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広島市立大学の教員によるミニ講義

関心ワード
  • 戦争、
  • 国家、
  • 民主主義、
  • 平和、
  • 投資、
  • 紛争、
  • 貿易

戦争のない世界をつくれるだろうか

なぜ戦争や紛争は起こるのか

 あなたは、平和を望んでいますか、それとも戦争を望んでいますか。ほとんどの人は、平和を望むと答えるでしょう。では、世界の人に同じ質問をしたら、そして、昔の人に同じ質問をしたらどうなると思いますか。おそらく、今も昔も世界中のほとんどの人が平和を望むと答えるでしょう。それでは、このようにほとんどの人が平和を望んでいるにもかかわらず、これまで幾百の戦争が起こり、何千万人以上の人が亡くなってしまったのでしょうか。そして、今後はどのようにすれば悲惨な戦争を防ぐことができるのでしょうか。

貿易は戦争を防ぐことができるか

 戦争を防ぐ一つのキーワードは、国家をはじめとする戦争を引き起こす当事者間の「信頼」です。国際政治学者の中には、貿易や投資を通じてそうした「信頼」を作り上げていくことができると考える人がいます。貿易や投資を行うには、取引相手となる相手への信頼が不可欠です。信頼できない相手と商売をする人はいないでしょう。しかも、貿易や投資は一回限りの取引ではありません。将来にわたって続くものです。こうして、国家間の貿易や投資を促進することで、互いへの信頼が強まり、戦争や紛争が起きにくくなるという考え方があります。

民主主義は平和を創造できるか?

 また、国際関係論では、民主主義国家同士は戦争をしない、紛争を平和的に解決する傾向があるという考え方があります。民主主義国家では、意思決定プロセスに透明性があり、お互いの考えがわかりやすいこと、また、民主主義国家同士は、問題や紛争を民主的で平和的に解決することをお互いに期待できることなどが理由としてあげられます。このように民主主義は制度として「信頼」を醸成しやすいシステムと言えるかもしれません。
 以上のように、戦争を防止するための要因を明らかにすることで、これからの戦争や紛争を防ぐことができるかもしれません。貿易や民主主義以外にも、「信頼」を高めるものがあります。どういうものがあるか、一人ひとり考えていく必要があります。

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この学問が向いているかも 国際学、国際政治学、国際関係論


国際学部  准教授
西田 竜也

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メッセージ

 私が高校生だった頃、将来何をやったらよいかわかりませんでした。大学生の頃でさえ、何をやりたいかわかっていませんでした。でも、今ではそれでよかったと思っています。
 高校生のあなたに心に留めておいてほしいのは、「好奇心を持つこと」、「自分で自分の限界を設けないこと」です。少しでも面白いこと、やってみたいことがあれば、必ずやってみてください。あなたの可能性は無限です。限界を設けることなく、新しいことにチャレンジしてください。必ず世界は開けます。

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