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岡山大学 工学部の教員によるミニ講義

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インターネットの世界を広げる、無線LANの「メッシュネットワーク」

急速に広まっている無線LAN

 現在、インターネットアクセス通信路として、無線LANの利用が急速に広まっています。無線LANではパソコンなどの端末とネットワーク接続のためのアクセスポイント(AP)の間の配線が必要ありません。無線LANは低コストであるだけでなく、パソコンの移設や移動が容易にでき、APからの通信範囲内であればどこでも利用できるといったメリットがあります。そのため、駅、空港、街角といった公共スペースでも無線LANスポットが増加しています。
 しかし無線LANはAPの提供する通信範囲が通常100m程度と狭いために、広い範囲での利用には複数のAPが必要となります。これらのAPの接続には、通常有線ケーブルが必要です。しかしこれでは、コストがかかる上に、無線LANのメリットが損なわれます。

アクセスポイントを網目状に配置する

 そこで、通信範囲の狭いAPを網目(メッシュ)状に配置し、隣接するAP間も無線通信によって接続することで、低コストで大規模な無線LANを構築する方法が考えられています。これが「無線メッシュネットワーク」です。
 インターネットアクセスには、ひとつ以上のAPをインターネット接続用のゲートウェイとし、有線でインターネットに接続します。各パソコンからは近くのAPからゲートウェイを通じてインターネットにアクセスすることができます。パソコンからAPまでの距離が遠いと弱い出力では通信できませんが、メッシュネットワークではAPを比較的近くに設置することができますので、弱い出力でもアクセスが容易になります。

ネットワーク整備を低コストで実現

 無線メッシュネットワークは、LTEといった高速通信に移行しつつある携帯電話網を補完することで、その通信性能の改善に用いることができます。また、過疎の山間地や、期間の限られたイベントなどでの利用が考えられます。さらには、発展途上国などでは、これから有線のネットワークを整備するよりはコストも削減できますので、利用が見込まれています。

参考資料
1:無線メッシュネットワーク

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工学部 電気通信系学科 教授
舩曵 信生

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メッセージ

 私の研究室ではWebアプリケーションシステム、無線ネットワーク、セキュリティ、ボランティアコンピューティングなどの研究を進めています。現在、中国、韓国、マレーシア、バングラデシュなどからの留学生が在籍し、国際色豊かな研究室になっています。
 あなたに3つのメッセージを送ります。「人との出会いを大切にしてほしい」、「目標を持って毎日を過ごしてほしい」、そして「焦らず、慌てず、諦めずの精神で、夢を実現してください」。

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