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広島市立大学の教員によるミニ講義

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「3Dプリンタ」をアート作品に利用する

思いどおりの形が簡単に作れる3Dプリンタ

 3次元の立体を造形できる「3Dプリンタ」が注目されています。一般の人も購入できる価格になり、新しい利用法が模索されています。インターネット上には、無料のソフトウェアや制作物のデータがあり、ダウンロードするだけで3Dプリンタの世界を体験できます。技術も日々進化していて、使える素材やプリント時間なども急速に改善しています。3Dプリンタは現代アート作家にとっても衝撃的です。今までは、人の顔を彫るにはそれなりの時間と技術が必要でしたが、3Dプリンタを使えば、撮影をして、データをソフトウェアで加工すれば、簡単に立体としてプリントできます。

アートへの利用は、試行錯誤の段階

 さらに驚きなのは、頭では想像できない形状もプリントできることです。例えば、複雑な歯車の組み合わせを部品ごとではなく、出来上がりの状態でプリントできます。3Dプリンタは単なる製造機械ではなく、それ自体が1つの製品工場のようなものです。このような技術の進化は、現代アート作家にとっては、表現の幅を広げ新しい作品を生み出す原動力になります。アートへの利用はまだ試行錯誤の段階ですが、すぐに思いつくものとしては、スモールワークス(小品)を作ったり、彫刻のマケット(ひな型)を作ったりする方法があります。

美術館の作品が自宅で再現可能に

 また、ロストワックスという鋳造法があります。これは、ロウで作った作品を鋳砂で覆い固め、ロウを溶かして空洞を作り、そこに金属などを流し込んで鋳物を作るという方法です。ロウの代わりにPLA樹脂になりますが3Dプリンタによる作品を使用することができます。このような技術への応用だけでなく、3Dプリンタが普及すれば、作品自体をデータとしてインターネット上で公開し、ダウンロードし、3Dプリンタで再現することも可能です。現にアメリカの美術館では一部そのようなデータを公開しだしました。

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芸術学部 芸術学科 彫刻 教授
チャールズ ウォーゼン

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メッセージ

 アートに興味がある人は、その興味を追究してもらいたいです。今作品を作っているなら、どんどん作り続けてください。もしアートに興味があって作品を作っていなければ、できるだけ早く先生と相談しながら作品を作り始めてください。美術は幅広い世界で、古いものから新しいものまでさまざまな作品があります。自分で作るだけでなく、自分の目で確かめるために美術館に行ったり、画廊に行ったり、インターネットで検索したりすると、楽しい世界が広がるでしょう。ぜひ美術への興味を持ち続けてください。

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