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東北文化学園大学の教員によるミニ講義

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  • 視能訓練士、
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  • 失明、
  • iPS細胞

目から入る情報を科学する、視能訓練士という仕事

社会環境の変化に伴い、増加・多様化する眼の病気

 百聞は一見にしかず、ということわざがあります。私たちは毎日、本当にたくさんの情報を視覚から得て生活しています。しかし近年、目の異常を訴える人が増えています。
 糖尿病は、きちんとした治療を怠れば失明に至りますし、コンタクトレンズの間違った使い方によって感染症が多発しています。高齢化の時代を迎え、目の成人病といわれる緑内障などによって中途失明の可能性も高まっています。社会環境の急激な変化によって、今後さらに、目の異常を訴える人の増加と、症状の多様化が予想されています。反面、最初のiPS細胞による治療が目の網膜へといった明るいニュースもあります。

視能訓練士って、何をするの?

 眼科への受診を体験したことのある人も多いでしょう。そこではさまざまな検査が行われ、その検査データを基に医師が患者さんの症状を診断し、治療方針を決定しています。この検査を行うのが、国家資格を有する視能訓練士です。そのほかメガネのレンズやコンタクトレンズの度数調整、斜視や弱視の検査や視能訓練、視力が低下し十分に回復しないロービジョンと呼ばれる人に対するリハビリ指導など、眼科医療の重要な役割の多くが、視能訓練士によって支えられています。本来は眼科医1名につき2~3名の視能訓練士が必要とされているのですが、必要数の3分の1にも満たないのが現状です。

目の定期検診が必要なわけ

 人体に張り巡らされた血管を唯一、生体の表面から見ることができるのが目です。たとえ自覚症状がなくても、眼底検査などによって判断できる生活習慣病など、眼疾患の予防には早期発見・早期治療が欠かせないことから、目の定期検診の必要性が叫ばれています。
 人間の五官の中で圧倒的に量の多い、目から入る情報を脳に伝えることで、私たちはいろいろなことを理解し、行動しています。大切な目を守るために、プロフェッショナルな知識と技術を持つ視能訓練士の存在は、これからますます必要かつ重要とされるでしょう。

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見て知っちゃおう! 視能訓練士と、大学生活

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この学問が向いているかも 視覚機能学、眼疾病学、医療福祉学


医療福祉学部 リハビリテーション学科 視覚機能学専攻 教授
浅野 浩一

メッセージ

 高校生の段階で職業を決めなくてはいけないのかと、私自身も悩んだ経験があります。
 大学1,2年とは、将来を考え、試行錯誤しながら迷うことのできる貴重な時期だと思います。特に明確な職業を決めかねているのであれば、これまで接することのなかった世界と出会い、見聞を広める絶好のチャンスです。視能訓練士という仕事はまだまだ知られていませんが、今後の活躍が大いに期待される国家資格であることを念頭に、その扉を開いてみませんか? 目が教えてくれる情報を科学しながら、目の健康のために必要な知識を一緒に学びましょう。

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