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京都ノートルダム女子大学の教員によるミニ講義

関心ワード
  • LINE(アプリ)、
  • スマートフォン、
  • 子ども、
  • 教育工学、
  • ICT、
  • 情報モラル、
  • 思いやり、
  • コミュニケーション、
  • Twitter(ツイッター)

SNSであなたの真意は、伝わるの?

学校では教えてくれない「スマホの使い方」

 子どもがスマートフォンを持ち始めるひとつのタイミングは、塾や習い事が多くなる小学4年生と言われています。しかし、学校ではスマホの使い方をほとんど教えていません。確かにスマホは子どもでも触るだけで使えます。高校生ともなれば大人以上に使いこなせるでしょう。でも子どもたちはスマホの危険性を知っているでしょうか?
 子どもがネット社会でトラブルに遭わないよう、その危険性やルールを教えることを「情報モラル教育」と言います。これからの時代に重要とされる学問「教育工学(エデュケーショナル・テクノロジー)」の一分野です。

話せばわかる!?

 アメリカの心理学者メラビアンは、視覚・聴覚・言語の矛盾した情報が与えられた時、聞き手は話し手の感情や本心をどうやって判断するのかを調べました。その結果「話の内容が7%、声のトーンが38%、表情が55%」でした。つまり人は言葉よりも、表情や話し方でコミュニケーションを行っているのです。つまり、対面で話してこそわかり合えるということです。例えば悪口のような話でも、表情や態度で冗談か本気かはわかります。しかしLINEやTwitterでは、相手は文字でしか情報を受け取れません。相手がどう受け止めたかもあなたにはわかりません。そのギャップに気づかず、話しているのと同じ調子で書いてしまうと、思わぬトラブルになる可能性もあるのです。

見えない相手への「思いやり」

 スマホやパソコンなどのICT(情報通信技術)は、場所や時間にとらわれない新しい学びを可能にする便利な道具でもあります。しかし、忘れてはならないのは、その先には「見えない相手」が必ずいるということです。ICTは決して自分一人の世界ではありません。「どうすれば自分の気持ちが相手に伝わるだろう」「相手はどんな状況でこれを受け取るのだろう」、という人に対する「思いやり」が大切であることは、結局、普段のコミュニケーションと同じなのです。

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スマホを安全に使うために必要な教育とは?

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この学問が向いているかも 教育工学、教育学、教育心理学


現代人間学部 こども教育学科 教授
神月 紀輔

メッセージ

 私の専門は「教育工学」という分野です。教育工学とは、学校などで機器を上手に使って学びを行うにはどうすればいいか、ということなどを考える学問です。中でも私は「情報モラル」を中心に研究しています。情報モラルというのは、子どもたちが危険に遭わない、あるいはあなたが他人を危険に遭わせないための情報の使い方です。
 なかなか難しい分野ですが、これからの時代、非常に大切な分野です。子どもたちの安全のために何をすればいいか、一緒に考えていきましょう。

先生の学問へのきっかけ

 もともとは中学校で数学教師をしていました。その頃、生徒に対して気になっていたのは、自分から進んで学ぼうという意欲を感じないことでした。
 転機になったのは、高校の新教科で「情報」の授業が始まったことです。その時の趣旨が「主体的に学ぶ」だったことに一念発起し、中学校を辞めて大学院に進学しました。そして、「教育工学」と出会ったのです。
 学ぶうちに、情報機器は無機的なものではなく、「人と人がつながるためのツールだ」ということ、そしてそれをきちんと子どもたちに伝えていくことが大事だと気づいたのです。

先輩たちはどんな仕事に携わっているの?

小学校教諭/幼稚園教諭/中学校教諭/高等学校教諭

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