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鳥取大学 農学部の教員によるミニ講義

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動物の病気の変化によって、獣医師の世界にも変化の波が!

獣医学の分野に起こっている変化

 ペットとして飼われている犬や猫は長寿命化が進み、高齢化すると生活習慣病や脳こうそくなどを起こすことも珍しくなくなりました。病気の種類として、人間と変わらなくなってきているのです。それにともない獣医師の世界も変化しています。CT(コンピュータ断層撮影)やMRI(磁気共鳴映像法)などの高度医療機器を駆使しないと、複雑化する病気に対応しづらくなっています。

進歩した医療技術による診断と治療

 これまでは、犬や猫の様子がおかしいので獣医師に診てもらっても、病名がわからず治療の方法がないということもありました。しかし、聴診器と触診、レントゲンだけではわからなかった病気が、CTやMRIで身体の断面を見ることでわかるようになり、診断の精度が飛躍的に上がって、手術が必要なのか薬で治せるのかの判断ができるようになってきました。
 また、CTやMRIのデジタルデータからは多面的、立体的な画像を作成することができるので、手術する場合、どの部分を治療すればいいのかがわかるようになり、効率的に施術できます。ただし、MRIなどの機器を使う場合には、数分から1時間程度動かずにじっとしていなければなりません。人間ならできますが、犬や猫には無理なので麻酔をかける必要があり、獣医療において麻酔の重要性が高まっています。

獣医師の専門分野の再編が始まる

 これからの獣医師には、病気に関する知識に加えて機器に対する知識も必要となります。しかし、実際にはすべての機器を使いこなすのはなかなか難しいのが実情です。ですから、獣医師の世界は、人間の医療と同じように健康診断や一般的検査手術をする一次診療と、精密検査や難易度の高い手術をする大学病院などの二次診療に分かれてきています。
 また、従来は内科と外科だけに分かれていた分野も、多様化する動物の病気に対応するため、循環器専門や外科専門、画像診断学の専門医といった専門医制度に再編されていくと考えられています。

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この学問が向いているかも 比較解剖学、画像診断学


農学部 共同獣医学科 教授
今川 智敬

メッセージ

 私が獣医師になりたかったのは、動物が好きで、動物に関わる仕事に就きたいと思ったからです。実際に獣医師になって、いろいろな動物に接することができて、とても面白いと感じています。
 あなたも獣医師になりたいと思っているなら、がんばってぜひ共同獣医学科に入ってください。ただし、獣医師になるためには、受験も大変ですし、入ってからも学ばなければならない科目がたくさんあります。受験を乗り越えて、夢と希望を抱いて大学に入ってきてください。

先生の学問へのきっかけ

 子どもの頃から動物が大好きで、「ヘビ」「カメ」「カエル」「ウサギ」や「ニワトリ」など、いろいろな生き物を飼っていて、将来は動物を扱う職業につくことをめざしていました。そして、夢をかなえて獣医師になりました。
 大学では、主に解剖学を専門としていますが、現在は画像診断の研究をしています。ペットなどの動物が長生きするようになり、人間と同じような病気にかかることも多くなっています。そうした病気の診断や治療に関する研究を進めています。

先輩たちはどんな仕事に携わっているの?

動物病院勤務(小動物獣医師)/国家公務員(検疫・衛生研究所)/地方公務員(食肉検査・大動物獣医師)/大学院(獣医学研究科)

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