夢ナビWebセレクション

岡山大学 工学部の教員によるミニ講義

関心ワード
  • 未来、
  • 予測、
  • 効率、
  • 仕事、
  • コンピュータ、
  • システム、
  • 論文

「未来予測カレンダー」で仕事の効率アップ

次に何をするかを提示する「未来予測カレンダー」

 仕事で毎年似たような作業をしていることも多いので、コンピュータによる「未来予測カレンダー」が作れます。毎年同じような仕事を、同じような時期にしているなら、起こったことや、行った作業をその都度蓄積しておけば、次に何をしなければならないかがわかります。コンピュータが過去に起こったことをもとに、使用者にすべきことを提示するカレンダーシステムです。

「使い回し」機能で効率化

 例えば去年の同じ時期に書いた申請書のような書類をまた今年も書く場合、過去の書類を呼び出して日付などを書き直して使用します。コピーしてペーストなどを行いますが、これらの作業オペレーションはコンピュータには蓄積されていません。そのため「コピー」や「ペースト」などのほかに、「使い回し」という作業オペレーションを増やし、その履歴を蓄積するようにします。そして適切な時期になれば、この「使い回し」を使うことを利用者に提示することができ、作業を効率化できます。
 また、メールで同じような内容を同じような時期に発信する場合も、未来予測カレンダーが教えてくれるシステムも考えられます。カレンダーが教えてくれた作業を行う場合には「採用」と押すと、これも蓄積されカレンダーがますます充実するシステムにできます。

グループで活用も可能

 未来予測カレンダーはグループでも利用できます。例えば会社のひとつの部署などでは、毎年同じような仕事をしている場合でも同じ人が作業するとは限りません。昨年まで先輩がしていた仕事を後輩が行う時は、先輩の作業オペレーションがわかるので仕事の引継ぎにも役立ちます。大学院でも初めて論文を書く場合、先輩がどの時期にどのような手順で書いていたのかがわかります。また受験生がどの時期にどのような勉強をしていたかがわかれば、高校生の勉強のペースなども提示できるようになります。
 独自の発想を生かせば、新しい便利なシステムはまだまだ開発できるのです。

1.0倍速 1.4倍速

アイコン

講義を視聴する(1分)

アイコン

講義を視聴する(1分 その2)

アイコン

講義を視聴する(1分 その3)

アイコン

講義を視聴する(30分)

この学問が向いているかも グループコラボレーション学


工学部 情報系学科 准教授
乃村 能成

メッセージ

 常に物事に対して「なぜだろう」という気持ちを持つことが大事です。
 しかし、「なぜだろう」という理由を調べてみると、意外に先人がそうしていたから、というような根拠だったりします。例えば10年ぐらい前の能力がまだ低かったコンピュータで物事を解決するために苦労したことが、いまでも習慣として残っていることもあります。若い世代のあなたには、過去の歴史を「なぜだろう」と考えて知ることによって、過去にとらわれず新しい発想で情報分野に貢献してほしいと思います。

TOPへもどる

夢ナビロゴ

夢ナビ編集部copyright(c) 2008- Frompage Co.,Ltd. All Rights Reserved.