へのきっかけ

 大学卒業後2年間、銀行員として過ごしました。銀行では営業成績や売上げなどの目標の多くが「数字」で管理されます。その様子を見て、「人間は『数字』によって働く意欲を高めることができるのだろうか」などと考えるようになりました。そして、「人間の行動に、会計などの数値がどのような影響を与えるのか」という心理学的な問題意識を深めたのです。
 銀行を辞めて大学院に進学し、「行動会計学」「管理会計学」などを研究し、現在でも「人間の営みとしての経済学・経営学・会計学」という視点を堅持しながら研究に取り組んでいます。

先輩たちはどんな仕事に携わっているの?

銀行融資/製造業経理/大手スーパー管理/会計事務所税理士/高校教師(商業科)/公務員財務省

TOPへもどる

夢ナビロゴ

夢ナビ編集部copyright(c) 2008- Frompage Co.,Ltd. All Rights Reserved.